皆さま、おばんです!
今日は向山ミニミュージアムのお仲間さんにご協力いただいて、
いろいろ楽しい場所にご案内していただきました。
まずは、旧・南部縦貫鉄道の七戸駅にある、
わずか28両しか製造されなかった冷蔵車・レサ5000の倉庫です。
この場所には8両分のレサ5000があるというのですから、驚きですよね。
ここで見た貴重な車両たちのことは、別の機会にじっくりとご紹介しますね。
この後に昼食を戴き、
いよいよ今日一番のお楽しみ・十和田観光電鉄線を見るために、
途中の並走区間では、
電車の中の子供たちに元気いっぱいに手を振られたり、
イベント会場のTKD89に、
突如、スタミナいっぱいの生物が登場したりと、
とにかく、とても楽しいことばかりの1日だったのですよ。
しかし皆さまもご存知の通り、
今日は十和田観光電鉄線との別れの日。
このまま笑顔で終われる日ではなかったのです。
午後7時50分。
自分らは、この列車に乗車するための整理券を手にして、
これから乗車する列車こそは、
89年もの長きに渡って続いた十和田観光電鉄線の歴史の中で、
最後の営業運転となる第131列車なのでした。
こちらが第131列車です。
貫通扉には「最終」の文字が入れられておりますね。
この列車が十和田市駅に到着した時が、
十和田観光電鉄の歴史にピリオドを打つ瞬間なんだな…
そんなことを思うと、急に淋しさがこみ上げてきました。
お隣に座ったお母さんがなぜか、
自分に一生懸命、幼い頃に乗った”とうてつ”電車の思い出を
話してくれたんですよ。
もう、そんな話を聞かされたら泣かずにはいられませんって。
そんな最中、今度は商工会の方が、
乗客全員に、一輪挿しを配り始めたんです。
もう、涙腺崩壊ぎりぎり。
去年の「ふれあい感謝フェア」や三沢駅でのイベント、
まるごとシャトルで旅したことなどがフィードバックしてきて…
もうダメでした。
もっともっと早く、とうてつと出会いたかったという後悔が、
気持ちに中に押し寄せます。
発車時刻が20分前に迫るころ、
ホームでは、最終列車を見送るためのオーケストラが演奏を始めました。
曲目は、ゴダイゴの「銀河鉄道999」、坂本九の「上を向いて歩こう」、
そして、いきものがかりの「ありがとう」と続きます。
演奏が終わると、発車時刻の午後9時が近づきました。
ホームでは、発車を知らせるブザーがなり響きます。
そして午後9時。
車掌さんのホイッスルとともに、
三沢駅の上空にはなんと、大きな花火が!
その後にドアが閉まると、
外では再び演奏が開始され、大勢の人たちが手を振って、
その後も沿線には、
最後の電車を見送るために、大勢の人たちが集まっていました。
寒空の中、最後の雄姿を見送るために駅にやってきたひと。
車で電車を追いかけるひと。
車内では、車掌さん(柳下さん?)による、
通過各駅の紹介が案内されておりましたが、
終点が近づくと、言葉はやがて、
感謝の気持ちへと変わってゆきます。
そして終点が近づく頃、、
今度はとうてつ社長の挨拶が始まりました。
社長、涙声で声を詰まらせていましたよね。
最後には案内の柳下さんまでも。
沿線からは「ありがとう」の声も聞こえてきます。
本当に多くの人たちに、とうてつは愛されていたんですね。
この日のことだけ見ても、よくわかりますよ。
そしてついに、電車は終着の十和田市駅に到着しました。
社員さんが総出で、ホームで列車をお出迎えしてくれました。
号泣する社員さん、そしてお客さん、交わされる花束…。
拍手で迎えられた十和田市駅。
そんな姿を残しながら、
十和田観光電鉄線は歴史の幕を閉じてしまいました。
自分は十和田観光電鉄とは約半年の付き合いでしたが、
この路線が縁で、多くのお仲間さんとも出会うことが出来ました。
そういう点では、とうてつと、
そこで勤めてらっしゃるすべての社員さんには、
感謝の気持ちでいっぱいなのです。
バス転換された後も、今までのように、
いつまでも気さくな社風の会社でいて欲しいと思いました。
去年の「ふれあい感謝フェア」のようなイベント、
またいつか実現して欲しいですね。
ありがとう、十和田観光電鉄!












