ここ2、3日、私は目が回るほど忙しかった。特に一昨日は最悪でした。
翌日から旦那はシアトル、私は大阪へと1週間家を空けることになっているのに、それから帰宅した翌日に義妹が来日する予定になっているから、大掃除を済ませて家を出ないと帰宅してからでは間に合わない!
兄ちゃんの嫁ブログばっかやって、ろくさま掃除もしとらん!と、実家のうわさになったら困るので(爆)、腰を傷めてから1年洗ったことのなかった窓や網戸、バルコニーまで洗ったりして、もうてんやわんやの大騒ぎ。
そんなに忙しいのに、こん手間ななパンを焼くことにしたから、さらにてんてこ舞状態だったのです。
日本ではあんまり聞きなれないこの名前、これはイギリスを代表する菓子パンの1つです。
ロンドンにチェルシーという高級住宅街があります。アメリカ人が好んで住むところで、確かマドンナも以前ここに家を持っていたのじゃなかったかな?(あれはノッティングヒルだったか???)
そのチェルシーに昔あったパン屋が作ったと言われるチェルシーバンズ。たっぷりのバターの風味とミックススパイスが効いた生地で、さらにバタークリームとカランツなどのドライフルーツを巻いて焼いたリッチな菓子パンです。
前々から一度焼いてみたいと思っていたものの、このパン、バターをまずパイ生地を作る時の要領で粉に擦り込んでから液体を加えるんです。私はパン作りやお菓子作りに時間を費やす気は一切ないので、面倒だから作りかけしませんでした。
先日ぶどうパンの好きな父に、一足早いイースターのホットクロスバンズを焼いて送って上げたら、めちゃめちゃ好評だったんです。宅配便が届いたことを知らせるのに電話をかけてきた母が、開口一番、なんて美味しいパンと絶賛したほどです。
次回帰省する時にまた焼いて持っていってあげると約束したものの、私はおだてられればなんぼでも木に登るアホで、そのホットクロスバンズよりもっと旨いパンを焼いて行って褒められたくて、そこでとうとうこのチェルシーバンズを焼くことにしたのです。
パン作りに究極を求めている人に言わせると、私のやり方は邪道で、そうする理由はここにあると言われそうですが、私は食べれるものができさえすれば、本来のルールなんかはどうでも良いんです。
そこで、バターを粉に擦り込んだりせず、熱い牛乳にぶち込んで溶かし(そうすると牛乳の温度も人肌に下がるし...爆)、その他の材料とともにホームベーカリーに投入して生地コースを選択しました。
バターが恐ろしいほど入っているのにホームベーカリーの中は温かいから、出来上がった生地は油でギトギトです。そこにさらにバタークリームを塗って発酵させるからますますギトギト。
あまりのギトギトでだれた生地に、こりゃあやっぱり失敗だったと一旦はあきらめたパンですが、オーブンから取り出すと見事なチェルシーバンズに焼きあがっていました。
昨日実家に持って来たんですが、父にも母にも、そしてたまたま遊びに来た姪にも大好評でした。特に今回はカランツや胡桃などの代わりに、ミンスミートを作るのにアメリカから買って来たドライフルーツを使ったのですが、それがまた大うけ!
グラッセチェリーやピールの色が鮮やかで、口当たりがチューイーで、ちょっとしたベーカリーのチェルシーバンズよりずっとずっと美味しく出来上がりました。
<材料 8個分>
牛乳...120ml
バター...120g
★卵...1個
★レモンの皮...1個分
★薄力粉...300g
★三温糖...大さじ1
★塩...小さじ1/2
★ナツメグ...小さじ1/2
★シナモン...小さじ1/2
★ドライジンジャー...小さじ1/2
★ドライイースト...小さじ2
強力粉...適宜(打ち粉用)
溶き卵...適宜(照り用)
(フィリング)
バター、室温に戻しておく...60g
三温糖...40g
ドライフルーツ、グラッセチェリーなど大きいものは刻む...180g
(照り用シロップ)
三温糖...大さじ2
牛乳...大さじ1
(アイシング)
粉砂糖...60g
牛乳...大さじ1
バニラオイル...適宜
<作り方>
1.牛乳を沸騰寸前まで加熱し、火から下ろし即冷たいバターを加えて溶かす。
2.ホームベーカリーにまず1をいれ、次に★の材料を上から順に投入し生地コースを設定する。
3.生地が出来上がるまでにフィリングのバタークリームを作る。室温でやわらかくしたバターに砂糖を加え、白っぽくなるまでよく混ぜ合わせる。
4.シリコンシートかクッキングシートを台の上に敷き、たっぷり打ち粉をする。2の生地をシートの上に取り出し空気を抜く。
5.4を麺棒と手のひらで約縦40cm、横25cmの長方形に延ばす。3のバタークリームを巻き終わり2cmを除き生地全体に塗る。ドライフルーツをクリームの上に散らす。(通常のチェルシーバンズではレーズンや胡桃などを入れる。)
