国際ロマンス詐欺、あるいは恋愛の要素なしの国際オンライン詐欺において、ある段階で相手が詐欺だと気づいて交流をやめようとしたり、相手の正体を知っているなどと伝えた場合、またはからかっていただけであることがバレた場合、脅しを受ける場合は少なくありません。これらの脅しをすべて真に受けて心配すべきでしょうか?

 

■どんな脅しが想定されるか

 詐欺師は様々な脅しをかけてきます。

  • 警察や第三者に伝えた場合、何らかの危害を加えるという脅し
  • 写真やメッセージ内容を家族や友人、職場や公共の場に晒すという脅し
  • 家族や友人に危害を加えるといった脅し
例えばあなたが既婚者であれば、配偶者に熱い愛を語り合うメールの内容をバラされるのは非常に困るでしょう。もし、仮にかなりきわどい写真を詐欺師に送ってしまっていたなら、写真を友人や職場に送られたなら、周囲からの信頼も落とします。いや、きわどい写真がなくても、合成で作られたいやらしい写真をばらまかれたとしても、非常に不利な状況になるでしょう。
 
ここで落ち着いて考えてみることです。
  • 詐欺師はうそつきである。嘘をついて生計を立てている。
  • 詐欺師はどこにでも仲間がいてあなたのところに来ることができると言いますが、これも都市伝説です。近年、国内の共犯者が逮捕されていますが、多くの場合主犯は遠く離れた外国にいて、簡単には日本に来ることはできません。
  • 詐欺師合自称する人物は架空の人物です。架空の人物の姿で目の前に現れることは不可能です。
  • 多くの場合、詐欺師はお金を払わない被害者に時間と労力を費やす気はありません。脅しでお金が取れなければ他の被害者を探すことに力を注ぎます。
  • 詐欺師の目的はお金であること。つまり、脅して愛を取り戻すのではなくて、脅してさらにお金をむしりとるのが目的です。反応して相手にすれば、詐欺師はお金をとれる相手とみなします。
■どうすべきなのか
  1.  恥ずかしい内容を含めてすべての証拠を保存する。
  2.  プロフィールのリンクなど様々な情報を保存(スクリーンショットを取ったりPDFでプリントするなど)してから相手をブロックする。このブロックするとは、詐欺師がアクセス可能なすべての手段のことです。メールアドレス、ソーシャルメディア、電話など。可能ならそれらのアドレスやアカウントを保留状態にして、新しいアカウントを取ってそちらを日常使うようにする。
  3. 詐欺情報を www.Anyscam.comに報告する。これによってほかの人々へ危険情報を伝えることが出来ます。
  4. 詐欺の件と脅しについて地元の警察に報告する。(FBIとかAction Fraud等の機関に報告しても脅しにいたいする対処にはなりません。) 多くの場合実際に脅された内容は何も起きないようですが、地元の警察に知らせておくことで本当に何かがあった場合に連絡して助けを得ることが出来るでしょう。
  5. まれにですが、犯罪者のブラックリストにあなたを加えたといった脅しを受けますが、詐欺師の言うことは嘘です。気にする必要はないので無視してブロックします。
   ですから、落ち着いてリラックスすること。恐れる必要はないのでブロックして詐欺師から自由になることです。
 
■セクストーション対策方法

とはいえ、本当に恥ずかしい写真を送ってしまっていたり、写真を加工して恥ずかしい写真を作られてしまった場合どうしようかとパニック起こすかもしれません。

 

しかし、詐欺師はお金が目当てであり、これ以上お金をとれそうもない被害者には時間を無駄にしません。これを覚えておいてください。

 

詐欺師とコミュニケーションを続ける限り詐欺師の側にコントロールがあります。ブロックして無視することで恥ずかしい写真がばらまかれることを防ぐことが出来ます。

 

■備えておくべき事柄

RSNの「Scanner Threats & Backmain」の記事によると、27年間見てきたところ、詐欺師による脅しが現実になったということは観察されていません。無視してブロックして交流を断つことで脅しによる脅威は避けることが出来ます。

 

しかしここで覚えておくべきなのは、国際オンライン詐欺がグローバル化しているということです。以前はナイジェリアやガーナの詐欺団はお金を送らない被害者に執着しないと私も書いてきました。しかし、2020年1月にはインド人の名前の詐欺アカウントをいくつか紹介しました。インドのコールセンター詐欺といって、コールセンターを装った詐欺団がナイジェリアやガーナの詐欺団と同じような手口で詐欺を働いていいます。インドのサイバー犯罪は急増しています。インドの詐欺団を怒らせたら報復をしてくる可能性は考えられます。そして相手がソフトウエアに強いインドのサイバー犯罪集団であれば直接攻撃ではなく、被害者が詐欺団と直接つながりを考えられないような方向からくるかもしれません。

 

1. 知らない。身に覚えのないメールが届いたら開かない。仮に開いてしまった場合でもリンクや添付物を触らない。

2. よく知られたところ(アマゾンやマイクロソフトなど)からのメールであっても本物かどうか注意を払う。パスワードの変更などを促すメールであれば要注意。

3. メールアドレスを複数持つ。パスワードを一つにしない。一度でもパスワードを詐欺師に伝えたことがある場合、すべてのメールやSNSのパスワードを変更する。

 

 

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