消せない火を前にして思うこと | 美容外科医・Dr.安嶋“あじ先生”のブログ『あじブロ』

美容外科医・Dr.安嶋“あじ先生”のブログ『あじブロ』

あじまビューティークリニック・院長の安嶋康治(あじまやすはる)です。

クリニックで行っている美容医療のご紹介から、プライベートのお話まで、色々な事を書いています。
是非ご覧ください(^^)

◆美容外科専門医(JSAPS)◆
◆形成外科専門医◆

クマ取り界隈?下眼瞼界隈?

というのでしょうか?

脱脂にまつわる話題で大荒れの界隈。

眼窩脂肪というのは、目玉のクッション。支え。目玉を動かす筋肉の潤滑油。

そして、一度失うと二度と取り戻せない。

そんな超大切な眼窩脂肪をたくさん取れば、見た目の問題だけでなく機能的な障害まで起こすということは、正しく形成外科学、解剖学、生理学を学んだ医師であれば当然の結果。

だから、誰もそんなことはしません。

論文でも警告されています。いや、もう論文レベルだと当然すぎて警告も逆に少ないかも。

誰もしなさすぎて、逆にそれが唯一無二の神治療として崇め奉られる、この不条理。

そんな治療で涙する人が連日受診されます。

お顔のバランスに合わないまぶたのくぼみ、目玉の奥まり…独特の顔貌です。

カウンセリングルームに入られた瞬間、何をされたのかがわかります。

もう何というか、悲しいというか、悔しいというか、何とも言えない気持ちで胸が締め付けられます。

『YouTubeで再生数が多く信じてしまった』

『もっと調べれば良かった』

皆さん共通のお言葉です。

執刀医とは、先日議論する機会がありました。

が、医療に対する考え方そのものが違いすぎて、議論にもなりませんでした。

誰のために治療をしているのか、が違いました。

私としては、ここ最近の炎上を見ていて、なんかもう…諦めというか。力が抜けるというか。

あぁ、もう、注意してくれる優しさ、気づかせてくれる有り難さが理解できない人なんだな、と。

燃え盛る火の元を消火できないのであれば、皆さんを火の近くに近づかせないように。火が燃え移らないように。

細々とでも、丁寧に、正しい下眼瞼形成について発信していきたいと思いました。

1人でも多く笑顔にする。

1人でも多く涙を止める。

思ったことを、殴り書き。

取り留めなく、すみません。