以下の動画をご覧ください。
毛むくじゃらの動物が映っています。
羊です。
羊は、アレックスと名づけられました。
アレックスは、オーストラリアのビクトリア州中央部にある
アレクサンダー山で、野生の羊として生きてきました。
オーストラリアでサンクチュアリを持つ「Edgar's Mission 」は、
登山者から通報を受け、アレックスを保護にかけつけました。
彼の体は、とても多く、重く、汚れた自らの羊毛で覆われていました。
毛は、雨や尿で濡れ、小枝や樹皮がこびりつき、カブトムシがはりつき、ウジ虫がわいていました。
お尻は糞がこびりついています。
アレックスは健康状態が非常に悪く、すぐに水や餌が与えられ、点滴がなされました。
長時間の輸送に耐え、サンクチュアリに到着します。
上から見ると、ただの毛の塊に見えます。
ですが、これはアレックス。
感情も個性もある1頭の羊です。
すぐに羊毛の刈り取り作業が行われました。
人間の優しさに触れたことのないアレックスは、最初はハサミを頑なに拒否していたそうです。
しかし、Edgar's Missionのスタッフが奮闘し、刈り取りに成功しました。
羊毛の重さは、なんと40kg。
こうして、無事保護され、40kgの毛を刈り取ってもらったアレックスは、
その後、サンクチュアリで幸せに暮らし、見違える姿となりました。

これはわずか1年前の話です。
アレックスのこの動画は、世界で35億回再生されたそうです。
アレックスは、おそらくウールを生産する牧場から逃げ出した羊だと思われます。
アレックスは、日本人も頻繁に使用する、ウール・羊毛の犠牲者です。
羊は毛が生え変わらず、人の毛刈りが必要な動物と思っている人が多いですが、元々はそうではありません。
本来は、毛が抜けて生え変わる動物です。
人間が品種改良を行い、毛の生え変わらない、大量に毛が生える 羊を作り上げてしまったのです。
それがメリノ種という羊です。
ウール製品を購入すれば、原材料名にメリノウールと書かれているでしょう。
メリノ種は、人間に刈り取らってもらわなければ、数十kgの毛を背負いながら生きていくことになります。
以下の動画の羊ビクトリアも、おそらくは元家畜で、農場から脱走し、野生化した羊です。
少なくとも4年以上 野生で生きましたが、全身毛まみれの異常な状態になっています。
保護されたときには、26kgものウールを背負っていました。
こちらの羊Baarackは、ウール農場から逃げ出し、
35kgのウールをつけて森に隠れていたところを、サンクチュアリに保護されました。
Baarack - Edgar's Mission Farm Sanctuary
人間が欲するウールのために、メリノ種の羊たちは自分達だけでは生きられない体にされてしまっているのです。
この品種改良が原因で、羊毛産業の農家たちは
残酷な虐待行為である「ミュールジング」を羊たちに行います。
ミュールジングとは、子羊の臀部(でんぶ)・陰部の皮膚と肉を切り取ることを言います。
羊を画像のように足を広げて固定し、臀部・陰部の肉をハサミのようなもので切り取るのです。
https://www.instagram.com/stopusinganimals/
モザイクをかけましたが、羊の股間の部分が真っ赤に染まっているでしょう。
実際の映像は、血まみれで非常に痛々しいです。これが麻酔なしで行われているのです。
羊は、多くのウールを得るために皮膚を拡張させられたため、深いシワができます。
臀部・陰部のシワには糞がたまり、毛に付着しやすく、そこにウジ虫がわきます。
それを防ぐために、このミュールジングを行い、毛が生えない皮膚の状態にしているのです。
ミュールジング:ウールの残酷性 | Vegan Fashion (no-fur.org)
ご自身の皮膚と肉を、麻酔なしで切り取られたら、どれほどの痛み・苦しみを味わうのか、想像に難くないでしょう。
子羊たちは、人間が着飾るウールのために、体を切り刻まれ、肉をえぐりとられているのです。
羊は本来、長い尻尾を持っています。
しかし、家畜の羊のほとんどが、尻尾が短くなっています。
これはウールの農場が、羊の尻尾を切り落としているからです。
