皆さま、おばんです!


昭和59年に廃止された、

恵良駅と肥後小国駅を結ぶ国鉄宮原線の廃駅巡り。

このネタも次回で最後です。

もうちょっとだけお付き合い下さいね。

(前回分はこちらです)

昭和59年に廃止された宮原線沿線をドライブしてみた①恵良駅~町田駅跡編

昭和59年に廃止された宮原線沿線をドライブしてみた②宝泉寺駅・麻生釣駅跡編


町田駅、宝泉寺駅、麻生釣駅の廃駅跡を周った次は北里駅跡です。
f08050/宮原線・北里駅

昭和51年に撮影された航空写真より。


北里駅は昭和29年、

宮原線の肥後小国駅延伸に併せて開業した駅でした。

宮原線は昭和59年に廃止されてしまいましたけど、

北里駅跡は「北里駅跡公園」として整備され、

実際に使用されていたホームと駅名標が公園内に保存されているのですよ。
f07345//九州旅


ホームの上には島式タイプの母屋根が載っておりますが、

こちらは後天的に付けられたもの。

北里駅は単式ホーム1本だけの棒線構造だったみたいですね。
f08052/宮原線・北里駅

それにしても、この屋根の勾配は急すぎる…


ここで気になったのは、このホームの現在の位置です。

といいますのも、宮原線は廃止後に国道387号線に転用されましたが、

その位置からホームはえらく離れているんですよ。
f0805a/宮原線・北里駅

右に見える道路が国道387号線で、

宮原線の線路は、本来この場所にあったはずなんですよね。

…ということで、現在見ることが出来る北里駅のホームは、

国道の整備に併せて移されたとみて間違いなさそうです。


では、本当はどの場所に北里駅のホームがあったかというと…
f08054/宮原線・北里駅

国道のすぐ脇にはポッカリと口を開けたトンネルがありまして、

この並びに北里駅のホームがあったそうです。


実はこのトンネル、

地上にあった北里駅ホームと地平にあった駅舎を結ぶ通路跡でして、

こちらは今でも通行することが出来ますの。

せっかくですので、自分も通路を歩いてみましたよ。
f08055/宮原線・北里駅

この通路を覗きこむと…


やや勾配が急な階段が見えてきました。
f08056/宮原線・北里駅


苔で滑らぬよう足元を注意しながら、ゆっくりと階段を降りてゆきます。
f08057/宮原線・北里駅


そして階段を降りきった場所が…
f08058/宮原線・北里駅


駅舎があっはずの駅前広場でしたの。
f08059/宮原線・北里駅

ちなみに宮原線が現役だった頃の駅舎ですが、

資材不足にために鉄筋造りとはならず、

竹筋で組まれたコンクリート製のものだったんですって。

そのお姿、ぜひ一度見たかったわ…


近くには細菌学の父として知られる北里柴三郎先生の生家もあり、

観光地としても賑わっていた北里駅跡公園でした。
f08053/宮原線・北里駅


f08051/宮原線・北里駅


なお、北里駅から宮原線の終点・肥後小国駅まで、

約4キロの廃線跡ですが、

遊歩道として整備され、誰もが気軽に歩くことが出来るらしいです。
f0805b/宮原線・北里駅


北里駅の西側にあるこちらのアーチ橋、

登録有形文化財に登録済みの北里橋梁ですが、

ここも普通に橋の上を歩くことが出来るそうですよ。
f0805c/宮原線・北里駅


f0805d/宮原線・北里駅

この日は自分、クルマを使ってのドライブ中でしたし、

北里駅-肥後小国駅間は4,1キロもあるし、

何よりも自分、汗っかきの小デブですので

今回は歩くことを断念しましたけど、

機会があればぜひ、一度は歩いてみたいと思いました。

アーチ橋の廃線跡の上を歩くなんて、

他ではちょっと体験出来なさそうですもんね。


最後は肥後小国駅の廃駅跡巡りですが、次回に続きま~す。



昭和59年に廃止された宮原線沿線をドライブしてみた④肥後小国駅跡編

宮原線