昨日の月曜日、アメリカは労働者の日でお休み。そしてその3連休最後の日は雨でした。(苦笑)


雨が降ったらまだ9月とは言えジャケットを着ないと外に出れない寒さ。そうなると外出も億劫で、夫婦で1日中家の中でぷーたら過ごしました。


することもないし、そこで最近ずいぶんお見限りの丸鶏を焼いてみることにしました。毎週日曜日の午後はサンデーローストを食べる習慣のある国で育った旦那は、やっぱ週末にローストミールが加わるとすごい嬉しいみたいだし...


玄米ごはん詰め和風ポットローストチキン

クリスマスでもないのに丸鶏のロースト。えらい豪勢な食卓...と思われるかも知れないけれど、昨日私がこのローストチキンに使った食費を聞いたら、ビックリしますよ。なんとたったの1000円以下なんです!


アメリカは国が大きく自国でなんでも生産できるから食べ物が安い!肉なんかほんまかいなぁ~~~?と疑うような値段がついています。昨日ロースト用に買った丸鶏も2キロで600円。ホルモンや抗生物質が打たれていないのもちゃんと確認して買ったのにこの値段。


何でも大量買いのアメリカ。セロリや人参も1株、1袋で買うと、夫婦二人で食べきるのは難しくて、最後変色したりヌルヌルしてきたりしますが、これも1本売りと言うのがあって、昨日はセロリ2本で20セント、人参1本で24セント計日本円に換算し50円ほどで購入しました。


付け合せに買ったロマーニレタスのサラダパックは、1つなら3ドル40セントの単価だけど、2つ買えば合わせて2ドルの大特価。昨日は一袋だけ食べたから1ドル分約100円の計算になります。


そして鶏肉のお腹に詰めた御飯は、一昨日おひょうに付け合せた玄米ごはんの残り冷ご飯です。とまぁこんな風に安上がりで、しかも豪勢に見える晩御飯だったのです。


うちは旦那が糖尿病と診断され薬を飲みだしてから、白い御飯を食べる回数がうんと減りました。


本当は美味しいお米で炊いた御飯が大好きな人なんですが、白い御飯はよくないと聞き、アンチマクロビだったのに玄米や、白米でも肉や野菜をまぜた炊き込みご飯に目を向けだしたのです。


そんな旦那の為にある日アメリカのスーパーで私が見つけたのは、この玄米でした。真っ黒けで、その名もブラックジャポニカと言います。

クッキングリッシュの会

玄米の入った袋の裏に、1カップの玄米に対し、2カップの水かもしくはチキンスープとバター(10g程度)を加えて炊いてください...と表示してありました。私はそれに従ってチキンスープとバターで炊いたのですが、これがもう激旨!


肉も魚も何も要らない、この御飯だけあれば十分ってくらいに、炊くと毎回夫婦でぱくぱくいってます!(爆)


しかし、海外の計量カップは日本のものより大きい。それが分かっているなら量を半分とかにして炊けばいいのに、私は面倒だからついつい1カップ分炊いちゃう。当然いっくら美味しいごはんと言えど残ってしまうのです。


玄米とチキンスープの組み合わせがこんなに旨いなら、玄米ごはんを鶏のお腹に詰めてローストしても、きっと美味しいに違いないと思い、土曜日の夜からの持ち越し玄米冷ご飯をスタッフィングに使うことにしたのです。


ブラックジャポニカ以外の玄米や雑穀、白米を水の代わりに丸鶏ガラスープとバターで炊いて詰めても美味しいと思います。また、たくさん作って残ってしまった炒飯を詰めてもいけそう。


普通のローストと違いポットローストの場合は、肉の目方を計ったり、それに応じて焼き時間を計算したりする手間がほとんど不要。それに今回はグレービーをお醤油と小麦粉だけで作れる簡単な和風仕立てみました。


ローストチキンと言えば、いつもはポークスタッフィングのローストチキン 。あのローストチキン、私はちょっと自信を持っていたんですが、これは我が家的にはポークを詰めたチキンを超えてしまいました。それくらい旨すぎ!


<材料 3~4人分>

丸鶏...2~2.5kg
丸鶏ガラスープとバターで炊いた玄米ごはん(または雑穀、白い御飯など)...約1合
バター...10g程度
たまねぎ、細かく切る...大1/2個
人参、皮を剥き4~5cm幅に切る...大1本
セロリ、4~5cm幅に切る...2本
丸鶏ガラスープ、パッケージ表示の分量で熱湯に溶いたもの...250ml+α
日本酒...100ml
塩こしょう...適宜
醤油...小さじ2~3
味の素...適宜(お好みで)
水溶き小麦粉...適宜

クッキングリッシュの会

1.流水で鶏の内外を綺麗に洗う。特にお腹の中は血の塊などがあったら丁寧に取り除く。

2.丸鶏を熱湯で洗う。流水で洗った丸鶏を大きなボールか鍋に入れ、鶏の高さの1/3~1/2が漬かる程度の熱湯をお腹の中に注ぎいれる。そのまま3~4分おき汚れた湯を捨てる。次に鶏を上下逆さにし、同様にしてもう一度熱湯で洗う。

