小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130308_1555~01.jpg







このところの宮崎、春を飛び越して、初夏のような陽気の日もちょいちょい。田植えも始まり、水の入った田んぼではカエルが鳴いています(なんでカエルって日中ではなく、夜半に合唱するのでしょうね?夜行性?)。
庭には少年うぐいすが住み着いたようで、毎朝メチャクチャ下手くそ過ぎて笑ってしまう鳴き声で起こしてくれています。冬の間、全く姿を見せなかったヤモリも夜の窓ガラスを賑わせるようになりました。桜も開花宣言から10日の宮崎。
今年もおじさんのマンゴーは順調に成長し、ボチボチ収穫が始まりました!
桜とうぐいす、田植えとカエル、ヤモリとマンゴー。。。宮崎に住んでいると、春と夏の季語の区別が付かなくなりそうです。








小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130308_1557~01.jpg






マンゴーを前にするとお喋りが止まらなくなるおじさん。躁病オーラがジャンジャン出ています!今更ながら、陽気で元気なおじさんとマンゴー、ピッタリだよなぁ~と思います。
温度調節やら水掛けやらの説明を嬉しそうにしているところ。時々、夜に電話を掛けて来てまで、楽しそうにマンゴー話をするおじさんあせる
最初、そんな専門的なことを私に説明されてもね~、と思っていましたが、何年も聞かせ続けられるうちにすっかり詳しくなってしまいました!
今では、肥料のことや温度設定、水掛け、おじさんのマンゴーの顧客名簿、ほぼ把握しています!一番弟子だな(笑)






小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130308_1557~02.jpg





喋りながらも、余分な枝や葉っぱを取る手は休めないおじさん。
来月上旬には、パキスタンから農業視察団が来ると、領事館から連絡が来たそうです。
“あなたはマンゴーチャンピオンと呼ばれてイマ~ス。パキスタンでも有名デ~ス”
と言われたそうです。それに対しておじさん
“今は自分が知らんところで世界チャンピオンになったりしちょるっちゃね~。インターネットは面白りぃね~”
と、変なところに感心していました。

明日は、千疋屋や紀ノ國屋などに売り込みの為、東京へ飛ぶおじさん。マンゴーが待っているから日帰りだそうです!相変わらずパワフルな74歳(確か今日が誕生日)!








小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-120404_1300~01.jpg





前々回記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。

マガリちゃんが火星で稼いでいる姿、何だか凄く想像出来ちゃいますよね!
本当に賢くておおらかで、愛情をストレートに表現する子だったマガリちゃん、
“お父さんとお母さんに仕送りせんとならんちゃが!”
と、シャカリキになって働いているのでしょうか。可愛い息子です。
そう思うと、
“何も要らないからマガリちゃんに戻って来て欲しい”
なんて言う野暮なことは言えません。
でも、頑張り過ぎて疲れたら……イースターは復活祭だし帰って来ないかい?








