新しい年を迎えて
最初にページをめくりたくなった本
それがこちら![]()
【旅をする木】
星野道夫 著
文春文庫
1978年に初めて降り立ち、アラスカに根を下ろすことになった著者の16年の間に触れたアラスカの雄大な自然と美しくも厳しい動物たちの生き様や先住民族の人々や開拓時代にやってきた人々の生と死が隣り合わせの生活などが綴られ、著者とアラスカを結ぶ絆、アラスカの大地の息吹を力強くも優しく繊細に伝えてくれる33篇が収録されている。
この【旅をする木】という本に出会い、
人生観が変わったというひとが
いったいどれほどいるだろうか。
ページをめくるたびに、
ひとつひとつのお話を聞かせてもらうたびに
じんわりと胸の中が温かい気持ちでいっぱいになる。
本を読んでいるはずなのに、
オーロラの下で、可憐に揺れる草花の傍で、
ゆっくりと腰をおろして
優しく語りかけてくれる
星野さんの言葉に耳を傾けている気分になる。
大切に楽しみに、
毎日ひとつずつ聴かせてもらいたくなる、
そんなお話ばかりです。
「ページをめくるようにはっきりと変化してゆくこの土地の季節感が好きです」
そう言う星野さんの紡いでいく言葉や想いが溢れる
私にとって、とても大切な一冊です。
ワスレナグサ
このなんとも可憐な花
アラスカの州花だそうです
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