ただいま、6月5日の宗次ホール・ランチタイムコンサートに向けて準備中です。
今回のプログラムはクラシック曲半分、あとはピアソラ、アイリッシュなど、私にとっては初めてのジャンル満載。
そして初のピアソラ・ピアノソロも弾きます[E:shine]
「オブリビオン」
友人から楽譜を送ってもらい、早速弾いてみたのですが、もともとフルートやヴァイオリンとのデュオで演奏されることの多い曲のためか、なんだか音が物足りない・・・。
というわけで、私なりにアレンジを加えてみる事にしました[E:flair]
本番に思いついたものを即興的に・・・なーんてかっこいいことはこわくてできないので、弾きながらせっせと楽譜に書きこんでいるのですが。
これが毎日弾く度に違うアイディアが浮かんで、とっても楽しい[E:happy02][E:up]
大学院時代、チェンバロでバッハのフランス組曲を弾いた時に、装飾や変奏を一生懸命考えてたことを思いだしました。
もともとバッハがきちんと記譜するようになるまでは、音楽は演奏者の即興能力にゆだねられる事が多かったようです。
時代を経てモーツァルトの作品にも、演奏者にある程度カデンツァを求められるような作品がいくつかあります。
解釈は様々だと思いますが、モーツァルト自身が即興演奏の名手であったことを考えると、演奏者自身が独自のカデンツァを加える事もあながち間違いではない気がします。
即興といえば・・・。
音そのものを加えたり変化させりするばかりが「即興力」ではなく、書かれたフレーズを直感的にどう弾くか、というのも1つ。
そしてアンサンブルをする時、パートナーに仕掛け、呼応する「即興力」。
音楽は、そういった演奏者の即興力によって初めて『生きた』ものになる。
毎回練習通りの同じ演奏をしていても、聴く側も演奏する側も楽しくないですし、それが本番、コンサートというもののはず。
もちろん、クラシック音楽に関してはしっかりとした土台(技術・様式感)があった上での話ですが・・・。
弾きたい曲はいっぱい。でもまだまだ「弾くのに一生懸命」な私。
本番をもっと楽しむために、そしてお客様の心へ届く音楽が出来るように、地道に練習頑張らなくちゃ[E:punch]
ピアソラのアレンジから、こんな事を思った一日でした。