ハインラインの名作SF「夏への扉」(ハヤカワ文庫)

 

   舞台は1970年ですが、発表されたのが1956年なので、近未来の世界ということになります。

   ロサンゼルスで親友マイルズと会社を興したダンは、美人秘書ベルとの結婚を控え、幸福の絶頂にありました。

   ところが、マイルズとベルの裏切りに会い、ダンはすべてを失ってしまいます。

   失意の中で、愛猫のピートとともに冷凍睡眠で未来の世界に向かおうと決意したダンですが、やはり、マイルズとベルに復讐しようと考えを変えます。

   しかし、返り討ちにあい、ピートは行方不明に。ダンは無理やり冷凍睡眠で未来に送り出されます。

   ダンが目覚めたのは30年後の世界。

   はたして、彼が見たものは・・・・・・?

   ダンの反撃が始まります。

 

 

   非常に気持ちの良い小説です。SFですが、難しい知識は必要ありません。

 

   とにかく、主人公のダンの不屈の行動力に引き込まれて、どんどん読み進んでしまいます。これは、イギリス人には書けない小説だなと思わせます。

 

  そして、なんと言っても、猫のピート! すごく、かわいいです。猫好きな人にはおススメです。途中、ダンと離ればなれになってしまい、どうなったかと心配させますが、きちんとハッピーな結末が待っています。

 

  読後感の良さは抜群。

  そして、作品全体が爽やかな雰囲気におおわれていて、読んでいて気持ちが良いです(序盤は少し辛いですが)。