インターネットを使って誰かほかの人の写真を使った偽プロフィールで近づいてくる国際ロマンス詐欺師。その写真が他人のものだとわかると相手が詐欺だと納得する被害者の方は少なくありません。しかし、その写真が盗用されているとわかった時、写真の人にコンタクト取りたいという衝動にかられる被害者の方は少なくありません。国際ロマンス詐欺被害者の方々には写真の人とコンタクト取らないようにアドバイスしていますが、残念ながら様々な動機からコンタクト取ってしまう方々はおられます。

 

では、写真を盗用された方々は、自分の写真盗用や、それに伴う詐欺被害者からのコンタクトについてどんなことを言っているでしょうか? 『写真の人は何と言っているか』というシリーズを毎週火曜日リリースでお送りします。

 

■ スポーツドクター、栗原隆先生

 

まず最初に、日本人の写真盗用被害者である栗原隆先生のブログの過去記事をリブログさせていただきました。

 

スポーツドクターとしてテレビなどにも出演され、有名な方です。この方の写真を使った偽アカウントもFacebookで時々見かけます。ご本人も偽アカウント撲滅を望んでおられますので、見つけたら通報しています。

 

このリブログした記事にとても重要なことが書かれています。

 

『リスクをおそれては何もできない』

 

 国際ロマンス詐欺に写真を使われた方々は仕事上職場やご本人の写真をネットに公開する必要もありますし、今はオンラインが中心の時代です。実名や写真、職場の名称などを公開しなければ信用されない事業は沢山あります。クリニックも例外ではありません。

引用:

実名や写真を出すことには、一定のリスクがともないます。しかし、リスクをおそれていては何もできません。

 

あえてリスクをとった上で、情報発信することに意義があると考えているので、今のような形にしています。

 

栗原先生の診療はオフラインですが、提供する医療サービスについてや、医師としての情報発信はインターネットです。ブログやフェースブック、Youtubeなどを活用されています。

 

写真を公開して仕事をしている方々が写真を盗まれるのはリスクです。それを公開するかどうかはそのリスクをとるかという選択にかかってきます。リスクを取る取らない、どれが正しくどれが間違っているとは言えません。

 

なりすましやサイバーテロ、様々な犯罪がインターネットにはびこっています。しかしそれを避けたいのであれば、時代に逆行したビジネスをするのが一番安全でしょうか? オフラインのビジネスやコミュニケーションにもまた別の種類のリスクが潜んでいます。

 

リスクを恐れていては本当に何もできなくなります。だから、写真を盗まれて詐欺に使われている人を詐欺被害者やその関係者が見つけたとしても、その人たちを責めないでほしいと思います。写真の持ち主がインターネットで写真や氏名などを公開しているのは『過失』ではありません。

 

それから、栗原先生の写真を使った詐欺アカウントをSNSや婚活サイトで見つけたら、SNSやサイトの管理者に通報して削除してもらうようにしてください。写真のご本人にご連絡しようとしたり、クリニックに電話をする必要はありません。公開されている電話番号は患者さんが予約したり医療の問い合わせをするものです。なりすましアカウントを連絡するための窓口ではないのです。