最近、テレビで扱われたりした結果、「国際ロマンス詐欺」の認知度も上がってきました。外国人の怪しい軍人や医者などからのコンタクトを受け、その体験をブログに書いて注意喚起される方も少なくありません。
中には、新川さんの「ストップ国際ロマンス詐欺」で書かれている内容や、在マレーシア日本大使館の注意喚起など信頼のおけるサイトの引用をして見分け方や手口を知らせている方もおられますし、そういうブロガーの書いた記事から助かった方もおられるようです。すばらしいことですね。皆さんのご活躍拝見していてうれしいです。
ここでちょっと注意しておきたいことがあります。中には「ビデオチャットを要求してチャットに応じなければなりすまし詐欺師だ」という判断方法を提案されている方がおられます。完全に間違いではないのですか、これを「相手を信じる理由」を探している被害者が見つけたら致命的です。
相手がビデオチャットに応じたら、どうします? 本物だと判断しますか??
それは危険です。何故ならビデオチャットのトリックを使っている可能性も否定できないからです。
実際、被害に遭われた方の中には、相手とビデオチャットをしたと言う方もおられます。そして、手を振るなどの動作を要求したらしてくれたとか。しかもその写真が詐欺によく使われる写真の人物でした。
これはどういうことですか? その人物本人が詐欺をはたらいていた? 違いますね! あらかじめ入手したビデオをストリーミングで流しているのです。あたかも本人が目の前にいるように演出しているのです。
そんなトリックがあるなんて、信じられないですか? そんな事ありえないと言って信じないで、ビデオチャットをした詐欺師を信じて騙されるのは被害者さんのご自由な選択です。しかし、テクノロジーは進歩しています。そのうち、携帯アプリなどで手軽に、写真1枚でもあればその写真の画像の人物を動かしてみることが出来るようになりますよ。そうしたら、「ビデオチャットをした」=相手は本物とは絶対に言えなくなります。
このビデオは、写真とビデオを盗用されているIdentity Theft被害者であるAlec Couros教授自らが、ご自身のビデオを詐欺師がどのように使っているかを示しています。