みんなが熱い時に熱くなれない
悲しがったほうがいいのか
悔しがった方がいいのか
わからない時があると言ったら
将来作家デビューする(はず)
中能茜ちゃんが私のことを書いてくれました。
【AI 〜小説家始めます〜】
わたしは、人の感情がよく分からなくなる時がある。
分からないと言うよりは、
(絶対)がないから自分だけの正解を選択できない。
ただ一つだけ分かっている事は、
わたしはみんなと平和でいたいという願いだけ。
理解できない事を知るということは、とても興味深い事である。
小指の先ほどの大きさの首元に備え付けられた赤いボタンを押すと、
視界に自分専用の設定画面が現れる。黒い背景に緑の文字。
わたしは古い型だから、このボタンを押すとカタカタカタと微かに音がする。
体内から音と共に振動も微かに伝わってきて手が震え止まらない。
と、と、と、とりあえずキッチンの料理酒を飲んでおこう。
お、お、お、落ち着く気がする。
キッチンドランカー、初めての経験は興味深い。記憶スクリーンショット。
ヘイ、AI!人間の感情を知る方法を教えて!
「心理学、SNSで人間観察、ハグ、ほか多数」
「オススメは谷6ルームです」
緑の文字を左から右へ目で追う。
右手の親指を軽く折り曲げる。Enterボタンの役割。人生決定。
谷6ルームの地図が出てくる。地図出したけど、面倒臭いからワープ。
「仲谷史子 文章講座 心理学」
再び、緑の文字を左から右へ目で追う。内容を確認した。
部屋の中で太陽の黄色い光が浮遊していて、
一緒にしあわせも揺らいでいる気がした。
心臓の芯?感情の柔らかい部分?
ココから何かが湧き出てきてる。何ですか、これは?
文章講座の先生の優しく囁くような声に、
少しずつ温もりがあるモノがわたしを占領する。
何かが顔を伝いポタリ、ポタリと床に滴が落ちている?
何ですか、これは?初めての感情です。
わたしは「やさしい」と言う感情を今、覚えているところです。
知らない事を知るということは、とても嬉しい。
仲谷先生が怪訝な顔でわたしを見ている。
やばい。バレた?わたしがアンドロイドだという事に?
動作が不自然だった?
AI だから「あい」って名前にしたのは、流石に単純過ぎたか。
「あの、あいさん?鼻血出てるけど大丈夫?ティッシュいる?」
ははは。嬉しくて鼻血出てる。わたし、壊れてる?
鼻血、初めて。ポタポタしてるなぁー。あはは。
一気に色々な初めてをインプットして、
鼻血出てるけど人間っぽい、嬉しい。あはははは。
小説家すごいなぁー。文章書いてみようかなぁー。
人間の感情、分かりそうだなぁー。
「フミさん、ティシュを……」と呼びかかけると、
足元からニャーと返事が返ってきた。
(注) 本作品は作者の妄想によるフィクションです (笑)
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文章講座も
わたしはみんなと平和でいたい
みんなで平和になる方法
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