自閉症の子は細部への注目をすると
言われています。

だからこその拘りであり、
終わりのない事もする事があります。

木を見て森を見ず。


私達から見たら、
山や森を見ていても
自閉症の子供は一本の木に目が行く訳です。

それを親が分かるのは、
自分たちの子供が幼稚園くらいの年齢になってから。
つまり、自分の子供に
「やっぱ、うちの子は自閉症だったんだ。」
と思ってから。

「うちの子も、もしかして?」
という半信半疑の頃にはなかなか見つかりません。


細部への注目。

これを理解した後も、
親は気付いてあげられない事があります。


私も、数か月前ですがこんな事がありました。

息子は百均に売ってるような、お絵かきボードが好きなのですが
そのお絵かきボードで親子で書いている時の事。


その時は、息子と私は
野菜や果物、時には鉛筆や消しゴム等
物質に棒人間の体を書いて遊んでいた時の事です。
↓こんな感じ


例えば、私が大根さんを描いていて
「これ、な~んだ」
と、聞いたとします。

そして、息子は頭をひねらせて
「にんじんさーん」
と言ったら、ブッブーと言ってから
答えは大根さーんと正解を言う感じ。

息子は玉ねぎさん、ごぼうさん等を描き
私は、紛らわしい消しゴムさんや豆腐さんを
描くような感じ。

間違えれば間違える程に、シュールで面白いゲームです。


あるとき、息子は四角い頭を描いて
コーンさんを描きました。

え?

そこで、私と息子の視点の差を初めて知るのです。

私からしたら、コーンもとうもろこしもイメージはコレ↓



しかし、息子からしたら
とうもろこしはコレで↓


コーンはコレ↓




確かに、
「とうもろこし食べよ~」
と、私が持ってくるのはコレ。



そして、ファーストフードで
食べるスイートコーンはコレ


多分、息子のとうもろこしとコーンの
違いはこういう経験からなんだと思う。


でも、とうもろこしとコーンの絶対的な物という物はなく
この、3枚の絵は
トウモロコシであり、コーンである事は
息子も理解してるのです。





たまたま、彼等が見ているのはいつでも
トウモロコシの粒なだけなのです。

恐らく、トウモロコシの食べ方が不器用なのは
粒一つ一つに、彼らからしたら
全体の中の1つではなく
1つの物が1部分に密集している様に見える
為に
食べづらいのだと思います。

これは、具に個性を持つ味噌汁や
煮物やカレーライスやシチューにも
言える事かもしれません。


自閉症や発達障害等で
細部に注目しがちな子。

食事が遅かったり、
難しい子だったら

具体的に、口に入れる順番を
促してあげたり
ごはんと、お肉、どちらから食べよっか?
と、ワクワクしながら
本人に
「じゃあこっち!」
と選ばせるように促してあげると
視覚的にも少々楽にさせれるかもしれません。


因みに、この絵は息子が
幼児の頃書き続けていた電車の絵を
ちょっとペイントで描いてみました。


何度描いてもコレなの。


何かおかしいな~と思いながら見てて。
トーマスみたいに顔なんだろな~と思ってみてたのです。

京浜東北線の時は緑のクレヨンで描いて、
中央線の時はオレンジのクレヨンでこれを毎度描く感じ。


もちろん、私が描く絵も電車と答えてくれるのですが



でも、毎度同じ。


ある時に、息子の絵がこうなった事がありました。




以前に私もこの絵の話をブログに書いた事あったので
ネタ分かってる方もいるかもしれませんが。

息子がずーっと書き続けていたのは、
車内の内部だったのです。

ドアの真ん中の目みたいなのは
ガラスに貼ってあるCMシール。
真ん中の四角いのはドア取っ手。

連続の四角いのは椅子で、横棒。

何故、息子は窓を描いて描かない時もあり。
私が内部に気付いたのかというと。

窓の描いている電車は私鉄で外の世界が楽しい電車だったのでした。



話は脱線しましたが、

トウモロコシのとコーンの違いを理解するにはどうすればいいか?

この違いを理解することで、
親はどれだけの育児が楽になる事かと思うのです。

子供が細部に注目するのはわかってても、
分からない時は分からない。

もう、こういう時は子供の好きな事を
把握したうえで、

遊びながら子供から
教えてもらうと、
知るきっかけになると思います。


子供はさんざん、どれがトウモロコシでジャガイモかは
理解してはいるのですが。
そうだとしても、
子供はジャガイモのどこに注目しているのか。

それを教えてもらうには、
ジャガイモってなあに?と
子供を教師の様に思い、教えてもらってみましょう。

まるで子供番組に出てくる、キャラクターの様に。
子供の生徒になってしまいましょう。

大人だって、自分が他人にレクチャする時は
自分の理解度がかなりのキーになると思うのですが
それは子供も、凸凹ちゃんも自閉症の子も同じ事です。

子供を把握したい時は、子供を先生の位置に立たせて
教え合う事を楽しむ。

そうする事で、子供に何かを促したい時に
子供の注目している部分や癖を把握できるようになり
楽になるかもしれません。