生後数週間の子羊たちに、このような残酷なことが麻酔なしで行われています。
人間都合で品種改良されてしまった羊は、糞尿が毛に付着しやすく、そこにウジ虫がわきます。
それによって、蠅蛆症(ようそしょう)という感染症にかかり、それが原因で死んでしまう事もあります。
ヒツジのお尻を清潔に保つことが出来れば、この病気にかかる事はありませんが、
金儲け、すなわち効率を重視する羊毛業界はそんなことはやる気がありません。
なので、手っ取り早く済ませるために、尻尾を切り落とすというわけです。
尻尾を切りとられた羊たちは、尻尾や体が血まみれになります。
このように、輪ゴムをつけて、血流を止め、壊死させ、腐った尻尾が地面に落ちる、という方法もあります。
切り取られた尻尾は、ゴミとして処分されます。
去勢も麻酔なしで行われています。
ゴムリングを陰嚢に巻き付け、血流を止め、
2週間~4週間ほどで、陰嚢が委縮し、壊死し、腐って睾丸が地面に落ちる、というやり方です。
農家は痛くないなどと言っていますが、痛くないわけがないでしょう。
痛くないというなら、自分でやってみてそれを証明していただきたいものです。
品種改良が原因で、ダニ、シラミ、クロバエ、ケジラミといった外部寄生虫が、羊に寄生しやすくなっています。
そのため、羊毛産業の農家たちは「シープディッピング」を羊たちに対して行います。
シープディッピングとは、羊の毛の寄生虫などの病原菌を殺すためシープディップという薬品を入れた水槽に羊を浸すことを言います。
Kilmacolm Farm Tours - Dipping Sheep - YouTube
驚いて出ようとする羊に、農家がサスマタで押さえ込み、顔まで沈めます。
シープディッピングは、多くの農場で行われています。
ひどい農家にもなると、以下のように顔を含めて全身を浸して溺れさせる農家もいるのです。
羊は人間と違って、せーのっで息は止められませんから、有毒な薬品が、目や鼻や口に入ってしまうでしょう。
逃げ場のない場所で、水が迫ってくる恐怖、溺れる恐怖は、計り知れません。
人間によって品種改良されたことが原因で、様々な虐待を受けなければならないのが、羊毛産業の羊たちです。
日本人の多くは、
ウールは、動物園のパフォーマンスショーのように、ほのぼのとした雰囲気で優しく毛を刈ってると思いこんでいるようですが、
あれはただのショーだからそうしているだけであって、現実は異なります。
以下は、オーストラリアの農場の映像です。
大量生産をしなければならないウール産業では、雑に乱暴に刈り取るのが基本です。
羊毛産業において、毛を刈り取る職人の給料は、歩合制です。
つまり、どれだけ刈り取れたかに応じて、給料が支払われます。
しかも、毛刈りはかなりの重労働です。
ですので、作業が雑になり、乱暴になり、毛刈りの際に肉を刈り取ってしまうこともあります。
刈られた際の恐怖、痛みで、羊は鳴き叫び、暴れたり、抵抗したりします。
そのため、思い通りにならないことに苛立ち、暴力を奮う職員もいます。
乱暴に毛刈りをされた羊たちは、毛刈りを終えた後は疲弊しています。
この羊は、毛を刈り取られた後、立ち上がれず、這って刈り取り場所を脱出しているところです。
乱暴な扱いをされ、暴行され、死んでしまう羊たちもいます。
雑な毛刈りにより、毛刈り後30日以内に年間100万頭が死亡しています。
羊の皮膚や肉を刈り取ってしまった場合は、獣医師ではない職員がたちが、麻酔なしで傷口を縫います。
ただでさえ肉を刈り取られて痛みを感じる羊に、素人の無麻酔の処置により、さらに激痛を与えるのです。
恐ろしいことに、このようにチェーンソーを用いて刈り取る農家もいます。
少しでもミスれば、あっという間に肉が切り取られてしまうでしょう。
羊は普通の毛刈りさえ恐怖ですが、爆音を聞きながら、恐ろしい刃物を体にあてられる、壮絶な恐怖を体験するのです。
毛刈りは一斉に行われるため、
暑い時期は、炎天下の中、餌も水も与えられず、何時間も放置されます。
暑さが原因で死んでしまう羊もいます。
寒い時期にも毛刈りは行われますが、
毛を刈り取られて寒さをしのげなくなってしまった羊たちは、寒さのために毎年100万頭が死亡しています。
羊毛産業では、40%の子羊が生後8週間以内に寒さや飢えなどで死亡し、
