(6)相手を訓練してやらない
ネットで知り合った外国人のお友達が国際ロマンス詐欺だと判った後、接触を続ける場合、詐欺師にリアルな情報を与えないこと、友人や親族やフォロワー、ファン、支持者など大切な人々を守るべきということ、そして脅しを受ける覚悟と準備をすること、犯罪に手を染めないこと、そして相手に支配されないことについて書きました。今回は『相手を訓練してやらない』ことについてです。
詐欺だと判ったら詐欺師に対して推理ショーをして相手が詐欺だと判ったことを説明すべきではないということは何度もブログで書いています。同じことが、『詐欺だと判っていながら接触を続ける場合』にも言えます。
1)推理ショーをしない
訓練してやってしまうパターンの一つは、最後に『すでに詐欺だと判って相手してた』ことを伝えて『なぜわかったのか』について相手に知らせることです。そうしてしまう方々の気持ちはとてもよくわかります。詐欺師にぎゃふんと言わせたいと言う方がよくされることです。しかし相手の手口がわかったことを教えるということは、別の手口を使いなさいと言うことを教えてあげる結果になりますね。同じ手口を何度も何度も使うようにさせておいて、新しい手口を考えないようにさせておいたほうが良いのです。『こんな手口誰でもすぐわかる』というものを彼らが使い続けていたほうが良いのではないですか? それともさらに巧妙化してあなたが詐欺だと判別できずに騙されてしまう可能性が起きることを歓迎しますか?
2)Baitingでよく使う言い訳やトリックを使わない
お店などで難しい客の対応で訓練された店員は、次にやってくる難しい客にも対処できるようにモンスター客の対応によって訓練されます。詐欺師も同じです。
趣味でScam Baitingしている人たちは、様々な「トリック」や「送金できない言い訳」や「小道具」を使います。それが何なのか具体的な内容はここには書きません。しかし、そのような「トリック」や「送金できない言い訳」などを使われた詐欺師のほうは、そのような難しい『カモ』に対してどう対処すればよいかを訓練されてしまう。詐欺師は「言い訳」対策などはかなり学習してきているようです。
例えば日本人を狙う詐欺師なら、アフリカのある国々への送金はウェスタンユニオンでは上限があることを知っていますし、銀行に行けばどういうことを銀行から言われるかも知っている。最近日本の銀行口座が国際ロマンス詐欺でよく使われている背景には、日本の犯罪グループが国際ロマンス詐欺に関係していることもあると思いますが、それ以外にも『日本からの普通の人からの送金』が銀行から注意されると言った事情を詐欺師側がわかっているということもあります。
Google翻訳を使ってくる詐欺師に対して言葉を直してあげたりすることもNGです。いかなることも学習させるべきではありません。変だと思ってもおかしいと思っても、間違った言葉をそのまま使わせることです。間違った言葉は詐欺師のマークです。