6.5をスイスロールの要領で手前から前方へしっかり巻く。巻き終わりを底にして包丁で8等分する。
7.オーブン皿にクッキングシートを敷き、6を切り口が上になるようにして円形に並べる。焼いている内に巻いた生地が開かないように、それぞれの巻き終わりの合わせ目が隣の生地と重なるようにして並べるのがコツ。
この醜い生地を見て、この段階で失敗と断念した私。
でもこれを二次発酵させて焼くと、見事なバンズになりました。
二次発酵中、オーブン皿には解けたバターが大量に湧き、
生地は倍に膨らむものの、かなりだらけてしまいます。
8.サラダ油を薄く塗ったラップを7にかぶせ、35度前後の温かい場所で45~50分二次発酵させる。
9.少量の塩(分量外)を加えた溶き卵を生地全体に塗り、220度で余熱を済ませたオーブンで20分~25分焼く。
10.パンが焼きあがる前に照り用シロップを作る。小鍋に砂糖と牛乳を入れ弱火にかけかき混ぜながら砂糖を溶かす。沸騰したら即火から下ろす。9が焼きあがったら熱いうちにシロップを刷毛で全体に塗る。
11.アイシングを作る。粉砂糖に牛乳、バニラオイルを加え、砂糖のだまがなくなるまでよくかき混ぜる。粗熱の取れた10の表面にアイシングを好みの量だけ塗る。
ちょっと手間がかかったのと、途中、生地があんまりにもだれて、こりゃあやっぱホームベーカリーには不向きなんやわとあきらめ半分で焼いたチェルシーバンズでしたが、ホームベーカリーでもちゃんとできることを実証!
バンズが冷たくなるとたっぷり入っているバターが固まり、デイニッシュよりもっとしっかりした歯ごたえがあります。それを熱いミルクティーと共に、あるいはミルクティーにダンキング(紅茶の中にパンを浸す)して食べるのが美味しい!
翌日から旦那はシアトル、私は大阪へと1週間家を空けることになっているのに、それから帰宅した翌日に義妹が来日する予定になっているから、大掃除を済ませて家を出ないと帰宅してからでは間に合わない!
兄ちゃんの嫁ブログばっかやって、ろくさま掃除もしとらん!と、実家のうわさになったら困るので(爆)、腰を傷めてから1年洗ったことのなかった窓や網戸、バルコニーまで洗ったりして、もうてんやわんやの大騒ぎ。
そんなに忙しいのに、こん手間ななパンを焼くことにしたから、さらにてんてこ舞状態だったのです。
チェルシーバンズ
日本ではあんまり聞きなれないこの名前、これはイギリスを代表する菓子パンの1つです。
ロンドンにチェルシーという高級住宅街があります。アメリカ人が好んで住むところで、確かマドンナも以前ここに家を持っていたのじゃなかったかな?(あれはノッティングヒルだったか???)
そのチェルシーに昔あったパン屋が作ったと言われるチェルシーバンズ。たっぷりのバターの風味とミックススパイスが効いた生地で、さらにバタークリームとカランツなどのドライフルーツを巻いて焼いたリッチな菓子パンです。
前々から一度焼いてみたいと思っていたものの、このパン、バターをまずパイ生地を作る時の要領で粉に擦り込んでから液体を加えるんです。私はパン作りやお菓子作りに時間を費やす気は一切ないので、面倒だから作りかけしませんでした。
先日ぶどうパンの好きな父に、一足早いイースターのホットクロスバンズを焼いて送って上げたら、めちゃめちゃ好評だったんです。宅配便が届いたことを知らせるのに電話をかけてきた母が、開口一番、なんて美味しいパンと絶賛したほどです。
次回帰省する時にまた焼いて持っていってあげると約束したものの、私はおだてられればなんぼでも木に登るアホで、そのホットクロスバンズよりもっと旨いパンを焼いて行って褒められたくて、そこでとうとうこのチェルシーバンズを焼くことにしたのです。
パン作りに究極を求めている人に言わせると、私のやり方は邪道で、そうする理由はここにあると言われそうですが、私は食べれるものができさえすれば、本来のルールなんかはどうでも良いんです。
そこで、バターを粉に擦り込んだりせず、熱い牛乳にぶち込んで溶かし(そうすると牛乳の温度も人肌に下がるし...爆)、その他の材料とともにホームベーカリーに投入して生地コースを選択しました。
バターが恐ろしいほど入っているのにホームベーカリーの中は温かいから、出来上がった生地は油でギトギトです。そこにさらにバタークリームを塗って発酵させるからますますギトギト。
あまりのギトギトでだれた生地に、こりゃあやっぱり失敗だったと一旦はあきらめたパンですが、オーブンから取り出すと見事なチェルシーバンズに焼きあがっていました。
昨日実家に持って来たんですが、父にも母にも、そしてたまたま遊びに来た姪にも大好評でした。特に今回はカランツや胡桃などの代わりに、ミンスミートを作るのにアメリカから買って来たドライフルーツを使ったのですが、それがまた大うけ!