年間800万頭の成羊が、病気や施設不足、管理怠惰などのために死亡しています。
犠牲は羊だけにとどまらず、羊の誘導をスムーズに行うために、労働犬が使用されます。
労働犬は餌をもらって大切にしてもらっていたらいいのでは、と単純に考える人も多いようですが、
労働犬を繁殖させられる繁殖犬
労働させるための厳しい調教
歳を取ったり、病気になるなどして働けなくなり、利用価値のなくなった犬の遺棄や処分など、
動物を使役すると必ず様々な問題が出てきます。
表向きは大切にしていたとしても、いざ利用価値がなくなった時に、その人間の本性が出るのです。
羊たちは、これらのような数々の苦しみを経て、生産量の落ちた羊は使い物にならなくなり、屠殺場に送られます。
以下は、労働犬を使って、トラックに追い込んでいるところです。
人間が、大声で煽ったり、電気が流れる棒を使ったりして追い込むこともするようです。
トラックに詰め込まれた羊たちは、と殺場までの長距離を、ぎゅうぎゅう詰めにされながら運ばれていきます。
そして屠殺場に着いた羊たちは、麻酔なしで頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
ウール製品を買う方、ラム肉を食べる方は、目を反らさず動画をしっかりとご覧ください。
中東に輸出されることもあり、これが最も悲惨です。
オーストラリアの羊たちは、「死の船」と呼ばれる船に何百万頭も乗せられ、3~6週間ほどの間、
南半球から北半球への気温差やサイクロンなどの過酷な気象条件や座ることもできない過密さの中で
水もなく、糞尿にまみれて、中東などに輸送されます。
以下は、輸送された羊たちの映像です。
病気や怪我、不潔になり必要のなくなった子羊を海に捨てる(動画)
倒れたまま、かろうじて息をしている瀕死状態の羊。
船の中には、羊の死体が至るところに転がっています。
死んだ羊が職員に運ばれています。
運んで死体を積み重ねているようです。
死んだ羊を、海に捨てる様子も映っています。
船は、過密で不衛生な環境で、怪我をしたり病気が蔓延しますが、治療されることはありません。
到着するまでの間に18%の羊が死亡します。
そのほとんどが餓死による死亡です。
航海中に病気やケガをした羊はミンチにされ、鮫に投げ与えられることもあります。
なんとか生きて港にたどり着いたとしても
身体をひきずる羊を屠殺場に追い立て、
宗教儀式の理由により意識のある状態で喉を切り殺されます。
別の屠殺場までさらにトラックで搬送されたり、
手足を縛った状態で車のトランクや屋根に縛り付け自宅まで運び屠殺することもあります。
中東の真夏は50度くらい気温が上り、衰弱しきっている羊は立つことすらできません。
オーストラリアから輸出される羊は、2014年時点でも年間4億頭です。
毎年億を超える命が、このような悲惨な最後を迎えるのです。
遠い国で起こっていることではありますが、ウール製品を購入している日本人は全員加担者側です。
ウールは、セーター、ニット、帽子、スーツ、制服、羊毛フェルトなどで使用されています。
日本では、ラム肉も、ウールも輸入に頼っており、特にウールはほぼ100%輸入です。
日本は、世界3位のウール消費大国です。
つまり、ウールを大量消費する日本人が、この虐待産業に大きく貢献しているのです。
ツイッターで、「保護犬 羊毛フェルト」「保護猫 羊毛フェルト」などで検索してみてください。
大量に、羊毛フェルトを作ったり、買ったりしている、保護犬猫愛好家たちのツイートがあります。
これがあるので、犬猫愛護の界隈には、ウールの実態が全く広がらないのです。
動物愛護を訴えるはずの人たちが、羊毛を利用し、羊の虐待を促進しているのです。
動物愛護とは一体何なのでしょうか?
人間はウールなど利用しなくても生きられますし、羊毛フェルトに至っては ただの趣味・自己満足の世界です。
羊毛フェルトを売っている人稼いでいる人は、やってることが犬猫兎のブリーダーたちと全く同じです。
ウール製品を買うのをやめてください。
羊毛フェルトの利用をやめてください。
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