さて、手作りごはんに興味を持ってくださいましたでしょうか?
面倒~!大変~!自分のごはんも手作りじゃないのに~!
という声が聞こえておりますが、人間も手作りを食べなきゃダメなのです。理由はまた後日述べますが、なので、犬猫のごはんと一緒に作りましょう!
確かに手づくりは大変なので、なるべく『時短』『ずぼら』『作り置き』で出来るように…一緒に考えましょう。そして、ときには人間もカップラーメンを食べてもよし。犬猫も、ドライフードを食べてもよしです。
まずはこれまで述べてきた肉・内臓肉・野菜の分量を体重別に表にしてみました。手づくりごはんをするときは、大きな冷凍庫が必要ですね。
▼犬と猫の手作りごはんの分量めやす (1日の量)
肉は、手づくりごはんに慣れてきたら最終的には生で与えるのがベストです。でも、特にドライフード以外食べたことのない動物がいきなり生肉を食べると、胃や腸は準備ができていないので消化できず、下痢や嘔吐をしてしまうこともあります。
まずは加熱して与えましょう。慣れてきたら野菜は生でスムージーにして…次に肉にさっと火を通して。最後に生肉に。
ただし、豚肉にはE型肝炎ウイルス(ヒトが感染する病気)、サルモネラ菌、カンピロバクターなどの感染の危険がありますので、内部まで火を通しましょう。厚生労働省からも注意喚起がなされています。寄生虫は、肉をいったん冷凍保存することで、死滅させることができます。
肉を生で与える場合、いったん3日間以上冷凍保存したのち、使用する方が安全です。冷凍肉を使う前日から冷蔵庫で解凍します。解凍したのち細かく切って、お湯あるいはあたためたボーンブロス(骨スープ)をかけて温めて与えましょう。細かく切ってから冷凍するのではなく、解凍してから細かく切ることをおすすめします。(それは細菌感染の視点からの提案です。)
大切なのは、肉100gにつきカルシウムを200~400mg添加することです。このカルシウム剤にはリンが入っていないものを選びます。
なぜ添加するかというと…
昔々、猫はネズミを一匹丸ごと食べていたわけです。ネズミの肉、内臓肉、骨、脳脊髄、内臓の消化物まで食べていたのです。となると、私がここで述べている手づくりごはんをそれに準じた内容にしようとすると、骨が足りないのです。ですので、もし『食べられる骨』を手作りごはんに入れてそれを食べてくれるのであれば、カルシウム剤を添加する必要はありません。
食べられる骨とは、一番良いのは生の骨です。ただ、あまり太い骨ですと、犬自身が食べない、食べられないと思います。生の骨であれば、犬がガリガリ食べても、これが消化管の粘膜に刺さってしまうことはありません。
骨は、中途半端に火を通してしまうと、割れた先端が鋭利になって危険です。
ボーンブロス(骨スープ)の中に入っている骨(これは手でポキポキ折れます。手でポキポキ折れない骨は、もう少し煮込んでください。)は、その点では安心です。与えてオッケーです。
また、小魚の骨、粉末に加工された骨、などは食べられます。あとは、卵!ゆで卵をそのままベチャっと潰してその殻ごと食べる犬にはそのまま殻まで食べてもらって…この場合はカルシウム剤の添加は不要になります。小魚を丸ごと与えるときにも、カルシウム剤は必要ありません。
▼手作りごはん大作戦実施中…