小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-120406_1252~02.jpg







たんぽぽの絨毯を歩くマガリちゃん。素朴で明るいマガリちゃんのイメージにピッタリな花、たんぽぽ。








小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130306_1407~01.jpg





アイツはもう、庭には居ないんだなぁ。


~~~~~~~~~~
麻の服、いいですよね!
少し前にも綿花の写真と共に、綿の栽培についてお話しましたが、麻はアオイ科の綿とは違って無農薬栽培が容易で、ほったらかしでも雑草のように逞しく育ち、なんと半年足らずで3~4mと言う高さになるそうです(だからこそ、着用すると免疫力UP効果があるのかなぁ?)。
“麻”と言う漢字は、地名や名前にも非常に多く使われているのを見ればわかるように、私たち日本人の暮らしには昔から密着したものでした。地質や気候もさほど選ばない丈夫な植物なので、栽培も日本各地で盛んに行われていました。繊維としての利用だけでなく、麻の実は食用に利用されました。今でも、七味唐辛子の中には必ず麻の実が入っていますね。フランスではクッキーに焼き込んだりもします。
ちなみにフランスの郵便局“ラ ポスト”の集配袋も麻製です。麻素材はお洒落で虫喰いもされず、肌触りが良いだけでなく、その頑丈さでも様々な利用をされています。昔は日本の漁網にも麻を使っていたとか。神社や横綱の太い注連縄も麻。







ところが、大麻草=麻薬と言う扱いをされるようになり、厳しい栽培規制が始まって、日本の麻の栽培と文化は瞬く間に消え去りました。
大麻草と一口に言っても何種類もあり、精神作用のある大麻樹脂を含む種類はごく一部なのだそうです。その種類は、赤道直下のようにごく強い太陽の照り付ける気候でしか育たず、日本古来の大麻草は種類自体が違い、大麻樹脂がほとんど構成されないとか。確かにその証拠と言うように、ヨーロッパなどでは今でも麻の栽培が盛んです。寒くて痩せた土地でも簡単に育つ植物として、ヨーロッパでは有り難がられているのだそう。
そうした話が本当だとすると、日本は何故そんなに厳しく規制しているのでしょうね?一説によると、アメリカが合成繊維を大々的に売り込むに当たり、大麻草=麻薬→栽培禁止を無理矢理に定着させたとか。
日本各地で栽培され、無農薬でほったらかしでも大きく育つ植物となると、昔は麻が安価で、他の繊維を売り込むに当たって強敵だったのかもしれませんね。









小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130310_1408~03.jpg




マタタビは合法やとよ~!

マタタビは猫の麻薬?それともお酒?はたまた強壮剤?



尤も、フランスではカナビス(大麻)を吸っている人をよく見掛けますし、煙草の延長と言うぐらいの境界線の緩さ。日本とヨーロッパでは、大麻に対する感覚も違うのかもしれません。実際には、中毒性・依存性と言う観点では、煙草やアルコールやカフェインの方が遥かに上だそうですが。

私は煙を吸い込む嗜好が全く無いのでわかりませんが、煙草を吸う習慣のある人は、あまり敷居の高さも無く、気軽に煙草にカナビスをブレンドするようです(ヨーロッパは煙草が高いので、安上がりな手巻きを吸う人が多く、自作のブレンドがしやすい)。
そのぐらい、あちらではカナビス入手も簡単。
見た目は煙草と同じですが、近付くと草っぽさとお線香を混ぜたような香りがするのですぐにそれとわかります。やっぱりそれなりにハイになって居たり、若干ラリっていらっしゃったりもするので、さりげな~く遠ざかる方が無難ですあせる









小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130310_1408~02.jpg




マタタビ皿被り踊りを披露するバージュ。
これが人間だと、トリップ中と言うのでしょうかあせる
いや、ただの酒乱に近い!?



何やら、麻の服の話からずいぶんと物騒な話に展開しちゃいましたが、私としては、中学時代に科学部で草から作った繊維質な和紙をも思い出す大好きな素材なのです。
あの麻のコートとワイドパンツ、3着も買えてしまう値段、代金の一部を犬猫のボランティア活動に募金する取り組み、素晴らしいですよね。
それに対して、おプラダのブーツを買ったpopさん、私に“おプラダおプラダ”と、からかわれています(笑)
とは言え、popさんはバカの大足、、、じゃなかった、足がとても大きいので、セールでも必ず売れ残っているサイズ。今回のおプラダも、元値590ユーロ(7万円強)を16000円でゲット。
私もpopさんも、いつか誂えの靴を履くのが夢ですが、日本ではまだまだ靴職人が少ないですね。








小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130114_1540~01.jpg





お母さん、私のマタタビ皿被りの写真ばっかり暴露して、ひどいっちゃない!


ゴメンゴメン!また今度、汚名挽回じゃなかった、名誉挽回しようね。









さてさて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。
