第一章 接触

最初はごく自然なのです。フェースブックで見知らぬナイスバディの美女からリクエスト来たということ以外は。

女性狙いのロマンス詐欺だと、最初のチャットですでに「年齢、既婚未婚の別、子供がいるかどうか」を聞いてきて、そしてすぐに"Love Honey Darling Kiss Hug"が出てきます。

しかしこの巨乳美女は無難な挨拶から始まりました。10月初めのことです。

フローレンス
『こんにちは、そこにいるの?』

和也
『やあ、何か?』

フローレンス
『素敵な人、何か?
お国はどちら?』

和也
『日本ですよ。君は?』

フローレンス
『私はウクライナに住んでいるの』

和也
『いいね。僕はウクライナには行ったことがないな』

フローレンス
『とても良いところよ』

和也

フローレンス
『そちらな何時なの?』

和也
『夜の9時48分だよ。
時差があるからチャットはなかなかできないね。僕はメールのほうは良いかな。このメアドにメールくれるかい? kazuya@meado.com 
良い一日を。』

フローレンス
『そうね。でもあなたはいつも何時ごろならオンラインなの? その時間に合わせてチャットができるわ』

和也
『何時にいつもオンラインなのかは約束できるかな』



  

とはいうものの、なかなかオンラインで会えない毎日。この会話は一回のチャットではなくて、約10日間で交わした会話なのです。

女性を狙ったオンライン詐欺だと、最初からアイラブユーが出てきますが、女性を装ってる詐欺はそこまで最初から言いませんね。すごく自然な感じではないですか?

男性の写真を使って女性に近づく奴の場合、最初から既にテンプレート通りですから。

『素敵な写真だ。君は僕のことを知らない。でも怖がることはないんだよ。僕は君の称賛者だ。君は美しい。僕は独身で、もちろん悪い意図はいよ。君があまりにも美しいので、短いメッセージを残していきたかったんだ。お世辞じゃないよ、本当に君は美しい。時間があったら、ぜひ僕に一言返事をしてほしい』

そして『何ですか?』と聞けばすぐに自分が何者(を装っているか)、そして悲しい過去(妻死別もしくは友達と浮気されて離婚、両親とも事故か病気で死亡など)、今いる場所(軍人などで戦地にいたり、今英国か米国にいるけれども仕事で近いうちにインドネシアかマレーシアに行くと言ってたりなどなど。)




お買い物している写真。
家庭的なところと同時に、細身に大きな胸をアピールする写真ですね。