アナスタシアの一族の書には著者メグレと彼女との間に産まれた息子、ヴォロージャの事が描かれています。

 

彼が産まれて間もない息子の顔を見てシベリアの森を離れてから既に五年経ち、メグレは息子の教育の為に、世界史の絵本を持って行った。


息子は人間が食べる物を一日中探し回っていた生活をしていた事が書かれてあった部分に違和感を感じたので、息子は突然手で目を覆い耳も聞こえない振りをして『アーアー!』と叫んだ。



すると森の動物たちが彼を心配して周りに集まり始めて、リスたちは杉の松ぼっくりや干しきのこなどを持って来て、あるリスが後ろ足で立ち上がると、前足で松ぼっくりを持ち、歯で素早く種を取り出し始めた。

するともう一匹のリスが種をかじり、殻を剥いて実を次々と並べて盛った。


それでも『アーアー!』と息子が叫んでいると、クロテンがその実を口に入れて噛み砕いた実を彼の口の中に入れようとしたので、息子は元に戻り周りに集まった動物たちを安心させた。





狼にはたてがみを優しくたたき、

熊には顔を軽く撫で、

周りを走り廻っいたクロテンは、足で軽く地面に押し当てられたあと、仰向けになると胸を息子に掻いて貰っていた。


ご褒美を受けると、各自決まりよくその場を離れていった。


リスはまだ食べ物を持って来ていたので、一掴みの実を手に取り合図を送るとそれは止まった。



幼い息子は父の所へ来て手を伸ばし、一掴みの実を見せて言った。

『ぼくに起こっている想像ではね、パパ、はじめて地上に暮らし始めた人たちは、一日中食べ物を探す必要はなかったの。彼らは食べ物のことなんて全然考えていなかったんだ。

ごめんね、パパ、ぼくの想像と、パパが持ってきてくれた頭の良い学者たちが書いた本とが違っていて』



以上の事実はまさに私達の中で行われている教育と言うシステムが、ある人逹の意図により歪められていて、彼らのシステムの為にお金を求めて働かせるように仕向けている象徴のように思えます。


人間は動物たちを使い、動物たちも人間に尽くし誉められることで生きる喜びを味わっている。


植物も無駄なものは一切ない。


地球上で人間は本来の在り方を忘れさせられて、大切な事を忘れてしまったということ。