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シリアにいると言う偽ジャーナリストとのやり取りを始めた珠子。詐欺師は珠子にシリアの惨状を聞かせ、その後子供がラスベガスで病気だと言う。治療費に10万円、ウェスタンユニオン経由で送金してほしいと言ってきました。しかし結局お金がとれない詐欺師。
そしてゴールデンウイークが明けると、珠子の返事がまたおかしくなります。何と息子のマルオが母親のiPad使ってハッキングしてしまってたのでした。
そしてこの詐欺師は高校生の少年からでもお金をとろうとする。金の亡者です。しかしマルオも一筋縄ではいきません。マルオは図々しくも宿題をやれと要求してきます。詐欺師が「負傷して病院にいる」なんて言ってもお構いなし。
マルオは小学校の時に集めた切手を2000円分送ると詐欺師に言いました。詐欺師はお金が送られてくると思って期待をしている。お金か母親のメアドかと聞いたとき詐欺師は母親のメアドを教えてと言ってきますが、マルオは週末に鎌倉に帰ってきた母親の珠子と喧嘩したため、母親のメアドを教える気がなくなりました。そこで、マルオは約束の2000円を送ると勝手に決めます。
そしてサマーキャンプの前に送るのですが、10日経ってキャンプから戻ってきてもまだ詐欺師には期待していたものが届きません。(当たり前です、何も送っていないから。)
詐欺師の言葉は英語のままで、珠子(マルオ)は日本語にしてお送りします。詐欺師のメッセージを英語の原文にしておくことで、彼らの英語がどんなものかを示すことができ、検索をかけたときに同じメッセージを被害者の方が見つけやすくできます。但し重要な内容は、時々註をいれるようにします。
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さて、サマーキャンプから戻ったマルオがAmmedにメールしました。
マルオのメール:
おっさん、封書とどいたか? 水色の標準的なエアメール封筒におっさんがくれた住所と宛名書いてるだけど。
Ammedの返事:
No, I haven't received it yet.
What is the details of the sender and is it up to ten days you sent it?
詐欺師はFedexの代理店みたいな住所を指定してきたので、おそらく国際宅配便などを想定しているはずです。しかしマルオは最初からそんな気はなく、封書で送ってることになってます。(本当は何も送っていません。)
マルオの返事:
おっさん、それは普通の青いエアメール封筒でB5の便せんを折って入れられる奴だよ。おっさんがくれた宛名と住所を書いてる。切手は2枚、120円と10円。120円には花、10円には鳥がついている、記念切手じゃない普通の切手だ。裏側にオレの住所と名前が日本語で書いてあるんだ。
Ammedのメール:
Ok, thank you. But what's your name and address in English? And is it up to ten days yet? So I know if to go claim it...
Thanks
マルオの返事:
そっけなく自分の名前と住所を送る。(鎌倉市の存在しない住所)
さて、送り先のフェデックスの代理店の住所というのは、Ammedを名乗るアフリカ人のナイジェリアの住所ではなく、おそらくは友人知人の勤務先か、いつもどこかからの荷物を受け取る行きつけの店舗でしょう。そして宛名もおそらく知人の名前。だからそこに彼宛のものが届く場合、その知人宛のモノが自分のものであることを証明しなければならないのかもしれません。
これは送金の場合と全く同じことでしょう。つまりアフリカンの詐欺師は被害者に送金させた場合、送金先はマネーミュールや口座貸し業者。それらの人々に自分宛のお金が届いたことを証明するには、被害者からの送金証明(銀行からもらう送金票の写し)が必要なのですね。これは何度もBaitingの記事でもほかの注意喚起記事でも書いてます。
荷物や封書を詐欺師が受け取るのに誰かほかの人の住所や名前を使う。これは彼らにもリスクが伴います。よほど信頼できる人ではないと、送られてきたものの封を切られ、中身をとられてしまう可能性もありますよね。送って10日も経っている。既に届いてネコババされたか、それとも郵便事情の悪さから紛失したか、いずれにしてもマルオの落ち度ではないです。指定したナイジェリアの住所に送った(ことになってる)のですからね。
