ロマンス詐欺師の筋書きを書いて女性が逮捕される - The Telegraph UK
2016年1月16日付
ロマンス詐欺師の911で家族を失った方を装ったものを含む筋書きを詐欺師たちのために書いていた女性が逮捕され、2年間の実刑を言い渡された。
Patricia Wutaanは詐欺師たちに、なにも疑わない被害者たちの心をどのようにしてとらえられるかを教え、70歳の被害者から送金されたお金の資金洗浄を行った。
55歳の女は2014に密告により逮捕され、捜査官が家宅捜索した結果、2011年のニューヨークのテロによる攻撃の被害者の未亡人からと言われているものを含む手書きのメモが多数見つかった。
手書きのメモには、「私は未亡人です。夫を9月11日のニューヨークのテロ攻撃で失いました。彼は崩れ落ちる建物から何とか逃れましたが、喘息もちで、酷い埃と煙により亡くなりました」
別のメモには、夫の遺言に基づきお金を待っている未亡人について書かれており、3枚目は壊れたミシンを修理した後で家賃を払うのにお金が必要になることを提案する筋書きが書かれていた。
さらにメモには、「落ち着いて、相手の男から最後の言葉が出てくるまでは憂鬱な雰囲気を保って。そして彼にもっと話させる。悲しそうに、そして次の月からの生活費の支払いを心配しているように。彼が何か助けられることがないかと言って来たら、2000~3000ドルを援助してくれないかと頼む。」などと指示が書かれていた。
Wutaanは当初これらのメモを書いたことを否認したが、筆跡鑑定のエキスパートがこれらの手書きのメモが彼女の筆跡と一致することを証明した。
警察によると、彼女がこれらの筋書きを自分で使ったという証拠はない。しかし、彼女の家からは偽のパスポートや運転免許証も見つかった。
また、捜査当局は彼女の銀行口座に30,000ポンドの金額が、彼女の仲間に騙されたスイスの被害男性から振り込まれていたことも判明した。
捜査官によると、Wutaanの家は詐欺師の筋書きと偽IDの宝庫のようであったという。それはたあかも彼女自身が詐欺師のハンドブックを作成していたかのようだった。
「彼女の筋書きはまさに詐欺被害者たちが詐欺師に騙された筋書きそのものだった。そして、被害者に同情心を抱かせ、助けたいと思わせるように作り上げられたものだった。
デートサイト(や、婚活サイトって言わないと失礼ですかね…)を利用する人は、相手から言われたことに疑いを持つように。特にお金や個人情報を求められた場合は。
もし詐欺にあったと気が付いたら、恥ずかしいと思わずに警察に行ってください。警察は詐欺をなくすように尽力します。」と捜査官。
女が書いた詐欺ストーリーの筋書き。
(記事終わり)
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詐欺被害者の方とコンタクトとったとき、時々相手の詐欺師の英語がまるでネーティブのレベルだったとおっしゃる方がおられました。
もっとも、詐欺師としか英語使う機会のない被害者で相手を愛してたまらない状態になっていると英語力判別能力も落ちます。
もちろん、英語圏に留学して学士以上のアフリカ人なら、英語の文章はそれなりに上手でしょう。
しかし、この女性のような英語ネーティブが共犯者として絡んでいることもあるんですね。そうするとメールの英語なら申し分ないレベルになります。
この女性ももとは被害者だったのではないかと思います。それが、お金欲しさからでしょうか、それとも自分をだました相手を愛していたからでしょうか、わかりませんがどこかの時点で共犯者に転身してしまったのでしょうね。
遠隔操作でお金を取るアフリカ系詐欺では、一番足がつきやすいところにいる先進国や新興国にいる現地人の共犯者(元被害者など)が捨て駒として使われているのです。お金を失った後、相手からお金が返ってくるといわれて浮かれていうこと聞いてしまうと、最後にはその被害者の方が共犯者として刑罰を受ける結果となります。
ネットで知り合った相手が詐欺師と気づいた時点で相手との接触を断つべき理由の一つは、相手のペースに巻き込まれて共犯者にさせられることを防ぐということもあります。
