今日は、映画『恋空』のレポートの続きです。

昨日の記事を見ていない方は、まず昨日の記事 を

読んでから、この先をレポートを読んでくださいね。


さて、昨日は、マクモニーグル的な能力を持つ

金髪男が、「俺、空になりてぇ!」と言い出した

ところまで、ご紹介しましたが・・・。



それから数日経ったある日、学校に行くと、

すべての教室に、「美嘉はセックスが大好きな

淫乱女だ!」などという落書きをされていました。


警察に届けたわけでもなく、レイプされたことなんて、

誰も知らないはずなのに、突然、この仕打ちです。


当然、怒り狂う金髪の男。机を蹴飛ばし、暴れた末に、

黒板消しを持って、すべての落書きを消し始めました。

そして、その行動を見守る生徒たちに対し、

何を言い出すのかと思ったら・・・。


「誰だ、俺の女に、こんなことしたヤツは!」。


出ました、「俺の女」!!

なんという恥ずかしフレーズでしょうか。


これは僕の勝手なデータですが、自分の彼女を

「俺の女」などというヤツに、ロクなヤツがいません。


すると、いろいろな教室の落書きを消しまくった末に、

最後は、美嘉ちゃんがいる教室にやってきて、

教壇に立ち、何を言い始めるのかと思ったら!


「美嘉のことは、・・・俺が守る!」


戦隊モノのヒーローか!


なんで、そんな宣言しちゃったんでしょうか。

だいたい、地味なオーラを出している美嘉ちゃんが、

これほど壮絶なイジメを受ける原因の一つに、

みんなの前で、「俺が守る!」とか言ってしまう

痛々しい彼氏の存在があるとは考えられないでしょうか。


すると、「ちょっと来い!」と言って、美嘉ちゃんを

図書室に連れ出す金髪男。誰もいない二人きりの

図書室に行って、「大丈夫か?」と美嘉ちゃんの

顔を触り始めました。白いチョークが顔につき、

「ウフッ!」ってなる美嘉ちゃん。金髪男の顔にも

チョークをつけ返したりして、そんなことをしている間に

二人は発情。そのまんま図書室で・・・、


セックスしました。


うん。こいつ、淫乱女で間違いない。

そりゃ、これぐらいの嫌がらせも受けるわぃ!


この脚本家、どんだけ笑わせるつもりで書いてるんでしょう。

「私、淫乱じゃない、淫乱じゃないよ!」→「セックス」って!

しかも、またジャケット脱いで、第1ボタンを外す程度で

セックスしやがって! テンドンじゃねぇか!


結局、このセックスの数週間後、美嘉ちゃんは夕食を

食べている途中で、つわりのような症状を見せます。


中出ししてましたよ!


言っておきますけど、彼女、まだ高1ですからね!

淫乱どころか、とんでもない肉便器っぷりです。


「大丈夫か? 俺が病院に連れていってやる!」と

父親らしい優しさを見せるお父さん(高橋ジョージ)。

しかし、翌日、娘に付き添うことになった病院は、

もちろん、産婦人科でした。


泣きそうな表情で産婦人科のベンチに座る高橋ジョージ。

まさに、BGMに「ロード」が流れてもおかしくないほど

低いテンションでした。(そういう高橋ジョージさんは、

三船美佳さんが16歳の時に結婚してますけどね。)


診察から帰ってきた美嘉ちゃん。

結果は、ズバリ、妊娠していました。

ほら、言わんこっちゃない。中出しなんてするから!


ファミレスに金髪を呼び出し、「大事な話がある」という美嘉。

「別れ話なら聞かねぇぞ!」などと、バカテンションの金髪。

バカヤロー! 中で出したんだから、話はコレしかねぇだろう!

美嘉ちゃんは、「赤ちゃんができた」と話しました。


すると、金髪男、まるで逃げるかのようにダッシュで

店を飛び出し、どこかへと行ってしまいました。

まさか、妊娠にビビって、消えてしまったのか。

美嘉ちゃんがお店を出ようとした、その時!


猛烈な勢いで帰ってきた金髪男の手には、

なぜか、お菓子が入っているクリスマスの靴が!

そして、「う・・・、産んでくれよ!」。


おい、こら、金髪、テメエ!


誰の仕業だ? あん? 監督か? 脚本家か?

冷静になって、話を聞こうじゃねぇか、コノヤロー!

どうして、お菓子の入ったクリスマスの靴を買ってきた?

どうして、その場で喜びを表現できなかった? あー!?


百歩譲って、指輪とかなら、まだわかる。

なんでクリスマスの靴で、「産んでくれ」なんだ!

