Rationalizing Online Romance Fraud: In the Eyes of the Off es of the Offender
オンラインロマンス詐欺の正当化:犯人視点
Jonathan Nii Barnor, Richard Boateng, Emmanuel Awuni Kolog, Anthony Afful-Dadzie
この論文は、マーケティングのフレームワーク、MOA(Motivation:動機, Opportunity:機会、Ability:能力)と、犯罪の正当化というこ事柄について、実際に国際ロマンス詐欺に手を染めている情報提供者10人ほどに対し45分ほどのインタビューし、また法的機関などからの確認も実施した上でまとめたものです。今回は最後のまとめです。
国際ロマンス詐欺犯人の視点:まとめ
ガーナ大学の研究者の論文では、国際ロマンス詐欺師たちの動機・環境的な機会・能力と、彼らの正当化について実際のギャングたちへのインタビューを通して論じてきました。まとめると
動機: 貧困と失業、教育レベルの低さや収入の低さ、豊かな生活や社会的ステータスの渇望を動機とし
機会: 警察への信頼の欠如が犯罪者たちに多大な機会を与える
能力: 犯人たちは基本的なコンピュータースキルと社会的スキルを駆使することができる
正当化:そして、その違法行為を正当化する理由を持っている(豊かな国の人々を利用してお金を奪うことは殺人や強盗に比べたら悪いことではない、海賊版の映画をダウンロードするのと同じようなものだ)
ここまで読んできて、ガーナやナイジェリアの国際ロマンス詐欺の犯人像を想像することができますか?
彼らは詐欺行為が悪いことだとは思っていません。この論文では『白人』がターゲットとありますが、もちろんアジア人も被害に遭っています。つまり、お金のある所ならどこからでもだまし取ってやるという精神ですね。
貧困や失業が原動力となっているとはいえ、それに同情する必要はありません。詐欺で成功した犯行グループは高級車を乗り回し、高いパソコンを使っています。決して貧しい生活をしているわけではありません。
