前回の考察で記しました 本田宗一郎様 のお言葉
をあらためて記した所、おやじが仕出かした数々の失敗
が次々と思い出して、これは残さんといかんな

と言うわけで、今回はおやじの失敗談です。
失敗とひとくくりに述べてますが、おやじは幸いな事に
大きなけがとか、お客様にトンデモナイ迷惑をお掛けした
と言う事は無かったですな。
では何が失敗だったのか

今はどうなのか知りませんがね、おやじが勤務していた頃
のメーカーには、自社検定制度と言うのが存在してまして
その等級試験を合格すると手当が増額される仕組みとなって
おりまして、その等級試験は全国共通なのですよ。
そしてその試験は1年1回しか実施されませんので、試験前
なんぞは、そりゃもう目の色変えて勉強ですわな

昔は5級から始まり、最終的には1級まで到達すると
本社に名札入りで掲示される事になり、それはそれで
名誉な事でありますし、何よりも目標が大きいですから
やりがいがある。
んで給与も上がりまくり



そしてもう一つ。
技能コンクールと言うものがありましてね、配属された
営業所単位で二人一組のペアで、与えられた課題を
こなして優劣をつけると言うもの。
勿論これも勝ち抜いていきますと 全国大会 まで
あるのですわ・・・
そんでこれも出場し、ある程度の順位に行くと給与があがる

おやじはこの二つの事で大きな失敗をしました



まずは検定試験。(2年連続で同じ課題は出ません)
2級昇格試験の時なのですが、これをクリアする条件とは
デェファレンシャルギアのオーバーホール
ショックアブソーバのオーバーホール
燃料噴射装置のトラブルシュート
学科試験
学科試験以外は、すべて制限時間20分で行うという
かなりキツイものでした。
しかし、こんな程度は予測の範疇でしたから
夜な夜な訓練していれば何とかなるわい

さて検定当日、おやじはまあ普通の感じで課題をはじめ
ました。
んで、最初のデフアレンシャルギアの課題が終わろうと
したときに、試験官から
おい
おやじ、医務室行け
と声がして、何ですか

と聞き返すと
お前、手を見てみろ

血だらけですた



専門用語で恐縮なのですが、バックラッシュ調整用の
シムで手のひらをザックリと切っていたことに気づかず
そのまま作業をしてた模様・・・・・・
むぅ・・・
緊張していないようでしてたのですなぁ


そのまま医務室に行きましてね、応急処置が終わった後
引き続き検定を・・・
ドクターストップですわな



さてその次。
おやじは在籍中2回ほどコンクールに出場しました。
んで失敗とは最初に出場した時の事。
課題は 12か月法定点検 を二人で行うと言うもの。
採点者一人が1チームについて、その作業内容を採点
すると言う、これがまあ普段やっている基本動作の確認
ですから緊張が極限まで行くのですわな

更には課題の車にはそれぞれ細工が施してあり、調整
をかけないと行けない部分、交換しないと法律上ダメな
部分と、イジワルな設定をしてありまして、おざなりの
点検では見つからんようになってましたww
協議開始の合図とともに、まずは ライト周り の確認から

ライト周りとは
ヘッドライト・ウィンカー・ハザードランプ・補助ランプ・後退用ランプ
が確実に点灯するかを確認し、もしも点灯しない場合は交換作業
となる項目です。
これやっちゃました



通常、運転席で各種装置の操作を行う人と、外で点灯確認
を行いますが、声をかけるのが運転席にいる人。
この時おやじは外で点灯しているかどうかを確認する担当
でした。
するとヘッドライトの右が付かないのですわ・・・
んでそれを記録簿に記入する。
あとから交換する為と、法定点検ですからその記録を
残す意味合いがありますからの。
作業は順調に進み、点検結果から交換すべき部品を
払い出し、いざ交換するとなった時、交換作業を受け持った
相方が おやじ~~~~これダイジョブなんだけど

へ
ついてなかったよ~~と言いましたら
おめぇ、右じゃなくて左じゃね





えっ・・・だって・・・・
あ~~~~~~~~~~~




そうなんです。
向かって右は進行方向から見ると左なんですよね・・・・
これで10分のロスタイム

最初のチャレンジは8位ですた


まあ翌年も出してもらったのですが、この時は2位


全国には行けませんでしたが、まあ納得でしたわ

さて今回のリスクを少なくする。
お気づきだと思いますが
急いては事を仕損じる。
慌てる乞食は貰いが少ない。
思い込みとは罪悪である。
落ち着いて物事に取り組む事が如何に重要なのか
そして丁寧に作業することが、最終的に早く仕上がる
事に結びつくのか。
身をもって体験をしましたなぁ

失敗は成功の母
今だこれをかみしめてるおやじ
