2006年-2008年のオーストラリア生活の話。

私の長い旅はオーストラリアから始まった。

 

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私はワーキングホリデーでオーストラリアに行った。

ビザの有効期限は1年だけど、ファームの仕事(180日以上だったけ?忘れちゃった)をしたら1年延長できるということで、ファームの仕事は私にとっては必須の選択肢だった。

 

 

 

 

 

 

 

幸い土を触っていたり、自然の中にいたり、田舎の生活は好きだったので、暮らしていくのは全く苦ではなかった。田舎出身だし、もともと都会より田舎の方が好きだった。(都会は怖い。今でもちょっと怖い)

 

 

田舎で働くにあたって過ごしていた宿が、バックパッカーズホステル。

こういったホステルは、オーストラリアにも世界中にも沢山あって、個室やドームと呼ばれる相部屋などを選んで泊れる宿。田舎にあるホステルは専ら仕事をしている旅人の宿。

そこに泊まると、仕事を紹介してもらえる仕組みになっていた。

 

なので、仕事と部屋の空情報を皆連絡し合って次に移動する場所を決めて動くことになる。

まるで、ダーツの旅ののようなものだね。

 

 

 

 

 

 

ホステルの規模はそれぞれだけど、私が滞在していたとことは30~60人くらいの人がいた。

世界中の人がいて(といってヨーロッパ、カナダ、アジアがほとんど)、年齢もさまざま。と言っても、10代後半から30代前半で大半が20代前半。たまに主のおじさんとかいる。私は当時26歳だったので、ワーホリにしては年配組の方だった。

 


 

 

部屋は節約の為、相部屋にしか泊ったことがない。

8人部屋とか10人部屋とか、そういうの。

10畳くらいの部屋に二段ベッドが置いてあって、ベッドの上だけがプライベートスペース。

後は全てが共同。

トイレ、シャワ―ルーム、キッチン、リビング、洗濯機、冷蔵庫、全てが共同。

 

 

 

 

畑の仕事をしている人ばっかりなので、泥が散らばっていて大抵いつも汚い。

整理整頓も、基本できていない。

キッチンの排水はだいたいいつも詰まっている。

調理器具も共同なんだけど、汚れてシンクに浸かっているものを、使う人が洗って使う。

シャワーのお湯は途中で水になる危険性がある。

まぁ、こんな感じ。

 

 

最初はうわー・・・・

と思ったけど、数日経つと慣れてもくるし、立ち振る舞いも効率よくできるようになる。

シャワーを浴びる時間とか、キッチンを使う時間、トイレの時間もそれぞれが様子を見計らって、混まない時間に散らばるように行動する。

多国籍の集団生活は、国民性の違いも見えるし、更には個性もさまざまで人間観察も結構面白い。

 

 

 

 

そんな宿は、旅人の集まりなのでみんな好奇心旺盛。

どんな人とも話したいし、色んな経験したいし、とにかくこの貴重な時間を楽しく過ごしたいと思っている人しかいない。

社交性はこういった経験をすると、その気になればすぐに身につくと思う。

楽しく過ごすにはどうしようか!ってタイプの人が多く、ある宿では毎週末がパーティーだった。

 

田舎とは思えない本格的なパーティー。

ズンズンズン♪

 

音楽ガンガン鳴らして、お酒飲みながら夜中まで踊って楽しむ。

周りに何もない田舎なので、音の問題もない場所だったしね。

とにかく、みんな精一杯に楽しんでいたように見える。(勿論好き好きだとは思うけどね)

 

 

 

 

 

色んな人がいるんだよ。

こんな事、急に始まるんだもん。

びっくりする事がどんどんあるし、人もすぐ入れ替わるし、本当に飽きなかった。

 

 

 

 

 

そんな場所で私は完全なるピエロだったので、

仮面をかぶってアクティブでポジティブで勇気のある女の子を演じ続けていた。

役もだいぶ板についてきた頃には、宿での生活は凄く心地よいものになっていた。

気に入ってもらうためには、やっぱり食べ物。

巻き寿司は、何処に行っても喜ばれる日本食。

沢山作って振る舞った。

 

 

 

 

とはいえ、ここはバックパッカーズホステル。旅人しかいない。

仲良くなっても、あっさりと「さようなら」

また会おうねって、その「また」があることはまず無い。宿にいるメンバーは毎日のように変わっていく。

 

 

 

 

宿にいるのは、仕事をして旅の資金を稼ぐため。

旅の目的は、仕事も含めていろんな経験をするためだから、みんないつかは去っていく。

 

こんな感傷的になるのは日本人の国民性なのか?

みんな寂しそうでは無いんだよね。

みんな「All the best!」って笑顔でバイバイ。

 

 

 

 

 

 

私も同じように、次の場所へと旅に出る。

 

 

つづく。