しかも、なんでBGMが「もろびとこぞりて」なんだ!


今日はクリスマスじゃねぇだろ!


この後、ちゃんと12月24日のシーンが出てくるのに、

どこまでクリスマスを気取ってんだよ! え?


それからしばらく経って、土手でまったりする二人。

「図書室にちなんで、生まれてくる子供の名前の

どこかに『本』ってつけるのは、どう?」などと、

どこまでも偏差値の低い会話を始める金髪男。


じゃあ、息子なら名前は

「江呂本」で決まりだな!


しかし、淫乱の美嘉ちゃん、そこは理解しているらしく、

「大きくなってから説明できないよ」と、これに反対。

そんな会話の後、金髪男は「ケジメをつけるか!」と

言い出しました。


金髪を黒髪に染め、まずは金髪側の両親に

挨拶する二人。すると、金髪の父親から、

こんな意見が出ました。


「幸せにする自信は、あるのか?」


その通りです。だって、こいつら、まだ16歳です。

いくら高校を辞めて働くって言っても、経済的にも、

幸せにできる可能性は低いと言っていいでしょう。

この質問に対し、金髪の答えは・・・。


「自信じゃねぇよ!

絶対に幸せにするんだよ!」


僕はこの時点で確信しました。こいつには絶対無理です。

いいですか、金髪君。例えば、これからサッカーの試合を

するものだとしましょう。今、金髪君は、「勝てるのか?」と

聞かれているわけです。本当に勝てると思っているなら、

「相手の7番の選手がゲームメイクをしているので、

こいつを2人でマークすることで・・・」と勝てる根拠を

述べるものなんですよ。それを金髪君は、

「気合いで勝ちます」って言っているんです。


無理だね、100%自信を持って無理だと言い切れる。

きっと、金髪君のお父さんだって、そんな根拠のない

気合いで幸せにするみたいな話を聞いて、OKなど

するはずがな・・・・・・。


「そうか。じゃあ、もう何も言わん!」


OKすんのかよ、ジジィ!!


これだけ息子がバカなのは、100%親のせいですね。

オマエがバカだから、息子が16歳で中出しするんです。


ちなみに、美嘉ちゃんの父親(高橋ジョージ)は、

「オマエに父親の気持ちが分かるか!」と言って、

最後の最後まで、結婚を認めようとしませんでした。


こっちは、実際の高橋ジョージさんが、三船美佳さんが

16歳の時に結婚しているだけに、説得力ゼロですね。


ところが、この後、またもや大事件が発生します。

前回お届けした、金髪男の元カノのサキちゃんが、

「ショートカットにイメチェンの刑」では懲りておらず、

男たちを引き連れ、美嘉ちゃんの前に再登場。


「あんたさえいなければ!」と、体育館から廊下に

出るための4段ぐらいの階段から突き飛ばします。

案の定、4段ぐらいじゃ、美嘉ちゃんが死ぬわけが

ありません。美嘉ちゃん、ペタッと尻もちをつきました。


が、実はこれが最悪の結果に結びつきます。

12月24日、クリスマスイブ。突然、おなかが痛いと

言い出した美嘉ちゃん。病院に運ばれると、なんと、

おなかの赤ちゃんが流産していました。


美嘉ちゃんをレイプさせた上に、美嘉ちゃんの

おなかの中にいた赤ちゃんまで殺してしまう。

あのサキっていう女を、あの時にショートカットに

イメチェンの刑などという、ぬるい刑にしていなければ、

今頃、こんなことになっていなかったもしれないのに。


美嘉ちゃんと金髪男は、赤ちゃんのために買っていた

グッズの数々を、以前、金髪男がお花を植えていた

あの花壇に埋めることにしました。ちなみに、この時、

舞台は福岡のはずなのに、全力で雪が降っています。

お供えに、「雪だるま」まで置く始末。


東京でさえ、12月24日がホワイトクリスマスに

なることなんて珍しいのに、福岡で「雪だるま」。

百歩譲って、この年はたまたま雪が降ったのでしょう。


それから数ヶ月が経ち、赤ちゃんの流産を一人で

落ち込んでいる金髪。しかし、このあたりから、

実際にはガンであることがわかったようです。


やがて、家でドラッグパーティーをやり始める金髪男。

そして、そのパーティーに参加した美嘉ちゃんと仲間たち。

美嘉ちゃんが、少し遅れて金髪の家に来た時には、

すっかりラリっていて、ヘロヘロになっている始末です。


高1でクスリに手を出すなんて、この時点で、こいつが

ガンであるかどうか以前に、人生が終わっていますね。

暴走族の姉も、それを見てスルーです。


誰か真剣に止めろよな!


