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ミコのひなたぼっこ
ミコです(^^♪
和プロジェクトTAISHI(Tatsu Club)
からのご縁から出会った
素敵な方をご紹介します
書家 武田清園先生
いつもお世話になっております。
兵庫県在住、書家、武田清園と申します。
ミコ様より奉納揮毫感想などを書いてもらいたいという依頼が来ましたので、恐縮しながらも書かせていただきます。
2021.4.3 聖徳太子御聖忌記念奉納揮毫が初奉納でした。去年の秋頃林龍峯先生よりお声掛けいただいて参加表明していたのですが、決定したのが今年の2月でした。
宮本代表より、「行きたいお寺はありますか?」とお尋ねいただき、
「安養寺さんお願いいたします!」と即答したのを覚えています。できることなら、ご縁ある安養寺さんで初奉納をと思ったからです。私事ながら、どうなるか分かりませんと言われた持病があり、僧侶カウンセラーとして活躍されている井上寛照ご住職へおすがりしたのが、出逢いでした。
社会福祉士として書家として、どうやって生きて行ったらいいのと泣き崩れる私を陰ひなたなく支えて下さったのが安養寺ご住職でした。阿弥陀如来様とご住職の御許で、御聖忌記念奉納揮毫したい!その思いは強くありました。
宮本代表はじっくりとお話を聴かれて、「いいですよ!」と力強く承諾して下さいました。すぐに安養寺へご連絡したところ、ご住職も「はいどうぞ!」と快諾して下さいました。聖徳太子と空海のつながりは大変深いものだったからです。
年中行事にしても良いとも言われました。これに私は驚き、中学歴史教員免許を持って勉強していたのにも関わらず知らなかったことに疑問を持ちました。時間はなかったものの、急いで聖徳太子の本を一冊購入して少しでも近づこうとしました。
親族の血で血を洗う闘争の中で、和を願った聖徳太子の人物像がようやく身近になりました。さあ、頑張って揮毫構成をしようとした矢先に、国や県の福祉課から福祉現場クラスター警戒と同時に職員の自粛要請が毎日のように届きました。
また、免疫疾患を持つ私の身の上を案じて親戚一同が反対の意を唱えました。どう考えても、やるべきでない。仕事でさえようようなのに、そんなことが何故できる。しかも、自粛中の身だと。
コロナウイルスはそれほどの脅威でした。
しかし、だからこそ、禍退散の意味を込めて、奉納揮毫するべきだ。生きている人間が否と言うならば、武田家先祖代々に加護を祈ろう。母方の曾祖母は、巫女修行をして死ぬ直前にお清めして、巫女装束に着替えてから旅立ったほど、巫女としての気概を持った人。この方々の加護を祈ろう。きっと、つつがなくやり切れるように守ってくださる。そうでないなら、それまでの身体、命だ。
曾祖母に倣って、私は死装束に桜の着物を選んでいた。桜の季節に生まれた私だから、桜を着て死ぬのがいい。それを奉納揮毫用に仕立て直し、着用した。ひいおばあちゃん、私はやる。だから、守ってください。南部鉄器の刀の鍔形の文鎮を二つ用意し、奉納陣内の加護を祈ることにもした。これで、武田家先祖代々は守って下さるだろう。
ストレスで、蕁麻疹が出ていました。苦しむ私にご住職は、「辛かったら止めて良いのですよ、来年もあります」と優しく声をかけて下さいました。「聖徳太子御聖忌記念1400年は今年しかありませんから、やります!」とお答えしました。ご住職のご好意で協力者は6名も集まっていました。有難いことでした。
墨は尊敬する墨匠の鈴鹿墨にしました。薄墨にすると、美しい水色になります。和はこの色がいいと思いました。筆は熊野筆仁王、きっと一筆ごとに払ってくれる。書く文字は、和と払の旧漢字にしました。佛の字に似ていたからです。
当日は曇り空の水滴を含んだようなひんやりとした日でした。私は兵庫県南部に居ますが、安養寺はもっと北部にあります。北進するたびに温度は下がり、5度も気温差がありました。墨の発色が無事にしてくれるか案じられました。
不安な中、ご住職とスタッフの皆様が優しく迎えて下さいました。頑張ろうと思いました。ご住職の魂のこもった法楽の後、クリスタルボウル奏者宮内えり子さんの演奏がありました。場を浄化するような優しい音色に安堵しながら筆を取りました。
ところが、突風で和紙が飛び、文鎮も書き始めの印もほとんどとんでしまって、陣の中がわやくちゃになっておりました。現場を見て、どこから書けばよいのか分からなくなっていました。動揺する私をスタッフの皆様が応援するかのように見守ってくださいました。大丈夫と言い聞かせ、野点にしていた墨をお湯で薄めようとしましたが、片っ端から冷めて、にかわが硬いままでした。
これでは、予定していた「和」に仕上がらない。10秒ほど筆を止めていましたが、やはり墨の華が咲かない。この「和」はうまく仕上がらないと思いました。
その時、ご観覧くださる皆様のひそやかな吐息を感じました。息をひそめるように見守るようにして、観て下さっているのです。
ああ、これは私一人で書いているのではない。一挙一動、皆様が共にして下さっているのだと思いました。すると、阿弥陀如来様の大いなる光を感じました。一瞬、さあっと光がさした時もありました。私は護られている。どのようなことになろうと、私は御手の道具となって書ききるのみ。たとえ、不満足な出来でも、それがご意思だ。
清酒を持ち込んでいたので、墨にとくとくと入れました。艶を出すためです。墨の華が咲かぬなら、濃淡とかすれで勝負すべし。墨量を調整しながら、一筆一筆構成し直して書きました。祈るような思いとはこのことでした。
何度も突風が吹き、困らせられましたが、その度にスタッフの皆様が石や瓦を持ってきてくださいました。
【奉納揮毫は一人で書くものではない。そう思っているのならば傲慢である。その場にいるもの全てが、上もなく下もなく、一つの意識体となって書くものである】
私は奉納揮毫を通して、それを悟ったのでした。阿弥陀如来様に深く感謝して筆を置きました。不思議なことにあの南部鉄器の鍔だけは最後まで飛ばずに残っていました。後でわかったことですが、あの突風も私の思い違いを正すために荒神様が吹かれたものであるとご住職のお話から悟ることが出来ました。これはまた、機会がある時にお話させていただきます。
拙い筆と長文をお許しくださいませ。ご拝読ありがとうございました。
令和3年5月吉日 武田 清園
清園先生
ありがとうございました
奉納揮毫をされる書家様の心情
とても感動いたしました
これからもご活躍
心からお祈りしています
ありがとうございます
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