休みの日にセーターを買いに出かけました
お気に入りの暖かいセーターはどれも年季が入っており
今年はカシミヤセーターを1枚奮発しようと探しにいったのです
お気に入りのお店を見て回わり
目的のお店の隣の店先にマネキンが着ていたセーター
コートの襟の部分からちらっと見える
タートルに目が奪われしばし眺める
「なんか素敵な色やなぁ」
果てしなく黒に近いグレーなので
真黒とは違うところが魅力的
プレートの値段を見ると
8万1千円
「ひゃーええ値段やなぁ」
「これは手がでーへん」
でも興味本位でお店に入り吊るしを
触ってみたら
なーるほどこの上なく柔らかく優美である
他にも同じデザインで少しだけ
カシミヤ混を触ってみると差は歴然
「良かったら着てみられませんか」と
美人の店員さんに勧めらても
「着たら買いたくなるからあかんわ」
「でも素敵よなぁ、このセーター」
美人の店員さんは、カシミヤ混入りのそれを着ていて
とっても良く似合っていた
私もカシミヤ混なら買えそうなので
試着するとまずまず気にいった
でも私が求めているものはこれから
先長く着たいカシミヤセーターだ
あれこれセーター談義を店員さんと交わして
勧められカシミヤセーターを試着した
この中年のおばさんのボテボテの体を
この上なく優しく包んでくれる
肌に触れているのか否か分からない程の
ソフト感
肌とカシミヤの間に挟まれた空気が暖かい
その日私はカシミヤを着ていたのだが
そこまでは感じなかった
「私の体が包まれてるみたいやわぁ」
と思わず口から漏れた
「脱ぎたくなくなる、ずっと着ていたい」
幸福な気持ちになったのだ
セーターに8万円は初体験
手入れを丁寧にすれば顔映りの問題
もあるだろうが10年は着れそうだ
1日着て1日休ませるを続ければ
1回のコスパは200円にもならない
暖かいので寒さで肩に力が入る事もなく
体が縮こまる事もないだろう
暖房の温度も2度は下げらるんではないだろうか
何よりも
着る度に心地よく幸せな気分になれ
それを日常的に味わえるのだ
単純にセーターに8万円は高い!
けれどそれなりの値段がしてもおかしくはない
それがこのセーターの価値なんであろう
しかし
悲しいかな私には持ち合わせが無かった
「残念だけれど今は買えないわ」と言って店を出たのです
店を出てからも頭から離れず
でも無い袖は振れません
いつか買える日が来るように
先に洋服ブラシを買って準備をしておこう
下、ユニクロ3年選手
中、日本製13年選手
上、新人
8日に第6回のコラムは更新されました
このまま引き続き読んで頂くと嬉しいです
おかげ様で重版致しました!



