「キセキ」って
そんなに珍しいものではなくて
毎瞬、毎瞬、
「その時」が
キセキってことなのかもしれない。
落ちこみのどん底で
たまたま座ったベンチ
近くに来たスズメが
ずっと囀(さえず)っていた。
まるで
わたしに何かを伝えるかのように
ずっと、呟いていて
「そんなにむずかしく考えることないよ
そのまんまでいいんだよ」
そんなことを言われているかのような‥
スズメのさえずりに
何だか癒されて、少し上を向けたり
その後、いつもとちがう
たまたま通った道からの風景が
周辺で見たこともない、初めて見る景色だったり
その時の、太陽の位置が
何ともベストなポジションだったり
駅で普通に電車が来ることや
食べたいと思ったものが
ちゃんとお店に置いてあったりすること‥
今生きてここを感じられること、
普段の「当たり前」の何気ない瞬間が
キセキの連続なのかもしれないな、と思った。
自分の殻にとじこもるのもいいけど
少し外へ目を向けたら、
そんなキセキがたくさんあるのかもしれない。



