1999年  藤山直美さん主演。


殺人を犯して逃げる女性の話です。


キャストがすごかったです。


佐藤浩市さんや豊川悦司さんとか、

なんと!ちょっとだけ出てくる酔っ払い役に中村勘三郎さんですっ。

それから大楠道代さんがきれいでした。


それにしても、笑わない藤山直美さんの怖いこと、うまいこと!

夜中にひとりでひっそりと見たので、

時々、「ほんとはおもしろい人・・・ほんとはおもしろい人・・・。」と

実像を思い出さないと気味悪くてあせる


主人公の女性は、もともと、ひきこもり気味で

外の世界と縁を絶って生きていましたが、

逃げなければならなくなって否応なく外に出て

新しいことに挑戦していきました。

とまどいながらも、どんどん自分の殻を破っていき、

苦しみながらも、いきいきと変わっていきました。

きっかけが殺人だったといことが悲しいなと思いました。


それから時代背景には阪神大震災のリアルな描写もあり、

おそらくテレビなどでは放送されなかった

当時の関西の災害ゆえの物騒さなども見えたように思いました。


そして、映画 「8日目の蝉」 を見た時も思ったのですが、

存在を隠さなければならない人って、病気になった時とか

どうするんでしょう。

かなりきつい精神状況に追い込まれると思います。


藤山さんなんて、最後泳いで逃げていました。

すごい精神力が必要なはずです。


見応えある映画でした。