「あと何回、カテできますか?」


この会話を毎週、何度も何度も患者さんとしています。

もう退院する前に必ず質問を受けるといっても過言ではありません。


完治が難しい状況になると

がん治療はひとつひとつの治療を大切に、長期に継続し、
そして次にバトンタッチしていく。
その時間の足し算が命の長さになります。
緩和治療も、単なる終末期として最後の2週間程度実施するのではなく
もっと早期から長く継続することが、延命につながると思っています。


カテの適応の基本ですが

カテより有望な標準治療があれば、カテをしない。

これ、当たり前だと思うのですが、
治療に絶対はありません。確率と経験になります。
患者さんには医者として有望な治療から順番に提案しています。
それがカテだと思ったら治療導入させていただいてます。


ですので、やはりカテの導入は後方ラインとなり、
他の治療選択がなかなか難しい
あるけど効果が期待できない
あるけど全身状態的に実施できない
あるけど緩和治療と同列の提案推薦度

このような難しい患者さんが基本適応となり
その中で解剖学的にカテの適応がさらにセレクションされます
多臓器多発し治療の標的の設定ができない場合は、適応外になる場合が多いですし、多臓器多発再発していても予後因子と考えられる臓器に積極的に実施する場合もあります。

そうするとそもそもカテやってる患者さんは、既に治療選択肢が少ない、でも比較的全身状態が良い、かなり限られた患者さんとなります。

カテをやりはじめると、良い結果の人も、わかってこられます。

治療導入できた、その後は、いつまでこの治療で病気をコントロールできるのか。

カテを後何回できますかね?

こういうお気持ちになられると思います。

先日も、1年半カテやってる患者さん、20回超えました。

本当に長期間、カテをしている方が増えました。

カテを止めない理由は簡単。

カテが効いている、そして他にカテ以上に推奨できる治療法がない。

だから繰り返しています。


カテを何回できるかと聞かれても、正直、わからない、と答えてます。


すごい奏功した人は2−3回で止める方もいますが、やはり少数です。


終末期となるまでやりこむことも勧めません。
残りの時間は、医療に縛られるのではなく、患者さんの希望に沿った形にしてほしいからです。


カテをどのような周期で、どこまで、休薬はどうするか、平行治療はどうするか。

事前にある程度の目標や予定を説明し導入していますが
その経過、結果はみなさん異なります。




まとめますと、

本当にカテが一番有効だと思われたら、
いろんなことを考慮しながら、とことん継続しています。




引き続き、繰り返していきましょう。







「吹田徳洲会病院 がんカテーテル治療センター」



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