「るりねー、こういう本知ってる?」
あかねがお泊まり用リュックから一冊の本を取り出した。
みな、お風呂に入り、夕食を済ませ、みつばの部屋へと移動し、まったりしはじめた。
あかねとみつばはぬいぐるみ(ぱれっと・かあら)で遊んでいてかえで(仮)も巻き込まれていた。
と、いうか、第三者がいるため「ぱれから」はぬいぐるみを演じているわけだが
かえで(仮)は彼らが使者であることを知っている。
その彼らが動けないのをいいことに、ちえみつに傍若無人に振り回されていて、かえで(仮)はかなりヒいた(笑)
「あ、あんまり振り回しちゃかわいそうよ…」
「大丈夫ですわ!ただのぬいぐるみですから!お気遣いなく!」
みつばはかあらに「ジェットコースター」という技を御披露目した。
ちえりは「マッハ☆メリーゴーランド」をぱれっとに。
「あはは。ぱれっと楽しいねえ!」
と、話は戻るが…
「え、何その本?『色・判断』?」
るりかがあかねから本を受け取りぱらぱらとめくる。
「ふーん。色自体にもイメージや性格みたいのがあるのね」
「何か面白そうだから買ってみたんだ」
あかねがあまりキャラっぽくない感じだ。
「なんか恋愛のことも書いてある。お?なにもしや、あかねラブな男子いるの!?」
あかねは顔はバーミリアンして反論する。
「ちがう!そんなわけない!」
「何ムキになってんよ(笑)」
るりかとあかねが騒いでいるので、みんな寄ってきた。
「なんかこの本、色で判断が出来るみたいだら、みんなでやろうか」
みんなるりかを囲んで座った。
「え~っとサクラ色ってのは…ないか、まあ系統で言えばピンク系よね」
「あ、ちえりサクラのピンクすき~!」
るりかがペラペラとページをめくる
「ああ、これかな、うすいピンク。この色が好きな人は豊かな人間関係が築けるって。素敵な恋愛もできそうよ」
へえ~と一同関心する。
ただちえりと恋愛ってのがどうもみんな結びつかず、流すことにした。
「る、るりねー、あたしは?朱色!あかねの朱色!」
「随分食いつくね、あかね。まだ読んでないのかい(^_^;)」
「な、何となく、読みづらくて…」
「えっと朱色なんて項目あるか?まあ、赤系統だよね…う~攻撃的、直情的、情熱的、自信家…まんまだね(笑)」
「あかねさんたら情熱的なんですわね!みつばはクールな人だと思ってましたわ」
「く、クールだ!あたしは!」
また顔がバミっている。
「だから何故ムキになる(笑)」
るりかはあかねの反応が面白くてならなかった。
「あの、わたしもいいかしら?」
かえで(仮)が興味深そうに聞く。
「かえでちゃんは!何色が好き?」
すでにちえりはかえでちゃん呼ばわりだ。
「わたし、緑」
まさに緑色の守護精霊。
ザ・グリーンだ。
人間が勝手に判断した?緑色のイメージを、緑の色の源の守護精霊が聞くのもおかしな話だった。
「え~と、ねーさんは緑、ね」
るりかが該当する項目をよむ。
「ナチュラル、協調、平和、安らぎ…だって」
かえで(仮)はあまり意味がわからず首をかしげた。
「つまり、みんなで仲良くするのが好きで、争いが嫌い、癒し系ってことですね!うん、確かに、ねーさんそんな感じ」
「仲良くするのが好き…?わたしが」
「かえでちゃん本当はケンカ嫌いなんだね」
ちえりが笑顔でいった。
「あかねさんとは真逆ですわ!」
「こら、みつばぁ!」
「赤と緑は確かに反対色だから、確かに真逆かもね」
るりかがマメ知識を添えた。
そういえばぬいぐるみたち2匹は、ぬいぐるみのフリをしているが、色の話で盛り上がっていて、実に輪に加わりたく、若干痙攣していた。