低俗なタイトルですが真面目な話です。

 

たまに

『モテそうな美男・美女が国際ロマンス詐欺に狙われる』

とか

『モテなくて寂しい不美人・ブサメンが国際ロマンス詐欺につけ狙われる』

 

みたいなことをブログなどで書いておられる方々を見かけるのですが…答えは

 

『どちらでもありません!』

 

 

国際ロマンス詐欺において、狙われる人々の外見は関係ありません。それどころか詐欺師は『プロフィール』もろくに見ていない可能性もあります。

 

以前実験的にSkypeでダダやジャミラの写真(ウルトラマンシリーズに出てきた怪獣宇宙人)使っても、詐欺師たちは『美しい、美そのものだ』と賞賛してきました。(もちろん、ウルトラマンの怪獣や宇宙人のデザインに美を感じるファンなら、美しく感じるでしょうけれども。) 私はインスタで顔写真使っていませんが、この間インスタでDMしてきた詐欺師は私のプロフィール写真に対して『どこかで見覚えのある美しい顔、とても心が惹かれた」などと言ってきました。全然写真見ていません。爆笑ですね。

 

なぜ外見は関係ないのか、それは詐欺団の目的は『お金』であり、相手の容姿や年齢などよりも『確実にお金がとれるか』が重要だからです。

 

実際に被害を受けた方々の中には、美魔女さんやイケメン・シニアもおられれば平凡な感じの方々もおられます。体形も様々。その方々が容姿で狙われたという可能性はありません。ほかの要素(職業や年齢、SNSの投稿写真などから推定される年収や貯蓄額など)からターゲットにされた可能性のほうが大きいです。

 

また、犯人グループは外国人で文化や美的感覚も異なります。『ふくよか=リッチと考える』『人種的に女性のお尻が大きい』という国の若者が日本のスリムなモデル体型の美魔女さんを美しいと思うかどうか、考えてみてください。

 

外見をもって『自分は(美人でモテそうだから・もしくは不美人でモテそうにないから)大丈夫だ、自分は国際ロマンス詐欺に狙われない』と考えるべきではありません。

 

また、写真盗用で狙われるのも、美女・イケメンばかりというわけでもありません。実際普通の感じの写真も国際ロマンス詐欺に使われており、一般のSNSユーザーなどから盗まれてきます。また、10年くらい前までは男性狙いの国際ロマンス詐欺はモデルのような美女の写真が多い傾向にありましたが、最近は生活感のある普通の女性の写真で『子供を米国に置いて戦地に赴くシングルマザーの女性兵』を演出しているものもあります。

 

それはなぜかというと、美女やイケメンの写真で引っかかる被害者がいる一方で、美男美女がむこうから見ず知らずの外国人に近づいてきて交際を申し込んでくるような出来過ぎた話はあり得ないと考える方々も少なくないためです。真面目そうな「普通の感じなおじさん」や「生活感のあるおばさん」の写真を使っていれば怪しまれない可能性もあります。

 

ある被害未遂で詐欺師から沢山コンタクトを受けたという方がおっしゃっていましたが、詐欺師が使う写真はどれも『やさしそうで善い人に見える』そうです。SNSで使っている写真が本当に本人の写真であるという保証はありません。しかしそういった知識がないと、『良い人』に見える写真は美男美女ではなくてもSNSの繋がりリクエストを承認してしまう結果になるでしょう。

 

また、余命幾ばくもない女性からチャリティなどへの寄付を手伝ってほしいと言われる『瀕死の未亡人』詐欺も、必ずしも美女の写真が使われるわけではなく、むしろ病的に見えたり、お金を持っていそうに見えれば詐欺に使われます。

 

 

 



平凡そうな女性の写真も国際ロマンス詐欺に使われています。

 

詐欺によく使われる優しそうだけど普通のおじさんの写真