最近悩んでいる。

最近の初診で受診される患者さんたちが、
あまりに進行しすぎて、
治療しようにもできない、
治療するのなら、主治医である僕と患者さん、ご家族、みなさんが相当の決意で、良くならない可能性も十分考慮してトライするような

超進行した方が増えすぎている。

別に、うちのカテーテル治療自体は体の負担が極めて少なく
全身麻酔も必要ない。

それに、術後に体調を悪くする方もほとんどいない。

問題は、もう何をやっても効かないくらい悪くなっている状態で受診されたり、治療してがんはよくなっても全身状態が副作用で悪化する可能性がある患者さん。

以前は、もうちょっと前に来てくれる患者さんが多かったのに、
特に肝転移は、あらゆるがん患者さんの死因の上位なので
肝転移が悪くなってきている、とか
もう何度も書いてるけど、
肝機能のうちでこれとこれが悪くなってきたら相談にきて欲しいとか

僕なりにかなり情報を発信してきた。

でも、今の標準治療を、最後の最後まで使い切り、その最後の抗がん剤治療も、主治医も効かないだろうとわかっていて、緩和への移行のための心の切り替えのために出しているのに、そんな雰囲気は外来での主治医の言葉でわかるだろうに、それを終えてから僕のところに来ても、すいません、さすがに難しい。

せめて、カテに挑戦して、(カテで状態が悪くなることはほとんどないのですが)カテが効かなくてnatural course(自然経過)で状態が悪化した際に、僕が責任もって緩和治療、終末期治療までできるような
関西圏の患者さんなら、お互い、よし、チャレンジしましょう、と
緊急入院や転院してもらって、内科的治療と並行してカテを実施し、
奇跡の生還を遂げた患者さんは何人もいる。

ただ、それは、やはり、地理的に近い方。

カテの効果がでなければ、病気がそのまま進行して状態が悪くなり、遠方の患者さんなら自宅に戻れなくなることもありえる。

僕もかつて、四国や関東の患者さんでカテをやって、一時的に改善するも時すでに遅く、徐々に状態が悪化し、僕がこの病院で看取ったことも何人かいる。でもできれば緩和治療はご自宅の近くがいい。
そう思う。

ちなみに、このような患者さんたちは、相当病態が深刻で、最初から緩和も含めて僕にお願いしたいと入院を決めた人たちばかりです。
結果的に、退院通院もできたし、全員を僕が看取ったわけではないですが、主治医である僕に看取ってほしいと患者さんみずから地元に戻ることをあきらめ、僕と、緩和の先生とで穏やかな終末期のお手伝いをした方がほとんどです。


お願いです。

カテに関心があったら、早めに一度来てください。

うちは総合病院です。
主病変以外のことにも対応できますし、白内障や皮膚症状があれば、これも専門科にみてもらえます。

まるごと、当院にみなさんの命と気持ちを預けてくれればいいんです。
ただ、上記のように
距離の問題は大きいと感じていますので、

bad newsについて口にするのは患者さんにとって本当にお辛いとは思いますが、死生観を、どんな最期を望むかイメージをお持ちであれば、元気なうちにパートナーや大切なご家族と相談しておいたほうが絶対にいいです。