今日は、東京都福生市に来ております。
実は、5月15日(日)は、福生市長選が行われ、
自民党と公明党が推薦している現職の加藤育男氏と
共産党が推薦する西村雅人氏がタイマン勝負します。
福生市と言えば、横田基地があるところ。
住宅が密集している所に基地があるという点では、
普天間基地と同じ構造な上、墜落率が高いとされる
オスプレイの配備が半ば強引に決定しているのです。
本当は、国民的に注目度の高い選挙のはずなのに、
ほとんどの人は選挙があることすら知らない現実。
アメリカの大統領がトランプ先生になるかもしれず、
日本にある米軍基地が再編されるかもしれないのに、
この重要な場所の選挙が無関心なんて、ヤバすぎる。
だから、僕だけでもウォッチングしようと現地に赴き、
選挙の様子をお伝えすることにしました。
公平性を保つために言うと、僕は無党派層です。
原発再稼働やTPPには反対の立場を表明しており、
リベラルなポジションに立っているとは思いますが、
「政党ではなく人間で選びたい」という価値観です。
まずは、立候補している2人の政策を見比べます。
現職の加藤育男氏の政策は、横田基地やオスプレイに
まったく触れることなく、こんな公約になっています。
■ 小学校1年生からの英語教育の実施
■ 教育相談室の充実と学校ICT化の促進
■ 災害対策の充実
■ 通学路の見守り体制、防犯カメラの整備
■ 東福生駅自転車駐車場の整備
■ 下水道の長寿命化と耐震化の推進
■ 福生ロケーションサービスの充実
■ 起業・操業支援の拡充
■ ひとり親家庭の支援
■ 高齢者元気施策の拡充
■ 病児保育事業の充実
■ 町会・自治体の支援と合併交付金の創設
■ 市長への手紙の推進
■ 基地対策の推進
これまでの政策は、けっして悪いものではなく、
中学校で学校給食を始めたり、市の出費を減らしたり、
小さな公園や保育園も充実し、子育てしやすい街として
人気になるなど、一定の評価を得ている人物です。
もともと福生市議会議員からスタートし、市長を8年
務めているため、選挙慣れしており、支援者に愛され、
わざわざ自民党の国会議員が選挙の応援に来なくても
当選は確実と言える人物。
選挙の応援には、丸川珠代環境大臣が来ましたが、
どちらかと言うと、加藤育男を応援するというより
加藤育男に応援してもらうために来たと見るべきで、
本人にとってのメリットはあまりないと見ています。
一方、対抗馬となる共産党の西村雅人氏の公約は、
以下の通りでございます。
■ オスプレイには断固反対
■ 超党派で戦争法の廃止を訴える
■ 小中学校の学校給食の完全無料化
■ 国民健康保険税を1人あたり1万円引き
■ 75歳以上の医療費を無料化
■ 市民の暮らしと福祉優先の市政を実現
言いたいことはわかるけど、財源は謎のまま。
オスプレイに反対したい気持ちは分かるのですが、
具体的にどうやって止めるのかは教えてくれません。
掲げている公約も市民が切望している問題ではなく、
応援したいモチベーションが湧きません。
横田基地周辺には、そもそも横田基地をなくしたいと
思っている人たちもいるので、「自民党」というだけで
無条件に票を避け、共産党に入れる人もいるでしょう。
しかし、勝つまでには至るかどうかは難しい。
ちなみに、オスプレイの導入が決まった時に、
福生市長の加藤育男は「これ以上の住民への負担は
受け入れられない」と反対を表明。自民党であること、
福生市が経済的にも横田基地に依存していることなど
複雑にカラむ大人の事情で、選挙の公約に「反対」とは
書いていませんが、市民目線は失っていないと見ます。
選挙事務所を見る限りでは、自民党ではあるものの、
わりと「市民型」になっていて、支援者が多かったのが
印象的でした。応援の声をかける市民も多かったです。
イメージだけでなく、自分の目で確かめることが大切。
つくづくそう思いました。



