最近、
酵素という言葉が
ひとり歩きしている印象があり、
酵素というものを
発酵のクオリティを
さらに上げたものだと思っておられる方が多いと聞いたので、
その道のプロにお願いして
勉強会をしていただいた内容を
シェアいたします。
先に、
今、世の中にある人用、犬用の酵素飲料と言われているものを
決して否定するものではないということを申し上げておきます。
発酵と酵素は全くベツモノでありながら、
その延長線上にあるものだということは、
昨日の記事で触れています。
酵素はタンパク質ですから
全く生きてないです。
酵素は生き物ではないです(だから生きた酵素が!と言った時点でもぅ嘘なワケです)。
単にタンパク質です。
他のいろんなものの影響を受けないタンパク質で、
特に酵素と言われるものは、
タンパク質だったりとか、
脂質であったりとか、炭水化物であったりとか、
基本ひとつの酵素は1種類のものにしか反応しません。
だからたくさん多様な酵素が常に体内で生成されています。
植物にも酵素があります。
植物の酵素は根っこから吸った養分を分解構成して葉っぱにしたりお花にしたり種にしたりします。
微生物がつくる酵素もあります。
微生物由来の酵素は、微生物が食べるためのゴハンを生成するもの(道具)です。
基本微生物というものは、
これがタンパク質だ。これが脂質だ。これが炭水化物だ。とういう風な、何由来かというくらいの判断基準しかありません。
例えば、あ!これ大根だ。人参だ。シイタケだ。ワカメだ。とか分かりません。
これが食べれるか食べれないかという基準で判断し、
これはタンパク質だからタンパク質分解酵素を当てようとか、
炭水化物だから炭水化物を分解するような酵素を使おう。といったように、
それぞれその原料の成分によって当てる酵素を変えていくというだけです。
だから50種類のお野菜や、50種類の果物を入れたからと言って50種類の酵素が出来上がるかというと、そうではないです。
生きた酵素とか言われると、あたかも「微生物のように動いています。」と言っているように勘違いしそうになりますが、
酵素はあくまでも道具です。
道具の総称です。
微生物がものを発酵させ食べるときに(発酵させて食べるので)、
発酵させるときに出てくる
発酵させるために使う道具が酵素です。
じゃあ、酵素飲料と呼ばれるものっていったい何なの!?ってことですが、
発酵飲料と言われるものと基本同じものです。
酵素飲料という名の商品のラベルのどこかに発酵飲料と記載されています。
ワタシは大高酵素のスーパーオータカを飲んでいたとき、
酵素飲料を飲んでいると思い込んでいましたが、
ラベルを見るとちゃんと植物エキス醗酵飲料と明記されていました。
先に言ったとおり、酵素はタンパク質ですから、口から直接「酵素」を摂ったとしても、
自分自身の「消化酵素」によって分解されてしまいます。
タンパク質は食事から摂った場合、「タンパク質分解酵素」によって分解され、アミノ酸の形で腸から吸収されますが、
これと同じことが、口から摂った「酵素」にも起こります。
また「年齢と共に体内の酵素が減少するので、外から補いましょう」というコトバをよく見かけますが、
医学的、生物学的には、人間の体の中で働く「酵素」は、体の中でしか作られません。
体内には、食べた物を消化するための「炭水化物分解酵素」や「タンパク質分解酵素」「脂肪分解酵素」などの「消化酵素」の他に、
体の代謝機能や修復、タンパク質やビタミンの合成、毒素の排出といった生命活動や生命維持に欠かせない役割を果たす、無数の「酵素」が存在します。
こうした人間の体の中の様々な「酵素」は、
体の中でしか作られないものであり、
1日に作られる量も決まっているものであるのですが、
個体差や健康状態、生活環境や食事が個々で違うので、
それが作られる量は計りようがありません。
作り置きもできません。
冒頭で、酵素飲料(=発酵飲料)を否定する記事ではないと申し上げたとおり、
酵素飲料(=発酵飲料)が必要なワンコもいます。
そして飲まさないほうが良いワンコもいます。
外から補うことができないのなら、体内で増やすことはできないのか?
酵素飲料(=発酵飲料)が必要なコ、飲ませることで身体の機能が後退してしまうコってどんなコなの?
ということは、
力尽きてしまいましたので、いずれまた。
