以前、異常なほどの感情の昂ぶりをみせた

じいさんだが


         
         
 



最近は急に怒り出すこともなく、

実に落ち着いている。



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これで、金銭感覚もしっかりすれば

ねぇ・・・。





そのほかにも心配はある。



じいさんの病気から来る『ふらつき』



2階に常時居るじいさんは



たびたびひっくり返って

すごい物音をたてる。




様子を見に行くと



しりもちをついている。




捨てても捨ててものゴミの部屋

足元が悪いからなおさらなのだが・・・。


アタマを打ったり、大腿骨を骨折したらと思うと

かなり心配。


2階に居ること自体ありえないのだが

まだ共にあらためる気配はない。





そんなじいさん、

3年前のすごい武勇伝(・・・というのか?)

がある。



その日、ワタシは所用で外出中。

まだ認知症の症状もあまり出ていなかったばあちゃんは

絵の教室に行っていた。


家にはじいさんだけ。

当時じいさんはまだうつ病の治療中。

よく眠れないということで睡眠薬を病院から処方してもらっていたため

病気の作用というより、くすりのせいで今よりフラフラが強かった。




と、ワタシが出向いている先に電話がかかって来た。

(今もそうだが、出掛ける時は必ず行き先は伝えるようにしている。)



電話に出るとじいさん本人

そして開口一番

話を聞くと


居間で、ふらつきガラスに手を突いたら

ガラスをぶち破って外に落っこちたと・・・。



ぬ・ぬぁ~に~


もうそれから、用事も忘れて飛んで帰った。





帰路



アタマに浮かぶのは惨状ばかり。


あとで落ち着いて考えれば

そんな状態の人間が電話かけられるワケはないのだが。



でも家に着くと




そうなっていても不思議はない状況だったのだ。



じいさんの話を改めて詳しく聞くと



テレビのリモコンを取ろうとしたところ、

バランスを失い、つかまるところがなかったので

ガラスに手をついて・・・


そこまでは覚えているのだが




「気がついたら、庭に仰向けに転がっていて

 空が見えた。」  そうで・・・。



ケガは、頭や手足にに打撲の跡。

切り傷は手を中心にそこらじゅうにあったが

それほど深くなく出血もあまりない


ガラスの割れ具合からすると

本当に奇跡だった。



一瞬気を失っていることから

頭を強く打っていることも考えられるため

その後病院に連れて行った。


先生もびっくりしていたが



「多分、体に力が入らない分、

抵抗なく落ちたのが功を奏したんだろうね。

ヘタに力が入っていたら頚動脈が切れたりして

大変なことになってたかもしれない。」


と、おっしゃってた。



じいさん強運。


頭の打撲の方は経過を見ないと

わからないと言われたが、

3年たった今でも特に問題ないので

多分大丈夫だろう。



このときはたまたま運命の女神様が微笑んでくれたけど


いつ何時どういうことが起こるかわからない。

スリリングな毎日。






  


   
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運を天に任すしかありまへんなあ。

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