今月のテーマは、フランスの作曲家“シャブリエ”。さんざん麻薬絡みの話をした後だと、シャブリエと言う名前が違って聞こえますがあせるなんの意図も関係もありません(笑)
長くお薦めクラシックコーナーをやっていますが、シャブリエは初登場だと思います。

シャブリエはサン=サーンスやフォーレと同世代。ドビュッシーやラヴェルのお父さん世代です。
シャブリエは幼少期から音楽に親しみ、ピアノでは天才とまで言われましたが、父親の強い勧めにより法律を学び、内務省の役人になりました。しかし芸術を愛する心は失われる事なく、印象派の画家たちと交流を持ち、39歳の時には遂に内務省を辞めて作曲家としての遅いデビューをした人です。
乗り気じゃなくても官僚にまでなってしまったのだから、頭脳明晰だったのでしょうね。しかし、作曲家としてはデビューが遅い上に長生きではなかった為、残された作品数は僅かです。作品の大半はピアノ曲。仕方なく勤めていた内務省を辞め、満を持しての作曲に浸る生活に嬉しさいっぱい!と言う感じのイキイキ楽しい、喜びに満ちた作風が魅力です。




◆ブーレファンタスク(気まぐれなブーレ):チッコリーニ(P)


http://www.youtube.com/watch?v=e47CELxHqVA


元気溌剌、自由闊達とはこの曲の為にある言葉のようです!チッコリーニの演奏がまた鮮やか!現存するピアニストの中で最も尊敬するピアニストの1人です。80歳を過ぎても衰えぬ演奏意欲と冴えた技巧に脱帽。イタリア系フランス人で、パリには優秀な教え子も多く、私は密かに孫弟子の端くれです。
見事な指さばきのチッコリーニ、この曲にうってつけです。

私がシャブリエを知ったのは遅く、恥ずかしながら高2の春のことでした。その年に受けた教育連盟オーディションのテーマが“フランス音楽”で、運良く受賞者演奏会まで選ばれた私は、一気にフランス音楽に傾倒しました。その教育連盟オーディションの中学生の課題だったのが、このシャブリエのブーレファンタスクでした。つまり、私がシャブリエの洗礼を受けたのがこの曲!
自分の課題曲のラヴェルが一瞬、吹き飛んでしまうほどハマりました!あまりにブーレファンタスクと騒いでいる私に、当時の先生が“受賞者演奏会出場のご褒美に”と、楽譜を下さいました。そんなことも重なって、とても印象深いシャブリエデビューの曲なのです。







◆スケルツォヴァルス(絵画的小曲集No.10):ジネット・ドワイヤン(P)


http://www.youtube.com/watch?v=jFOJOylcVjc



◆田舎風ロンド(5つの小曲集No.5):ジネット・ドワイヤン(P)


http://www.youtube.com/watch?v=7BRFp7y9PkA



似たタイプの2曲はまとめてご紹介。これまた快活で歯切れの良い短編。
共に、フランスの女流ピアニスト、ジネット・ドワイヤンの演奏でお楽しみ下さい。
ジネット・ドワイヤンは、ヴァイオリニストのフルニエ夫人としての方が有名なようですが、フランス女性らしい活力と香り立つような優雅さ、そしてナチュラルな演奏がとても素敵です。テクニックもきっちり磨かれていて、確信に満ちた爽快な演奏。
戦前、安川加寿子先生とはパリ音楽院でクラスメートだったとか!演奏にも、古き良き時代を感じるのは私だけでしょうか?








◆ハバネラ:ピエール・バルビゼ(P)


http://www.youtube.com/watch?v=XAUEujjF5S4


“イイ感じ~”とは、こう言う曲のことを言います(笑)
アルベニスのタンゴと瓜二つですよね!
理屈抜きで楽しめる、雰囲気たっぷりな曲。ハバネラの名の通り、何とも言えない異国情緒が漂い、暖かな見知らぬ国にバカンスに来たような気分にさせられます。あぁ、安上がりな旅行!
ピエール・バルビゼはフランソワの大親友で、更にそこに作曲家のピエール・プティ(私が渡仏した時のエコールノルマルの名物校長でした!)が加わり、3人つるんでパリの歓楽街ピガールのキャバレーでピアノ弾きのアルバイトをし、飲んだくれては女を引っ掛けてふざけ合っていたとか。
このハバネラの愉悦感!遊び人じゃないとこうは弾けません(笑)

バルビゼはフランソワと見た目も演奏もよく似ていて……つまり破天荒な天才肌で小柄な美男子でしたが、アル中で若くして散ったフランソワに対し、バルビゼは教育者としても優秀な生徒を多く輩出した穏やかな人生でした。日本にも青柳いずみこさんを始め、たくさんのお弟子さんがいらっしゃいます。
そんなバルビゼもまた、安川先生とは同級生でした。バルビゼは、安川先生がまだ少女だったパリ時代から、美しきジャポネーズ“カズコ”に憧れ続けていたとか。本当に良き時代、黄金時代ですね。


シャブリエの自由闊達で喜びに満ちた音楽、楽しんで頂けましたか?









小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130309_1641~01.jpg




ノアゴン、4月からは5年生だってよ。学習ドリル買おうか?








小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-130309_1643~02.jpg






5年生ぐらいの勉強、寝てたって出来るさ。
ほら、睡眠学習って言うだろう?

夢を、諦めない。


あの~、それ、意味が違うと思いますがあせる