グラッセチェリーやピールの色が鮮やかで、口当たりがチューイーで、ちょっとしたベーカリーのチェルシーバンズよりずっとずっと美味しく出来上がりました。
<材料 8個分>
牛乳...120ml
バター...120g
★卵...1個
★レモンの皮...1個分
★薄力粉...300g
★三温糖...大さじ1
★塩...小さじ1/2
★ナツメグ...小さじ1/2
★シナモン...小さじ1/2
★ドライジンジャー...小さじ1/2
★ドライイースト...小さじ2
強力粉...適宜(打ち粉用)
溶き卵...適宜(照り用)
(フィリング)
バター、室温に戻しておく...60g
三温糖...40g
ドライフルーツ、グラッセチェリーなど大きいものは刻む...180g
(照り用シロップ)
三温糖...大さじ2
牛乳...大さじ1
(アイシング)
粉砂糖...60g
牛乳...大さじ1
バニラオイル...適宜
<作り方>
1.牛乳を沸騰寸前まで加熱し、火から下ろし即冷たいバターを加えて溶かす。
2.ホームベーカリーにまず1をいれ、次に★の材料を上から順に投入し生地コースを設定する。
3.生地が出来上がるまでにフィリングのバタークリームを作る。室温でやわらかくしたバターに砂糖を加え、白っぽくなるまでよく混ぜ合わせる。
4.シリコンシートかクッキングシートを台の上に敷き、たっぷり打ち粉をする。2の生地をシートの上に取り出し空気を抜く。
5.4を麺棒と手のひらで約縦40cm、横25cmの長方形に延ばす。3のバタークリームを巻き終わり2cmを除き生地全体に塗る。ドライフルーツをクリームの上に散らす。(通常のチェルシーバンズではレーズンや胡桃などを入れる。)
6.5をスイスロールの要領で手前から前方へしっかり巻く。巻き終わりを底にして包丁で8等分する。
7.オーブン皿にクッキングシートを敷き、6を切り口が上になるようにして円形に並べる。焼いている内に巻いた生地が開かないように、それぞれの巻き終わりの合わせ目が隣の生地と重なるようにして並べるのがコツ。
この醜い生地を見て、この段階で失敗と断念した私。
でもこれを二次発酵させて焼くと、見事なバンズになりました。
二次発酵中、オーブン皿には解けたバターが大量に湧き、
生地は倍に膨らむものの、かなりだらけてしまいます。
8.サラダ油を薄く塗ったラップを7にかぶせ、35度前後の温かい場所で45~50分二次発酵させる。
9.少量の塩(分量外)を加えた溶き卵を生地全体に塗り、220度で余熱を済ませたオーブンで20分~25分焼く。
10.パンが焼きあがる前に照り用シロップを作る。小鍋に砂糖と牛乳を入れ弱火にかけかき混ぜながら砂糖を溶かす。沸騰したら即火から下ろす。9が焼きあがったら熱いうちにシロップを刷毛で全体に塗る。
11.アイシングを作る。粉砂糖に牛乳、バニラオイルを加え、砂糖のだまがなくなるまでよくかき混ぜる。粗熱の取れた10の表面にアイシングを好みの量だけ塗る。
ちょっと手間がかかったのと、途中、生地があんまりにもだれて、こりゃあやっぱホームベーカリーには不向きなんやわとあきらめ半分で焼いたチェルシーバンズでしたが、ホームベーカリーでもちゃんとできることを実証!
バンズが冷たくなるとたっぷり入っているバターが固まり、デイニッシュよりもっとしっかりした歯ごたえがあります。それを熱いミルクティーと共に、あるいはミルクティーにダンキング(紅茶の中にパンを浸す)して食べるのが美味しい!


