毎日暑いですね。こう暑いと読みたくなってくるのが

 

 天野こずえさんのマンガ「アリア」(ブレイドコミックス)です。

 

 天野こずえさんといえば、連載中のマンガ「あまんちゅ」が絶好調ですが、私は、以前のさくひんの「アリア」も大好きです。

 

 舞台は近未来、テラフォーミング化されて人が住めるようになった火星。

 

 火星は、今や、海におおわれた水の惑星となっています。

 

 首都ネオ・ヴェネツィアは、運河の美しい水の都。

 

 そんな、水の都でゴンドラをあやつるのが”ウンディーネ”と呼ばれる少女たち。

 

 ヒロインは、新米ウンディーネの少女、灯里(あかり)。火星に来て、11カ月目です。

 

 灯里がウンディーネとして契約している会社がアリア・カンパニー。社員はもうひとり、先輩ウンディーネのアリシアだけ。

 

 そして、社長は、なんと、ねこ!

 

 ゴンドラの運営会社の社長は、ねこ、というのが決まりなんですね。

 

 物語は、ゆったりと、灯里の日常をつづっていきます。お客さんたちとの出会い。同業者の少女たちとの友情。

 

 ウンディーネ(水の妖精)がいるように、他の三大妖精たちもいます。火の妖精サラマンダーは気候制御技術者、風の妖精シルフは空を翔るバイクに乗った配達人、大地の妖精ノームは重力制御技術者。それぞれに、ウンディーネたちのお友だちがいます。

 

  なんといっても、絵がすばらしくきれいです。”水”の雰囲気がよく伝わってきます。出てくる少女たちもみなかわいい。

  

  私が一番好きなエピソードは”アクア・アルタ”

  これは、毎年決まった時期におこる高潮現象で、ネオ・ヴェネツィアは洪水状態になります。といっても、水の深さは膝丈ぐらい。

  水でおおわれた街の風情がとてもいい感じです。

 

  なお「アリア」には前日譚の「アクア」というマンガもあります。これは、灯里がウンディーネになるまでを描いた作品。

 やっぱり、とても素敵です。