ジャブロー降下作戦その舞台は、南米アマゾン川流域で起きた大規模な降下作戦で行われた。
同じコロニー出身の先輩であり、慕っていたシロー・アマダ(23)の背中を追って、MS第1中隊第02小隊に配属されたシュウ・トムラは、得意とする近接格闘戦の操縦技術でメキメキと腕を上げ、いつしかジムストライカー 隊をまとめる中尉にまで成長していった。
シュウはカスタムチューンされたジムストライカーで幾多の戦いを繰り広げ、シローに追いつこうとしていた矢先の事だった。
スパイ容疑で諮問会にかけられるシローの危機を知ったシュウは、大破した彼の陸戦型ガンダムの代替機として、強化型の陸戦型ガンダムを届ける為に、単身宇宙へと飛んだ。
既にシローには、現地改修としてEz-8の受領が決まっていたが、シュウから見ればそれは棺桶のようなもの。彼を慕う同志たちと共に作り上げた正規の強化版陸戦型ガンダム[Ezs-8]を降下ポッドで射出した。
とても08小隊と合流できそうな状態ではなかった。急遽シュウはEzs-8に乗りこみ、応戦していた。
最新鋭でフルアーマーの強化型という恩恵もあり、かなりの数のMSを落としたが、被弾とエネルギー切れでついに、力尽きるのであった。
とどめを刺そうとした若いジオン兵に対し、2機のMSがそれを阻止した。
落ち着いた声で若い兵の腕を下ろしたパイロットは気を失っているシュウごと、MSを担ぎ上げて自軍に連れて帰った。
捕虜とすることなく、シュウと接した2人の男は、いつしか固い絆で結ばれて、兄弟の契りをも交わすこととなる。
やがて2人の兄は極秘任務で統合整備計画後に受領した機体をシュウの為に仕上げた。
敗色が強まったジオンから少しでも長く生きてほしいという願いで…
戦場が宇宙に移った今でも。
UC0079.12月
まもなく終戦を迎えようとしていた。
天高く馬肥ゆる秋-サイドストーリー- 終