写真の人と詐欺師が違うってどういうこと? 他人の写真を勝手に使うことなんてできるの?

 

『写真の人にコンタクト取るべきではない理由』の記事の後、改めて『詐欺師が写真を盗んで使っている』ということについて説明したいと思います。この話も何度かブログで取り上げていますが、詐欺情報をシェアするFBグループなどでも時々『この人が詐欺師です』といって写真を投稿される方見かけます。

 

勿論、詐欺被害者(金銭被害なしも含む)にとっては、数週間、数カ月、あるいは1年近くも、『写真の人』と信じてお相手してきたため、『写真の人』と『コミュニケーション撮っていた相手』の分離は難しく感じることでしょう。相手が写真の人ではないと認めたうえで『写真の人も詐欺に関与しているような気がします』と仰った被害者の方もおられます。

 

しかし、実際には『写真の人』は詐欺師によって勝手に写真を使われた『アイデンティティ・セフトの被害者』であり、詐欺には関与していません。リブログした記事にも書きましたが、姿を見せずにインターネットだけでカモった相手を信用させお金を騙し取る犯罪において、自分の本当の姿(写真)を見せて足がつくようなヘマはしないでしょう。写真を使うことを許して詐欺に関与していることさえあり得ません。写真の人が軍の高官やカリスマ医師や有名なユーチューバーや、有名人ではなくても会社社長やローカル政治家などだったら、悪いことしたら自分の立場に傷かつきますね。

 

『しかし他人の写真どうやって勝手に盗んで使えるの? ふつうそんなことできないのでは?』という疑問が残るでしょうか?

 

インターネットで気軽に誰でも写真を投稿できる時代です。まともな人なら、他人の写真に敬意を払います。

 

しかし国際ロマンス詐欺の詐欺師にとっては『他人の写真』は商材です。誰かの写真という材料を使って自分たちが演じるキャラを演出します。実在する軍人やお医者さんの写真、そしてそれに合わせた名前や階級、年収、趣味や性格描写、同情を誘う過去(親や配偶者の死など)といった設定。

 

商材となる写真は、SNSや動画サイト、ニュースサイトなど豊富にあります。

 

以前ある被害者の方から、詐欺師からもらった写真が若いころの物から最近のものまでそろっていて本人としか思えないと言われたことがあります。しかしそのケースも明らかに詐欺でした。写真が揃っているのは、その写真の人がSNSなどに豊富に写真を掲載しており、写真収集担当の詐欺団のメンバーがその写真の人のSNSフレンドになっているため、その人物の写真をごっそり盗めたから。

 

子供とセットの写真もよくありますね。合成写真でよその子供と詐欺師が使う紳士の写真を組み合わせたものだと、どうしても合成による不自然さが残る。しかし本当に写真の人が自分の子供と一緒にいる写真なら、合成する必要もなく自然な写真になる。

 

写真はSNSなどから簡単に盗めます。インターネットにアクセスして、欲しい写真をダウンロードする。ダウンロードができないような設定になっている写真でも、スクショは可能な場合が少なくありません。紙の写真を盗むには、どこかに忍び込んで取ってくるしかありません。しかし、デジタル化された写真は簡単に手に入れることが出来るのです。

 

それでも『写真を盗んで使っている』ことが理解できない場合、同じ写真を使った別の詐欺師が複数いることを以下の写真から確認してみてください。フェースブックに同じ写真を使った別の名前の詐欺師が複数います。また、同じ名前使った複数の詐欺師が別の写真を使っています。

 

そして、写真盗用被害を受けた方の中には、自分のホームページやSNS上でそのことを説明している方もおられます。そういう記事を読むと、『誰かが写真をSNSから勝手に盗んで使っている』とはどういうことか理解できるでしょうか?