支援級で子ども達のお助けマンをしています。

ここに書いてあることは、あくまでも私の視点で見て感じたことです。

また、学校によって様々ですので、こういう学校もあるんだなと軽い気持ちで読んでいただけるとありがたいです。

個人が特定されないように、フィクションを加えたものにしています。

個人的な思いも十分に含まれていることをご承知ください。


小学4年生のある男の子。

授業中先生の話を聞かず違うことをしていたり、教室を抜け出したり、先生方に「お前に関係ねぇーだろ!」などという暴言を吐いたり。


先生方はその子(Nくん)にかなり手を焼いていらっしゃるようでした。



支援級のフリールームの片付けをしようと扉を開けると、そこにNくんがアセアセ


授業中なのに、なぜそこにNくんがいるのか。


抜け出してきたんですねぇ、また。


とりあえず、その時間Nくんのクラスに入り込み支援をしていた先生に、Nくんを見つけたことを連絡。


Nくんは私を見ると逃げ出そうとしたので、とりあえず




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こんにちは。



と挨拶(笑)




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はぁ?何かよう?



とツレナイ返事。


頭の中でチェッカーズのギザギザハートの子守唄が流れました。(年齢がバレる(笑))


ナイフみたいに尖っては…


もう、まさにそんな感じ。





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ごめん、Nくんの足元に落ちてる丸いブロック、持ってきてくれへん?

片付けなあかんねん。


ナイフみたいに尖ってるNくんは、足で蹴飛ばしながらブロックを私のところに持ってきてくれました。



蹴飛ばしながらでも、持ってきてくれたんです。


ほんまは優しい子なんだろなぁ。





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ありがとう。

ついでに、もう一つ手伝って欲しいねんけど。

これをそこ(ちょっと高いところ)に積み重ねなきゃいけないんだ。

先生が渡すから、Nくんが積み重ねてくれる?





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めんどくせぇ。






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だよねぇ。

ごめんなぁ、手伝わせて。

ほんまは先生1人で片付けしなきゃいけないんだけどさ、ちょうどいいところにNくんがいたから、頼んじゃった。



そしたら、Nくん、手伝ってくれました。

口から出る言葉は「はぁ?」だの「めんどくせぇ。」だの可愛げがないけど、何だかんだ手伝ってくれて優しい。



本来ならNくんをすぐに教室に連れ戻すべきなんでしょう。


でも、教室から抜け出してしまったり、ナイフみたいに尖った態度であることに、何らかの意味があるんだろうなぁと思ったら、少し話をする方が大事なんじゃないかと思って、こんなやり取りから距離を縮めてみたんです。





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ありがとう!助かったわ。



そしたら、Nくんが私に世間話をしてくれました。





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ここの部屋(フリールーム)のおもちゃ、昔と置いてあるものが大分変わった。



「そうなんだね」と軽く相づちをうつと、




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知らんうちに失くなっていった。


そんな話をしてたら、Nくんは突然梯子みたいなものを登りそこから飛び降りたんです。




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ちょっと!危ないでしょ!

怪我したらどうするの?

先生、Nくんが怪我するの嫌だからやめて。



そう言ってもまた、梯子を上ってまた飛び降りたNくん





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ほんまに、怪我したら大変だからやめて!

どこか打たんかった?

ほんまに大丈夫?


と言ったらNくん、何て言ったと思いますか?




どうせ、俺なんか怪我しても、

誰も心配しないって!




私はこの言葉が悲しくて。




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そんなことない!先生はめっちゃ心配です!





俺なんか、

どうでもいい存在やねん!





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どうでもよくないから、先生はここにいるんだよ。



ナイフみたいに尖ってるように見えるNくんは、

自分を粗末に扱っているように見えます。


そうせざるを得ないのかもしれません。




他の支援級の先生にこのやり取りを話してみたところ、


「いつも怒られてばかりで、怒られ慣れてしまっているところがあるんですよね。

自己肯定感がとても低いし。

生意気な口の聞き方をするから、周りから反感を買いやすいし。

難しい子です。」



とのこと。


Nくんに、あなたは大切な存在だということを、少しずつわかってもらえたらなぁと思います。


Nくんと少しずつ歩み寄りたいなぁ。



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