幻のいすゞF1エンジン P799WE型・V型12気筒 | AVEC 2CV by Yurii Oikawa

AVEC 2CV by Yurii Oikawa

浜松市中央(旧南)区在住のわたしが等身大の日常生活を随時載せております。2020年12月からスマホ版移行。なおわたしは2026年から 新たに「ユーリィ及川」の名を使用します。

ISUZU P799WE Engine
75゚V-12 DOHC (1991)

ファイル08580001.jpg

ファイル10170001.jpg

ファイル09450001.jpg


このエンジンは、いすゞ自動車の4名の技術者が1990年に開発し、年内までに造り上げました。

いすゞの技術力を示す目的があったのですが、エンジンの完成を最終目標としていたため、実際のF1レースに参戦することはありませんでした。


◇エンジン概要

全長x全幅x全高
=690x495x580(mm)

75°V型12気筒 DOHC
 排気量 3493cc

シリンダ ボアxストローク
=85.0×51.3mm

性能〔*改良後〕

出力
646馬力/12000回転
765馬力/13500回転*

トルク
41.0kg・m/10000回転
42.1kg・m/11500回転*

重量 158kg

☆参考
出力 公称(実際)

ホンダ RA121E型
 650(725)馬力

ヤマハ DX99型
 622(700)馬力


しかし、このエンジンの仕上がりが予想以上に良かったため、当時の提携先だった英国ロータスのF1マシン「ロータス102」の車体にこのエンジンを(若干の改良を加えて)載せ、

英国のシルバーストーンサーキットでテスト走行を行ったところ、まったくのノントラブルで完走!!

ファイル098000010001.jpg

 Lotus 102C


しかも、時計タイムは、当時最も速かったホンダ(アイルトン・セナ運転)に匹敵するほどの好成績でした。


ファイル09260001.jpg

 ISUZU Como

いすゞはその後、このエンジンを載せたコンセプトカー「コモ」を東京モーターショーに出品し、そこで役目を終えました。


合わせて10基が製作されたこのエンジンですが、

現在、組み上がった状態で存在するのは、富士山静岡市駿河区のタミヤ(田宮模型)本社に展示物として置かれている1基だけと言われています。


「なう」に、このエンジンを載せて疾走する『ロータス102C』の動画を載せましたので、ご覧ください。