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「本来の声に近づく方法」を声の専門家で
5人の子どものパパがお届けしています
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声は進化する。
最近、あらためて
感じていることがあります。
そ
れ
は
、
声は、進化する。
これは実感です。
かつての僕は、
今出せている音域の声を
出すことができませんでした。
元々、
藤井ふみやさんのTRUE LOVE、
福山雅治さんのHELLOで、
精一杯。
しかし、
Mr.Childrenが出てきて、
高音出したくて出るようになったのが、
高校1年生の時のこと。
(14年前の貴重映像です
)
そこから時は流れ、
6年ほど前に知った
Mrs. GREEN APPLE。
その中でも
僕のこと
という楽曲に
心を揺さぶられました。
あの音域。
あの透明感。
あの切実さ。
再び「歌いたい」
そう思った瞬間から、
僕の声の前提は変わり始めました。
■ 限界は、更新される
オリンピックの
100メートル走でもそうです。
長い間、破られないと
思われていた記録が、
誰かによって塗り替えられる。
すると、その後、
同じ水準に到達する選手が
次々と現れる。
限界は、存在しているのではなく、
“共有されている認識”
として存在している。
声も同じだと
感じています。
ミセスが出てくる以前、
男性があの音域を、
あの強度と意味で出すことは、
一般的ではありませんでした。
今も一般的ではありません
。
しかし、
「それが普通に存在する」と
認識された瞬間、
身体の前提が変わる。
出るはずがない音は、
出る可能性のある音へと変わる。
■ 最初は、調子の良いときだけだった
もちろん、
すぐに歌えるようになったわけ
ではありません。
最初は、
全然出ませんでした。
それでも繰り返しチャレンジしてゆくと、
なんだかちょっとずつ出るように。
体調が良い日だけ。
気持ちが整っている日だけ。
それでも一度出た音は、
身体に記録されます。
神経は学習します。
そして、
再現性が育っていく。
今では、
調子に左右されることなく、
あの音域を扱えるようになりました。
■ なぜ一般的に
高音は出にくくなるのか
一般的に、加齢とともに
高い声は出にくくなります。
理由はいくつかあります。
・声帯の柔軟性の変化
・粘膜の乾燥
・呼吸の浅さ
・声を使う機会の減少
・失敗を避けようとする無意識の防御
年齢が上がるにつれて、
声帯は「守る」方向に
働きやすくなる。
身体は、安全を選ぶ。
だから高音は、
挑戦の領域になっていく。
■ それでも、声は進化する
それでも僕は、
年齢とともに音域が
広がっています。
これはトレーニングの成果
だけではありません。
思考の柔軟性。
自分らしく生きる選択。
表現してよいという自己許可。
これらが、
神経のブレーキを外していく。
声は筋肉でできている。
同時に、
認識と在り方でできている。
■ 声は、生き方の結果である
声は、単なる音
ではありません。
呼吸。
感情。
意図。
生き方。
それらが重なって、
声になる。
自分を抑えれば、
声は閉じる。
自分を許せば、
声は拡がる。
声の進化とは、
生き方の進化そのもの
なのかもしれません。
■ 本来の自分へ還るということ
「本来の自分へ還る」とは、
元に戻ることではなく、
更新し続けること。
声は、
その変化を
最も分かりやすく示してくれる。
だから僕は、
声を扱い続けています。
声は、まだ進化できる。
自分もまた進化できる。
そして、
あなたの声も、きっと。
(Vol.2へ続く)
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