比嘉史果さんの連作マンガ「真昼の百鬼夜行」(ビームコミックス)

 

    妖怪の存在が認められている現代の日本。

    運命を予言するくだん、人の心を読むさとり、ひとまねをする河童などの妖怪が、人の住む世界に現れて、さまざまな騒動を起こします。

    ”真昼の”とあるように、妖怪たちが夜ではなく昼間に出現する物語。

    全6話からなる連作短編マンガ。

 

 

    妖怪たちがどことなく愛嬌があり、思いがけずもかわいかったりして、心なごみます。

 

    印象的だったのは第1話の「動物園のくだん君」。

    ある動物園で牛の出産が始まります。しかし、生まれたのは子牛ではなく、妖怪”くだん”でした。くーちゃんと名付けられた、そのくだんは、来園者をつかまえては、いや~な予言をするのですが・・・・・・

    

    人間側の主人公は各エピソードによって毎回替わります。

    私が好きなのは、第4話「鵺(ぬえ)の天気図」に出てくる、美人で男前なお天気おねえさんの神谷響子さん。天気予報の邪魔をする鵺との攻防がおもしろいです。

 

    マンガのほうは雑誌「ハルタ」で連載中ですので、続編が出るのを楽しみに待とうと思います。