
前回の続きです。
鹿児島県の徳之島の南に位置する
人口6900人の伊仙町
ここは出生率全国ダントツ2、8。
100歳以上の人口比率も
全国上位という
子育てと長寿を両立する
小さな町。
この町が
2012年に大きな決断をした。
高齢者の年齢に応じて
年5000円から36万円配っていた
敬老年金の廃止と
対象年齢をグッと絞った
敬老祝い金への衣替えだ。
浮いた財源は
子育て支援に回した。
予算の組み替えのきっかけは
町長を囲む座談会での70歳の女性の
発言だった
『町にお金がないのなら
私たちのお金はいい
孫たちに使って欲しい』
この言葉がきっかけで
予算の組み替えが行われた。
この女性のように
日本中の高齢者が少しだけでも
子育て支援のために身を削ろうと思えば
改革は大きく進む。
ただ伊仙町には
特殊な事情があった。
それは長年
『子は宝』を合言葉に
住民ぐるみで子どもを大切にしてきた
土着の
『文化』 だ。
小学校の入学祝いでは親戚だけでなく
近所の住民100人ほどが1人の子供のために
駆けつける。
学校の運動会にも自分の子や孫がいなくても
近所の大人が応援に来る。
誰かが損をし、
誰かが得をする
合意を得るのは難しい。
伊仙町は
『子は宝』の独特の文化が
これを可能にした。
全国でそれができるのか。
隣に保育所が建つのを
嫌うような社会では
難しいのかもしれない。
以上
12月22日の日経新聞 朝刊より おおまかに抜粋
何か考えさせられました
この記事。