ありがたいことに、このGWで書くことがたくさん溜まってしまいました!
普段が変化のない生活なので(笑)、まあぼちぼちとアップしたいと思います。

というわけで、まずGWに読んだ本のうちの一冊です。
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シュナの旅。

巨匠宮﨑駿の、映画化されていない作品。
ずっと興味があったのですが特に買うまではいたらなかったところ、
naotaの買った本の中から出てきて嬉しくて叫びました。
灯台もとくらし!


小説のような、マンガのような、絵本のような、不思議な構成をしています。
そして、数々のジブリ作品のモチーフとなった作品といった感じでした。
ナウシカにも似た、ラピュタにも似た、もののけ姫にも似た…
1983年刊行なので、本当にモチーフにされたのかもしれません。


結論から言うと、本当に魅力的な本です。
昔のジブリのような、生命の力強さや暗さ、世界の静けさと激しさ、ファンタジーの心揺さぶられるエネルギーに満ち溢れた作品だと感じました。


主人公のシュナの故郷は作物が実らず、
国民は貧しく、細々と暮らしています。
後継者であるシュナは、人びとを救うために「金色の種」を探す旅に出ます。
旅の途中に出会った2人の奴隷の少女。
金色の種のありかについて、不穏なアドバイスを授ける老人。
シュナが金色の種を手に入れるためにたどり着いた場所、そこは…


これがどうして映画化されないの!?と思うくらい。
いくら「もののけっぽい」「ラピュタっぽい」と言われても、映画化して欲しい。
素敵だから、売れそうだから映画化すれば良い、ではないんです。
映画になった後の動きが頭の中で再生されるくらい、映画のために作られたような作品という感じなんです。
なんだか、下書きで止まってしまったような感じがもどかしい。

でも、ちょっと思うんです。
今の宮﨑駿さんにはこの作品が放つエネルギーは裁ききれないのかも、と。
若さに突き動かされなければできないことがある、ということを最近理解するようになりました。
「風立ちぬ」とこの作品は、どちらも素敵な作品ということには変わりありませんが、対局の位置にあるように思います。

そして、これを裁ききることのできる人は、きっと自分の作品を生み出すでしょう。


穴ぼこに落っこちた作品なのかもしれないなぁ。君は。


素敵な作品でした。