写真の人にコンタクトすべきでない理由(3)被害者からのコンタクトは歓迎されない
国際ロマンス詐欺被害者の方の多くは、詐欺師と実際に会っていないので『写真の人』が好きになります。『写真は誰かほかの人のを盗んで使ったものだ』ということがわかると、『写真の人は誰なのだろう』と思うのは不思議なことではありません。
そして、写真の本人ではないかと思われるSNSのアカウントを見つけたら、その人にコンタクトをとってみたいと考えるのも不思議ではありません。お気持ちはよくわかります。しかし、コンタクト取ることはお勧めできません。
写真の人にコンタクト取るべきではない理由の一つは、被害者から写真の本人へのコンタクトは歓迎されないケースが多いからです。
詐欺被害者の立場だけで考えると、写真の人にコンタクトをとることは必然とまで思えてしまうかもしれません。ある方は純粋に写真が盗用されていることを教えて差し上げたいだけかもしれません。それでもコンタクト取ることはお勧めしません。
ここで自分の立場を写真を使われてしまった方の立場において考えてみましょう。あなたは写真を使われた方です。さて;
(1) 国際ロマンス詐欺で写真を使われていると言うことはたった一人の詐欺師がたった一人の被害者だけに使っているのではない。複数の偽アカウントが同じ写真で作られ、複数の被害者がその写真を使った犯罪者から詐欺被害を受けている。従ってあなたの写真を使った犯人もその被害者も一人ではない。
(2) 詐欺被害者はあなたの本物のSNSアカウントを見つける。そして、ある人はあなたが犯人だと信じ、ある人はあなたが写真の本人と確信しコンタクト取ってくる。その人数は詐欺被害者の数だけたくさんいます。ある人はあなたが詐欺師本人だと思い、愛の言葉や罵りの言葉を送ってきます。ある人は純粋に「写真が使われている」ということだけを伝えに来ますが、その数はものすごい量です。
(3) SNSで何らかの手掛かりを見つけた被害者の何人かが、家に電話をかけてきたり、職場に電話してきたり、配偶者のSNSにメッセージを送り付けてくるようになりました。事情を配偶者にはなして、何とか理解を得たものの親族からはまだ疑われています。
(4) このような状況で写真の本人であるあなたは、あなたの写真を勝手に盗んで使った詐欺師に騙されたと言う被害者からの様々な動機によるものすごい量のコンタクトを歓迎しますか?
リブログ記事のほうもぜひご覧ください。