ドラッグ・パーティーの翌日、何人もの男女が

雑魚寝している金髪の家。寝ている間に美嘉ちゃんは

彼氏じゃない男から、突然、キスをされてしまうんですが、

「やめて!」って言って、洗面台に口を洗いに行きます。


さっきまで麻薬に手を出しといて、キスはダメって・・・。

彼氏じゃない男とキスをするより、はるかに間違ったことを

しているってことに、まず気づくべきだと思います。


やがて、口を洗い終わって、部屋に戻った美嘉ちゃん。

すると、そこで衝撃の光景を目にします。


金髪男、見知らぬ女とキスしてた!


ショックで逃げ出した美嘉ちゃん。

しかし、それもこれも、実は、金髪男の優しさだそうです。

こうすることで、ガンである自分は身を引くんだと・・・。


他にやり方、なかったのかよ?


いくら、ガンの心配をかけたくないからって、

なにも他の女とキスする必要はないでしょうが!

そしてその後、一方的に別れを切り出す金髪男。


しかし、既に麻薬に手を出し、完全に人生終わってやがる

金髪男に未練タラタラの美嘉ちゃんは、「別れたくない」と

何度も電話やらメールやらをし始めます。


それでもシカトする金髪男。時には、なぜか金髪男の携帯に

暴走族のお姉ちゃん(香里奈)が出て、「もし、ヒロが本当に

運命の相手だったら、時間がかかっても、もう一度結ばれる」と

わけのわからないことを言い始めます。


これで、ようやく別れを覚悟したっぽい美嘉ちゃん。

金髪男にメールで、「明日の朝、お気に入りの土手に

来てください。もし、来てくれなかったら、その時は

キッパリと諦めます」と送信します。


次の日、土手で金髪の登場を待つ美嘉ちゃん。

待っても待っても金髪は来ません。・・・と、その時!


なんと、チャリンコに乗って、金髪男が登場しました。

来たってことは、やっぱり付き合うんでしょうか?

土手の上から美嘉ちゃんを見下ろした金髪男。

何を言い出すのかと思ったら!


「俺、オマエの涙、もう拭いてやれねぇから!」


ダサッ! 何、そのセリフ?


美嘉ちゃんに指輪を投げつける金髪。

「来なければ諦める」って言っているんだから、

姿を現すんじゃねぇよ! 何しに来たんだ、オマエは!


これを機に、完璧に別れることになった二人。

僕の中では、別れてよかったと心から思いました。

ちょっと顔がいい以外、何一つメリットがありませんし。


それからしばらく、彼氏を作らずにいた美嘉ちゃんですが、

「あんたも新しい恋を見つけないと!」って言われて、

再び友達に誘われてパーティーに参加することになりました。

とは言っても、今度のパーティーは、ドラッグが出てくるような

危ないものではなく・・・。


ジェンガで遊ぶパーティー。


健全な遊びに文句はありませんが、「ジェンガ」って!

で、このパーティーは、12月24日に行われたんですが、

この日は赤ちゃんの命日。というわけで、盛り上がる

パーティーを抜け出して、あの公園に行く美嘉ちゃん。


すると、そこには金髪男が置いていったと思われる

小さな手袋と雪だるまが置いてありました。


そうです。福岡が舞台なのに、この日も雪が降りました。

そんだったら、いっそ青森あたりが舞台ってことにしたら

いいんじゃないかと思います。毎年毎年、雰囲気で雪を

降らせやがって!


金髪の足跡があるのに気づき、少し追いかける美嘉ちゃん。

すると、ここでまたまた衝撃的な出来事が起こります。

あのジェンガパーティーで出逢ったユウ(小出恵介)が、

なんと、思い出の公園に現れたのです。


「雪が降ってるから、送ってったろうと思ったんやけど、

このへん、わからんくて、道に迷ってたら、

美嘉ちゃんがここにおってん!」


そんな偶然、あってたまるかよ!


オマエ、公園の駐車場まで車で来てんじゃねぇか!

しかも、お墓的な花壇まで、辿り着いてんじゃねぇか!

こんだけ追いかける気マンマンでやって来ておきながら、

「道に迷ってん!」って、何やねん!


また新たなストーカーを

物語に登場させやがって!



えー、またまたビックリするほど長くなって

しまったので、今日は、このへんにします。


この「恋空」レポートも、明日あたりには最終回に

したいと思っているんですが、クライマックスに向け、

この映画のキチガイ度は、上昇していくばかりです。

明日もご期待ください。