男性狙いの女性を装ったインターネット上のアフリカン系のロマンス詐欺手口について紹介しています。男性の方々に注意を喚起するため、このストーリーを連載しています。これは実際に偽キャラを使ってわざと詐欺師に見つけられやすい環境に偽キャラのフェースブックのアカウントを置き、そして釣り上げた相手とのストーリー展開を紹介するものです。本当の被害は発生していません。

第七章 終焉 
女からガーナへ送金する要求をされた後、いくつかバイティングのツールを使って振り回して遊んだのですが、そのあたりはバイティングの手法の話になりますので詳しく書くのは避けます。

本当に送金していないので、送金番号(MTCN, Money Transfer Control Number)にアクセスできるツールにアクセスしてもらっても相手は何も得られないわけです。

フローレンス
『従妹から連絡があったわ。お金を受け取るのに問題があるみたいなの。長距離電話がかけられないのでMTCNにアクセスできないの。それに電話代もなくなっちゃったわ。だからあなたにお願い。ウェスタンユニオンに行って、レシートを見せて、それでMTCNとセキュリティ番号をもらってきてちょうだい。そうすれば従妹は簡単にお金を受け取れるわ。あるいは、フリーダイヤルをおしえてもらってちょうだい。そうすれば電話代を取られないで済むわ。忙しいところ悪いけれど、私のためだとおもって、お願い。ありがとう』

和也
『わかったよ、プリティ。何とかやってみるよ』

翌朝
フローレンス
『ねぇ、ハンサム。お元気かしら。今日はMTCNをもらってきてくれるわね、待ってるわ。従妹に送らなきゃ。』

その日の午後
フローレンス
『どうだった?』

その日の夜遅く。
和也
『やあ、プリティ。今日は忙しくてね、送金センターに行けなかったんだよ。明日行けると思うよ。』

フローレンス
『わかったわ、すべてうまくゆくと思うわ。あなたに会えなくて寂しい。明日すぐにご返事ちょうだいね。』

もっとも本当に送金していないので、MTCNをどこかで見るというセキュリティシステムは電話つかったものでも何でも本当に見れるわけではなく。次に使ったものはフローレンスを怒らせました
 サイトにすらアクセスしていなかった(笑) なんと怠惰な。

フローレンス
『なんでこんなに時間がかかるの? あなたがやって、そしてMTCNを取り出して私に送ってちょうだい。ウェスタンユニオンはとてもシンプルなもののはずよ。なんでこんなに面倒な方法とらされるの? お願いだから従妹のためにMTCNを出してよ。これはいったい何なの?』

受け取りはガーナになっているから日本からアクセスしたら不正アクセスとなってしまうと説明。

フローレンス
『レシートはウェスタンユニオンのじゃないわね。あなたが何を考えているのかわからないけど嘘ついているんでしょう!』


『友達にウェスタンユニオンの人がいるの。その子が行ってたけど、こんな方法なんかないわ。ウェスタンユニオンで送金して、MTCNをうけとって、それを受け取り手に連絡して、それだけの話のはずよ。本当にそうきんしたのだったら、ウェスタンユニオンに戻ってMTCNをもらってきてちょうだい』

じゃあ君の従姉妹はお金いらないんだね、だったら送金センターで払い戻ししてくるよと伝えるとしつこくMTCNをウェスタンユニオンでもらって来いと言ってくる。嫌だと言ったら

フローレンス
『わかったわ、自分のお金取り戻しなさいよ』

フローレンス
『ウェスタンユニオンはそんな方法とらないわ。
悪いけど、それ詐欺よ』

ウェスタンユニオンを使うのは初めてだったんだ。お金取り戻しに行くよと言ったら

『if really you have it sent
本当にお金送ったのだったらね』

和也
『そういうならね。さようなら。僕は明日ウェスタンユニオンで払い戻ししてくるよ。』

フローレンス
『OK』

和也
『自分で従妹を助ける方法を見つけたまえ。僕は彼女には責任はない。』

フローレンス
『Whatever
勝手にすれば』

和也
『いいよ。』

フローレンス
『Hey bare in mind, i'm not coming to Japan anymore because i can't trust you

覚えておいてちょうだい。私は日本になんか行かないわよ。あなたが信用できないから』

和也
『よろしい。僕は構わないよ』

フローレンス
『さようなら』


和也
『さようなら』

     

あっけなくてがっかりでしょうか? 


