75゚V-12 DOHC (1991)



このエンジンは、いすゞ自動車の4名の技術者が1990年に開発し、年内までに造り上げました。
いすゞの技術力を示す目的があったのですが、エンジンの完成を最終目標としていたため、実際のF1レースに参戦することはありませんでした。
◇エンジン概要
全長x全幅x全高
=690x495x580(mm)
75°V型12気筒 DOHC
排気量 3493cc
シリンダ ボアxストローク
=85.0×51.3mm
性能〔*改良後〕
出力
646馬力/12000回転
765馬力/13500回転*
トルク
41.0kg・m/10000回転
42.1kg・m/11500回転*
重量 158kg
☆参考
出力 公称(実際)
ホンダ RA121E型
650(725)馬力
ヤマハ DX99型
622(700)馬力
しかし、このエンジンの仕上がりが予想以上に良かったため、当時の提携先だった英国ロータスのF1マシン「ロータス102」の車体にこのエンジンを(若干の改良を加えて)載せ、
英国のシルバーストーンサーキットでテスト走行を行ったところ、まったくのノントラブルで完走!!

Lotus 102C
しかも、
タイムは、当時最も速かったホンダ(アイルトン・セナ運転)に匹敵するほどの好成績でした。
ISUZU Como
いすゞはその後、このエンジンを載せたコンセプトカー「コモ」を東京モーターショーに出品し、そこで役目を終えました。
合わせて10基が製作されたこのエンジンですが、
現在、組み上がった状態で存在するのは、
静岡市駿河区のタミヤ(田宮模型)本社に展示物として置かれている1基だけと言われています。「なう」に、このエンジンを載せて疾走する『ロータス102C』の動画を載せましたので、ご覧ください。