約10年前、体操教室で働いていた時、進級テストで手をバンザイ出来ない子がいました。
見本を見せても、口で説明しても、合格基準の肘が伸びない。
(テストなので、体に触って教えることが出来ません)
「バンザイ」は曖昧な表現なので、伝わらないと思い。
具体的に…
「肘をのばして」を言っても
こんな風に肘が曲がってしまう。
実際のテスト中は、こんな笑顔じゃないですよ、
それはもう、困った表情。
「天井届くかな?」
「耳にピッタンコして、ピーンやで」
と見本見せながら言うと、首を傾げながら
ようやく、バンザイできました。
この項目は、できて当たり前。
というか、低年齢の子も運動が苦手な子も◯がつくように作られてる項目だと思っていました。
だって、それ以外の項目が、「あいさつ」「返事」「楽しんで体操をしているか?」「気をつけ」など基本的な項目でしたから。
これまでも、ここでつまづく子はおらず、見本見せたら全員合格できていたのです。
彼は、自閉症スペクトラム症の子でした。(当時は高機能自閉症)
その子はある程度、言葉も通じるし、「ジャンプ」「走る」「動物」などは真似できるのに・・・
「バンザイ」
こんな単純なことが、なんで、わからんねんやろう???
それから気になってその子の様子を見ていると、
・後ろ回りは苦手だけれど、側転はできる。
・鉄棒で前回りをしようとすると、手が離れてしまうか、握りすぎて回れない。
など、
気になることが色々あり、調べていく先でたどり着いたのが、
感覚統合でした。
なるほど。
彼の中で、
目(視覚)からみえた「バンザイのポーズ」
耳(聴覚)から聞こえた「肘を伸ばす」
耳(聴覚)から聞こえた「肘を伸ばす」
それは、分かっていた。
けれど、
感覚として自分の手、肘が、どんな状態になっているか?が彼には理解出来ていなかった。(固有受容覚)
彼は、一生懸命バンザイをしているつもりだったし、肘も伸ばしているつもりだった。
感覚統合は、
「感覚で受ける」→「脳で判断」→「運動で対応」
このリレーがうまくできていること。
運動神経と繋がってそうですよね。
運動神経の良い人は、このリレーの→矢印部分がものすごく短く、瞬時に判断できる。
サッカーでいうとメッシや、クリスティアーノ・ロナウド、ネネイマールなど。
感覚で受け取った瞬間に判断から対応出来ている。
けれど、自閉症含め発達障がいの子は、それがうまくいかず、
・やってるつもりなのに出来ない。
・やりたくても出来ない。
が起こってしまう。
そして、この
「感覚→脳→運動」
は、運動だけじゃなく、日常生活のあらゆる行動に関わっている。
「感覚→脳→運動」
は、運動だけじゃなく、日常生活のあらゆる行動に関わっている。
だから、発達障害の子どもたちは日常生活で困っていることが多い。
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そんな感覚統合について。
3年前姫路で勉強しました→昔のブログ(この記事自体は当時泊まったゲストハウスのことし書いていません。悪しからず…)
当時、???になりながら理論を頭に詰め込み、試行錯誤の中で3年間子どもたちと運動やヨガをしてきました。
そして、今日、再び感覚統合を学ぶ機会に恵まれました。
今回は近場の難波で!!
保育士、幼稚園の先生向けに園で困っている子ども達に感覚統合の視点からアプローチするには??という内容だったので、分かりやすくとても身になる復習会でした。
3年前のテキストも、帰宅後に読むと…なるほど!!と分かる所も多くて。
最初のバンザイのできない子どもの事例に戻ると、
「耳に手をつけてピーン」で伝わったのは、耳に手が当たることで、自分の手の位置がどこにあるか…を理解しやすいヒントになった。
と思います。
10年前の私よ、そんなこと知らずにナイスアドバイスやん!!
この感覚統合は、発達障がいの子どもだけじゃなく、いわゆる健常(定型発達)の子達にも必要だったりします。
だからこそ、私はこれからもヨガや運動遊びを通して、子どもたちの体づくりを育みたいと思います。
最近は、依頼の時にヨガだけじゃなく、運動あそびも取り入れてください。と言われる事も多くなりました。
その2つをうまく融合させたクラスを作るのも、今の目標です。