ここで『お前の正体はわかっている。写真はYuliana Avalos,フロリダ州在住のシングルマザーでビキニモデル。送金先がガーナなのはお前がガーナにいるからだ!』みたいに名刑事か名探偵気取りで言ってしまうと、かっこいいですよね。


でもBaitingとしてはNGです。ここは、Scammer もBaiterも、自分がリアルのつもりでお別れです(笑) そして、導き出したかった言葉をゲットできました。


バイリンガルで入れた最後のセリフにぜひ注目してほしいのです。



『Hey bare in mind, i'm not coming to Japan anymore because i can't trust you

覚えておいてちょうだい。私は日本になんか行かないわよ。あなたが信用できないから』


お金を送ったご褒美は女が男性の国に来てくれるということ。(永遠に来ることはないですがそのニンジンを突き付けている。) お金を送ってこないなら、『行ってあげないわよ』ということになるんですね。女性が男性の国に行きたいと言っているのは、餌です。女性にはまってしまった男性は、女性に会いたくて、要求をクリアしようとする。


"bear in mind"、フローレンスはスペル間違えていますが…心に留めておくことね、覚えておいてちょうだい、そういったニュアンスのきつい言葉ですね。『お金をちゃんと送ってくれたら、男性の国に行ってあげるのよ』 という態度ですね。


男性狙いの詐欺師はほとんどの場合男性です。仮に電話に女性が出たら、ガールフレンドもしくは奥さん、あるいは変声期前の10代の見習い少年でしょう。写真はAV女優やモデルのものが多いです。画像検索かければどこかで出てきます。出てこなくてもYou Tubeなどに投稿している素人さんの動画をスクリーンショットとったものだったりするでしょう。いずれにしても、普通の女の子じゃない、お金かけて体型を作っている、体型を売りにする女性。


AV女優の写真使っている場合、ビデオも出回っています。おそらくは『私のお部屋』みたいなタイトルのビデオを見せてくれて、あたかもカメラの前で悩ましい姿になってくれたように見せかける。そのあと男性にも服を脱ぐように要求してくるかもしれません。これも罠です。スクリーンショットをとられ、後々脅しのネタにされます。『お金を送らなければ会社に写真を送るわよ』などと言ってくるでしょう。


脅しを受けた場合のアドバイスは男女ともに同じです。応じない。脅しは一方通行では成り立たないので、ブロックすれば写真を何処かにばらまかれることはありません。アフリカン詐欺の盗用写真で、モデルじゃない素人っぽい男性の上半身裸の写真使っているのがありますが、ビデオチャットで女のふりした詐欺師にスクリーンショット取られたものじゃないかと思われるのも若干見たことがあります。


出会い系サイトだと最初からお付き合い前提で話が進みますが、フェースブックなどのSNSだと必ずしもそうではありません。ここが女性狙いのフェースブックのアフリカン詐欺の手口と大きな違いだと思う。 女性相手ならFBでも最初からLoveとか言ってきますから。


相手はお金が目当てです。送金の段階になると、お金目当てであることが見え見えの態度が出てきます。
最初の送金は小額です。100ドルから500ドルくらいだったら、男性はこれくらい出してもいいと思ってしまうような額。ウェスタンユニオンやマネーグラムでの送金を求めてきたら間違いなく詐欺。送金先がアフリカだったら赤信号です。


女を信じて送金を続けると、だんだん金額がエスカレートしてゆきます。学費や家賃など、100ドル台だったのが4ケタ台に。おそらく高額になると、いわゆる419詐欺と同じような手口になるでしょう。女の亡父か祖父がお金持ちで、その遺産を受け取るために外国の銀行口座の名義を変更しなければならない、それを未来の夫である男性の名義にしてもらいたい、そしてその手数料建て替えてちょうだいとか、ここで5ケタ台。


優しい男性諸君、どんなに女に泣きつかれても、もっともらしい話を聞かされても、ネットでしかあったことのない外国の女性にお金など送りませぬよう。お金は戻りません。美味しすぎる話は信じませぬよう。


ここまでで自称ウクライナのファーストフードの清掃員、巨乳美女フローレンスの話は終わりにします。次はナースのお話をしましょう。

国際赤十字から派遣されてガーナで働くアメリカ人の看護師…
がみんなAV女優みたいな体型だってことはないでしょう(笑)