クッキングリッシュの会
お腹の中に同じ血の気のある豚肉を詰めるときはこんな手間はかけませんが、
鶏のお腹の中の血や汚れが染み込んだごはんを食べるのは気持ち悪いので、
ひと手間かけて綺麗にしてからごはんを詰めました。


3.熱湯で綺麗に洗った丸鶏の内外を、キッチンペーパーで拭いて余分な水分をしっかり拭き取る。首の部分を下にして鶏を立て、お尻の部分から玄米ごはんを詰める。

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ちなみに昨日は和風と言うことで、冷蔵庫に残っていた青じそを刻んで入れてみましたが、
玄米の風味とチキンスープの味で、しその風味は全くしませんでした。
ただの時間の無駄遣い!(苦笑)


4.鶏のお腹の中に玄米ごはんを詰め終わったら、玄米が調理中外に出てこないように、お尻の部分をタコ糸で縫うか、もしくは竹串を使ってしっかり閉じる。(チキンの皮は熱湯をかけ生の時よりもろく破れやすくなっているので注意して閉じます。)

クッキングリッシュの会
このグルグルと刺したコイルは“レイサー”と呼ぶ、鶏やターキーのお尻を閉じる専用金具です。
イギリスでも日本でも見たことがないし、アメリカでしか見たことのないレイサー。
しかしそのアメリカでも、どこででも売っているというものではないんです。
アメリカ在住で欲しいと思われる方は、ここ なら売っています!


5.4の表面にバターを塗りつけ、オーブン用の蓋のついた大鍋(ル・クルーセやダッチオーブンなど)に入れ、回りの隙間にたまねぎ、人参、セロリを詰める。スープと酒も加え、塩こしょうで軽く味付けをする。(スープの塩分を考慮し調味料の入れすぎ要注意!)

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焼きあがった人参がものすごく美味しくて、
2本入れたらよかったな...と後悔。


6.5に蓋をしっかりし、180度のオーブンで1時間半焼く。途中1時間くらい経った時点で一度オーブンから取り出し、中の水分の減り具合を確認。かなり水分が減っているようであれば、熱湯で溶いた丸鶏ガラスープを適宜追加する。


7.1時間半経ったら一旦オーブンから取り出し、鍋底のスープを鶏全体にかける。オーブンの温度を200度に上げ蓋をせずに鍋をオーブンに戻し、約30~40分全体に焼き色がつくまで焼く。途中10分おきにオーブンから取り出し。鍋底のスープを鶏全体にかける。

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8.丸鶏が焼きあがったらサービング用の皿に人参、セロリと共に移し、アルミフォイルで包んで冷めないようにしておく。

クッキングリッシュの会

9.オーブン鍋に残ったスープをざるを通してボールなどに移す。(ざるに残った野菜などは処分)2つかみ程度のたくさんの氷をボールの中のスープに投じ一気に冷やす。再びキッチンペーパーを敷いたざるか、目の細かいざるでこし余分な脂を取り除く。

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氷を加えるとこの上の写真の通り、こんだけの脂が表面に浮いてきます。
これを食べちゃうと、またジムで2~3時間フーフー言わなあきませんので、
面倒でもこうして脂抜きを致します。(笑)

10.9の脂抜きしたスープを小鍋に入れて火にかける。沸騰したら醤油と、お好みで味の素で味付けし、水溶き小麦粉でとろみをつけたらグレービーソースの出来上がり。

水溶きのコーンスターチや片栗粉でも構いません。私はコーンスターチや片栗粉でとろみをつけたグレービーソースが、なんか重苦しくて嫌いなので、こだわって絶対に小麦粉を使っています。


鶏ちゃんも、この通り美味しいそうな色に焼けので、またまた晩飯のお時間です!

美味しいとは言え、冷ご飯になると冷蔵庫の中で放置プレーになってしまう玄米ごはんも、スタッフィングとして立派また役目を果たしました。レイサーを取り除くと、更にチキンの風味を増した玄米ごはんが飛び出してきました。

クッキングリッシュの会

普段はローストミールの時は必ずローストポテトを添えますが、今回はお腹に玄米でもごはんを詰めたので、さっぱりとグリーンサラダを付け合せることにしました。


サラダのドレッシングもローストチキンに合わせ和風。大阪人のお供・旭ぽん酢大さじ2に、オリーブオイル大さじ3、擦りゴマ少々を加えたものです。

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ローストした肉を切り分けるのは旦那の役目。夕べもこうして切り分けて皿に盛ってくれました。男だけど、結構繊細に盛り付けしてくれるでしょう!(笑)グレービーソースをたっぷりかけて食べました。

クッキングリッシュの会

旨すぎて、食いすぎて、夕べは寝る前に大田胃酸をさじに山盛り1杯飲みました。(汗)


食後、私が使った食器を食器洗い機に入れてる最中、旦那が残ったチキンを骨と身に分けてくれました。その骨を私がうっかり言うのを忘れたら、なんと旦那、捨ててしまったのです!!!


あぁ~~~、もったいない!あの骨を冷凍して保存しておくと、次回ラーメンを作る時に最高のガラとなるのに...(涙)

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