ありがたいことに、
自分は静岡から大阪に15年ほど前に移住して以来、
同じIVRの業界の多くの諸先生方、友人、後輩に恵まれました。
自分から声をかけてはいけないような、学会発表の直後に逆に有名な大学の教授からお声をかけていただいたり、直接学会発表の依頼を電話で頂いた(吉川先生ありがとうございます)ことも何度かあり、中堅医師として嬉しかったです。
中でも、もう亡くなられましたが、
IVRをされている先生なら誰もが100%尊敬している打田日出夫先生。
僕は、打田日先生とはなんら面識はなく、一方的に有名な奈良医大の先生としか認識できていませんでしたが、
ちょうど僕が静岡でこれ以上、自分のがん治療を発展させる土俵がないことを悟り、大阪に移住して勝負しようと思った、ちょうどその時期の横浜の学会。
その時、肝がんの研究の発表をしたと思いますが、
打田日先生のような超有名な先生が、僕が発表後に学会会場を出てくるところをわざわざ待っていてくださって、「先生、先生の発表、良かった、面白かった。先生はこれからももっともっと伸びるよ。頑張れよ。」そのような声がけをしてくれました。
涙がちょいと出ました。嬉しかったです。
自分の実直な医師としての姿勢を評価してくださったので。
僕はそれが本当のきっかけで、大阪に移住し、今の自分の臨床、技術、研究を確立して、一定の評価をいただける医師になることができました。
先生には本当に感謝しかありませんし、訃報を聞いた時は、涙が出ました。
思えば、この狭いIVRの業界は、お互いの思いを怒声で交わし合うこともありましたが、それは諸先生方が本気であった証で、当時の僕ら世代はこの諸先生方の背中をみて、成長できたと思います。だから頑張れたと思います。
そして、その当時頑張った自分の業績を、IVRの業界、しいては、ブログというツールを使う新しい方法で、放射線科の先生だけでなく、がん治療をされている腫瘍内科やその他、複数のエリアの、複数の診療科の先生に自分の主張を、治療をアピールし、評価いただき、時には自分の書いた論文のメアドに励ましのメールを他科の存じ上げない先生からいただいたこともありました。本当にありがとうございました。
とにかく、がん患者さんを少しでも元気に長生きしてほしい、そして、やはり研究は楽しく、自分の研究が将来の医療の発展に少しでも役立てばと思い、今は書いていませんが、年2本の英語論文投稿、そして毎年のメジャーな学会での研究報告を自分の義務として、そしてとにかく目の前の患者さんを救おう、そのために、知識、技術を磨き上げてきました。
今でも毎年のメジャー学会発表はこの年でも継続しています。使命だと思っています。
今でも、自分は日本国内、以前は海外にも、同じ思いの友人がいて、そして友人とは言えませんが、気さくにお互い声を掛け合える多くの優秀な先生方と知り合うことができました。
ありがたかったです。
でもね。
細かなことは書きません。
ただ、こんな環境で、今まで作り上げてきた治療以上の、これ以上の良い医療ができるとはとても思えません。
僕はただ、自分を信じて自分を頼ってきてくれた患者さんたちを、全国の患者さんたちを、今まで同様に、大切に、そして科学的根拠を持って、救い続けるだけです。チームを守るだけです。
それ以外に、自分の居場所になんら感情はありません。
今もお世話になっている、特に腫瘍系の自施設の先生方に感謝しつつ、自分の患者のため、自分の信じる癌治療のため、支えてくれるチームを、頼ってくれる患者さんたちを、守り、患者さんのためだけに全力でがん医療に邁進するだけです。
それができなくなった時は、医者を、人を、辞めてもいいと思っています。
それくらいに、僕は本気で医療をしています。
他の施設で対応できないがん患者さんの治療に没頭していますし、それができなければ医者である必要はない、自分が生まれ、育ち、勉学した理由は、このがんカテをするためだったと思っていますし、これが出来なくなくのであれば、医者である必要はないと思っています。いや、生きている必要もないと思っています。
わかる方だけ察していただければいいと思います。
知っている方は全て知ってくださっていますし。
僕は、命をかけて、この治療をしていますから。
自分の命の軽さ、そして、自分の患者さんの命を守る重責。それが、いろいろな結果のうえで、結果を出し続けている。患者さんたちが元気になり、笑顔になる。僕が考える最終形です。
いつか、思い切って、全てを語りたい。
がん患者を守ること、そのために命をかけることがなぜ悪い? 邪魔しないでください。
僕にしかできないことだから。
他の誰かにできるのなら、とっくにカテを捨ててます。
そんな思いで、今も自分の患者を、また新しく訪れた患者さんの命を長くするために
ここで、ここで、ここで、ここでしかできないから、だから働いています。