最近、香水よりも香りが強く長時間香る柔軟剤や洗濯洗剤が増えてきて、そのあまりにも強烈なニオイに、困っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
香水や柔軟剤に入っている香りの元は、どちらも同じ、香料と呼ばれる化学物質です。

香りには好みがあり、香水あるいは香る柔軟剤を付けている本人には良い香りでも、側にいる人には不快で、気分が悪くなることすらあるものです。その香料を強く長く香らせては、香害と言われても仕方がありませんね。

さらに、香料は好みの問題だけではありません。昨今使われる香料はほぼ100%人工の合成香料で、つまり揮発性の化学物質です。化学物質といえば、その毒性がいつも話題になる合成保存料や合成着色料と同じ仲間だと言えますね。しかも、合成保存料は気体にはなりにくいと思いますが、香料は気体になりやすく、気体になれば、どんどん空気中に拡散していき、回収出来なくなることが厄介です。そして、香料には合成保存料などと同じく、毒性があるのです。

一方で、消臭・除菌スプレーを使用する方も増えましたが、このスプレーの主成分も細菌を殺す強力な毒性のあるものです。細菌が殺せる化学物質はすなわち我々人間の細胞も殺し、良い細菌も殺してしまうのです。

私は獣医系の大学に、10年間在籍しておりました。その間、もちろん獣医師としての基礎理論をしっかり学びましたが、香料、すなわち揮発性有機化合物の先祖である、精油が動物に及ぼす作用についても深く学びました。これらの知識から言わせていただければ、近年のこの香る柔軟剤と消臭・除去スプレーブームには危機感を感じております。

本当は、我が動物病院の宣伝となるような話題をブログに書かないと…とは思うのですが、まずは何回かに分けてこの香害についてお話ししようと思います。というのも、この香害で一番苦しんでいるのは、家庭で飼われている犬猫ではないかと思うのです。

どうぞお付き合いください。